【ポーランドから日本まで2カ月かけて帰る旅②】ウッチへ寄り道、さらばアダムくん

ワルシャワを後にした僕はまっすぐワルシャワ空港には向かわず、電車で1時間半ほど離れたウッチ(ポーランド語では"Łódź"と書きます、読めない)に住んでいるアダムくんを訪ねました。

手に持っているのはバター

アダムくんは留学時代からの友人で、今回のワルシャワに滞在中も大変にお世話になりました。もうかれこれ8年の付き合いになります。

アダムくんはとにかくいいやつすぎるのでポーランドで何かあれば彼を頼りました。また彼はお医者さんでもあるので体の不調が少しでもあれば彼に相談し、場合によっては処方箋も書いてくれました。もう完全にポーランドのかかりつけ医です。

身長も193cmとめちゃ高いです(残念ながらバレーボールはプレーしません)。178cmの僕は常に彼から見降ろされます。僕はつむじ周りが少しだけ薄いのですが、それも彼からは丸見えなのです。

ウッチの駅は比較的新しく大きい駅ですが、構内にお店がほとんどないのでいつも少し寂しさを感じます。夕方にウッチ駅で合流して、彼の運転するマツダ車で小腹を満たしに行きます(ポーランドでも日本車は人気です)。

ちなみにアダムくんはもともと日本語を勉強していたので少し日本語を解します。また日本のアニメ・漫画にも精通しています。お気に入りの作品は「もののけ姫」「コクリコ坂から」「攻殻機動隊」だそうです。ワンピースは空島で止まっています。

この日食べたパオはとても美味しかったです。

揚げだタコと米、甘辛ソースがサンドされています

でもこのそれほど大きくないパオが1個約1000円。物価上昇+円安でポーランドが物価安いだなんてもう言ってられなくなりました。

翌日、日中アダムくんはふつうに仕事だったので、僕はアダムくん宅でもろもろ作業をしておりました。そして夕方から一緒に今度はアダムくんの実家に向かいます。ご実家に行くのは恒例行事です。

アダムくんのお母さん手作りの「オビヤド」をいただきます。オビヤドは直訳するとランチとなりますが、ポーランドのオビヤドは夕方(だいたい午後4時前後)に食べるその日一番のごちそうです。ポーランドでは伝統的に朝早くから昼食をはさまずに働き、早めに仕事を終えた夕方にしっかりとした食事を取り、夜は軽く済ませるという文化があります。ただし現代では日本と同じようにお昼にランチを食べて、夜にがっつりディナーを食べる人も珍しくないです。

この日は「コトレット」という、いわゆるポークカツレツをいただきました。

まちがいなくウマい

ポーランド料理は基本的にどれも美味しいのですが、やはり家庭の味がいちばんです。ただポーランドのお母さんはサービス精神旺盛なので、「もっと食べれるでしょ?」と言わんばかりにお代わりをどんどんくれます。そのおかげで毎回お腹パンパンになります。

この日アダムくんの実家はちょうど家に子犬を2匹迎えたばかりということだったので、食後の運動がてら一緒に遊びました。

バカ可愛い!!!

最高の癒しとなりました。

そうしてこの日はアダムくんの家に帰り、翌朝お別れをしました。「何かあってはいけないから」と元々持っていくつもりのなかった薬(解熱剤や下痢止めなど)を渡してくれるなど、やはり今回も彼はナイスガイでした。本当に彼からはいろいろもらいっぱなし、僕は逆に何かギブできているのだろうかと考えさせられてしまいます。しかし日本の外にこんな素敵な友達がいることに改めて感謝です。

ありがとう!またね!!

Dziękuję bardzo! Do zobaczenia!!

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