広告 日本代表 男子

ネーションズリーグ2021第3週レポート 疑問の残るアルゼンチン戦

2021年6月13日

VNL2021男子大会も第3週が終了しました。日本代表はオーストラリア、イタリア、アルゼンチンの3国と2度目の3連勝をかけて戦いました。

第3週の日本代表の戦い

⑦vsオーストラリア 〇3-1 (25-18, 21-25, 28-26, 26-24)

スパイクを放つ石川 Photo by FIVB

1セット目のスタメン(サーブ順)

日本
S藤井、OH石川、MB李、OP清水、OH高橋藍、MB小野寺、L山本

オーストラリア
OHスミス、MBオデア、OPグラハム、OHテイラー、MBモーテ、Sドサンジ、Lペリー

正直もっと楽に勝てると思っていました。確かに1セット目は中盤以降攻めのサーブで突き放して楽にセットを取ることができましたが、2セット目以降はずっと苦しい展開でしたね。

2セット目は最初のテクニカルタイムアウトは8-4と大きくリードして迎えたものの自分たちのコンビミスなどから追いつかれ、そこから相手のOHスミスの豪快なフォームからのスパイクなどで逆転を許してセットを落としました。このセットは高橋藍が攻撃面でかなり苦しんでいました。

オーストラリアの得点源スミス Photo by FIVB

3セット目は序盤からオーストラリアペース。日本は引き続き高橋藍、そして清水の決定率が上がりません。清水にいたっては、センターラインの踏み越しを2度もやってしまいます(オーストラリアの監督よく見てた)。でもやっぱり石川は凄かった。先にセットポイントを握られますけが石川の活躍で28-26でギリギリこのセットを取りました。李・藤井のホットラインもよかった。やっぱり早い!

4セット目は高橋藍に代えて攻撃力のある高梨を起用。でもオーストラリアがノリノリ。日本はサーブやアタックのミスが多く連続得点が取れません。藤井の踏み越しにもチャレンジをかまされてしまいます。清水に代わって入った大竹もロシア戦以降はいつもの大竹なので途中で清水に戻されます。セカンドテクニカルタイムアウトの時点で13-16の3点差で、「オーストラリアとフルセットなんてやめてくれよ~」って感じでした(笑)。その後点差は詰めましたが、23-24と先にセットポイントを取られます。ひとまず李のクイックでサイドアウトを取るとあとはやはり石川。もう最後は石川にしかトスが上がりませんでした。このような場面でも石川はフェイントやリバウンドを織り交ぜるなど冷静にかつ確実にポイントを奪ってチームの期待に応え、日本が26-24で第4セットを取りこの試合に勝利しました。

なんとか勝ち点3を獲得できた日本でしたが、今大会最下位のオーストラリア相手の試合としてはやはりもう少し楽な展開にできなければいけなかったと思います。改めて石川のすごさに気づかされた反面、石川(と西田)以外のサイドアタッカーの得点力不足が少し浮き彫りになった試合でもあったと思います。

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