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宮浦健人ニサ、ベウハトフに大逆転勝利で4連勝!

2023年1月5日

ポーランド男子バレーボールリーグ(プルスリーガ)第18節、宮浦健人所属でリーグ6位のニサは現地時間12月30日(金)にアウェイで同8位のベウハトフと対戦し、3-2(20‐25, 21-25, 25-16, 25-21, 15-12)で勝利しました。

宮浦健人はこの試合1, 2セット目にリリーサーバーとして出場しましたが、得点はありませんでした。

第1セットスタメン

ニサ

OH:エルグラオウイ(モロッコ)、ゲルジョット(ポーランド)
MB:ゼルバ(アルゼンチン)、アブラモヴィッチ(ポーランド)
OP:ベンタラ(チュニジア)
S:シュチューレク(ポーランド)
L:デムビエツ(ポーランド)

ベウハトフ

OH:コーイ(オランダ/イタリア)、ランツァ(イタリア)
MB:クウォス(ポーランド)、ビエニエク(ポーランド)
OP:アタナシェヴィッチ(セルビア)
S:ウォマチ(ポーランド)
L:グルシュチンスキ(ポーランド)

※ポジション:OH=アウトサイドヒッター、MB=ミドルブロッカー、OP=オポジット、S=セッター、L=リベロ

この試合のスタッツはこちら

試合レポート

ニサはこの日は本来スタメンのクファソフスキが体調不良だったため、外国人枠の関係から本来控えセッターのシュチュ―レクをスタメンで起用しました。

第1セット、ベウハトフはポーランド代表ミドルビエニエクのサーブから、こちらもポーランド代表ベテランミドルのクウォスがブロックとクイックを連続で決めると、更にOHコーイのスパイクも決まり2-5とベウハトフが序盤からリードを広げます。

しかしニサもここからOPベンタラのスパイクやMBゼルバのブロックなどでじわじわとブレイクを重ねて12-9と逆転に成功します。

そこから終盤にかけてサイドアウトが続きますが、ベウハトフがOHコーイのサーブからエース2本を含む3連続ブレイクで19-21と逆転すると、更にMBクウォスのサーブからMBビエニエクのブロックなどで連続ブレイクを決め、20-25でこのセットを取ります。

第2セット、序盤からMBビエニエクのサーブが走って1-5とベウハトフが一気にリードを広げます。

ニサもすぐさまOPベンタラのスパイクやサーブでブレイクを取って5-6と1点差にしますが、そのベンタラのミスから再び連続得点を許して5-10とベウハトフが近づかせません。

その後もニサが詰めてもベウハトフが再び突き放すという展開が続き、ニサは終盤でも18-20と2点差まで追い上げますが、MBビエニエクがブロックとサーブで立ちはだかって19-23となると、最後はOPベンタラのサーブミスでベウハトフが21-25でこのセットも取ります。

第3セット、あとがないニサは不調だったOHゲルジョットに代えて、ポーランド代表経験もあるベテランのOHブシェクをスタートから起用します。

序盤からお互いサイドアウトの応酬となり、ニサはOHエルグラオウイ、ベウハトフはOPアタナシェヴィッチを中心に得点を重ねて11-10まで進みます。

そこからOHエルグラオウイのサービスエースなどでニサが14-10とリードを広げると、更にOHランツァが3連続でアタックミスするなどして20-13とニサの7点リードでセット終盤に入ります。

そこからもSシュチュ―レクのブロックなどで更にニサが点差を広げ、最後はベウハトフのサーブミスで25-16としてこのセットをニサが取ります。

第4セット、OHブシェクのサービスエースでニサが1点目を取ると、その後Sシュチュ―レクにもエースが出て5-2とよいスタートを切ります。

ニサはアタックでもOPベンタラとOHエルグラオウイが好調をキープして得点を量産。

その後OPベンタラのサーブ時にエースを含む2ブレイク、更にOHブシェクのサーブでも3ブレイクしてニサが14-6と大きくリードします。

ベウハトフもOPアタナシェヴィッチのサーブからMBクウォスらが決めて4連続ブレイクで17-15と2点差まで追いつきますが逆転までは至らず、最後はSシュチュ―レクのサービスエースで25-21でこのセットもニサが取って試合はタイブレークに入ります。

第5セット、スタートからMBビエニエクが強烈なサーブでエースを奪うと、その後もサーブでニサを攻め立てて計3本のエースを含む5連続ブレイクで0-5とベウハトフが一気にスタートダッシュをかけます。

ニサもその直後MBゼルバのブロックなどで3-5としますが、MBクウォスにもブロックが出るなどして5-8でベウハトフが3点リードを保ってコートチェンジになります。

しかしそこからニサが怒涛の反撃を開始。

OHエルグラオウイの緩急をつけたサーブが相手を揺さぶり、そこからOPベンタラのカウンターアタックなどで3連続ブレイクを取って9-8とニサが逆転に成功。

更にOPベンタラが2本連続のサービスエースを決めるど3連続ブレイクで14-11と一気にマッチポイントを握ると、最後もOPベンタラがしっかりと決めきって15-12でニサがこのセットを取り切り、フルセットの大逆転で2022年最後の試合を勝利で飾りました。

MVP:OPワシム・ベンタラ(35得点(うちサーブ5、ブロック1)、アタック決定率63%)

宮浦はこの試合1, 2セット目にリリーサーバーとして出場しましたが、得点はありませんでした。

これでニサは通算10勝8敗32ポイントで暫定5位に浮上。

次節は現地時間1月8日(金)17:30(日本時間翌1:30)から、ホームで同15位のラドムと対戦します。

前半戦のレポートはこちら↓

感想など

この日は現地取材でした!

当日イタリアからポーランドに帰国したわけですが、その飛行機が遅延となり、この日のベウハトフ会場への到着も大幅に遅れました。

僕が着いたときにはすでに1セット目が終了していました。

年末だからかやや空席が目立ちます。

この日は友人と来ていたので客席から。チケットはちゃんと買いました。

しかしそんな中ニサファンの多さが目立ってました!

ニサからベウハトフはそんなに近くはないのですが(バスだと片道3時間)フルメンバーかと思わせるくらいの応援団でした。

やっぱりニサファンはアツい。

まあスクラ・ベウハトフ(以下スクラ)も人気と伝統あるクラブですので、応援団はもちろん負けてませんでした。

試合に関してはニサは1セット目取られ、2セット目も取られてなんかもうストレート負けするんじゃないかという勢いでしたね。

点取り屋のゲルジョットが抑えられていて、更にサーブレシーブが安定せずに苦しい状況でした。

またメンバーも万全じゃありませんでしたし、内心遅れてきたけど2セットだけ見て帰らなきゃいけないのかと思っていました。

スクラはニサとは対極的に両MBがスパイク・ブロック・サーブでバンバン得点してくるチームで、この試合も2セット目まではうまいようにやれてしまってましたね。

特にビエニエクなんかは、今や本当にシモンやムセルスキーにも並ぶ怪物ミドルですね。

スパイク、ブロック、そして何よりサーブであれだけプレッシャーを与えられるミドルは本当に凄いです。

ビエニエクのサーブ、構えている段階から怖い

ただただ脅威でしかない。

ニサにもそうですけど、日本代表にもこんなミドルほしいなと思いながら見てました(笑)。

しかし第3セットでゲルジョットに代えて宮浦とも仲良しのブシェクにOHを代えてからはレセプションが安定し始め、それに伴いサーブも走って3, 4セットと一気にいきましたね。

この日はMVPだったベンタラに加えてエルグラオウイも絶好調でスパイク、サーブでバンバン得点してくれていました。

正にアフリカン祭り!!(笑)

でも3セット目からリリーサーバーで宮浦ではなくセッターのズコウスキが使われ始めたのはちょっと悲しかったかな…。

しかしこの勢いのまま5セット目もすんなりいけるのかと思いきや、立ちはだかる巨人ビエニエク。

5連続ブレイクて、第5セットにいきなり5連続ブレイクて。

ヤバすぎるビエニエク、ラスボス感半端ない。

これは普通もう絶望的ですよ。

15点制の第5セットで0-5だともうほとんどの場合負けです。

僕も見ながら「ああ、終わった…」ってなっちゃってました。

でもニサの選手たちは諦めていなかった。

ここでも見せてくれたのは2人のアフリカン。

エルグラオウイがサーブで道を切りひらいて逆転すると、ベンタラがそこから2連続エースでベウハトフに追い打ちをかけてのゲームセット!!!

ニサにもベンタラというラスボスがいたことを忘れていました(笑)。

宮浦含めニサベンチも第5セット終盤から得点するたびに飛び出してきてなんかもうノリノリで、最後の方は見ていて楽しかったですね(笑)。

勝利に沸き上がるニサメンバー

いやいや本当に怒涛の大逆転劇でした!!!

スクラファンは大撃沈でしたが…。

こういうことがあるからバレーボールはおもしろいですね!

スポールは何が起こるか本当にわからない。

試合後にインタビューした宮浦もこの逆転劇に驚いていた様子でした。

ニサはこれで4連勝で一時期の悪い雰囲気を本当に払しょくできているように感じました。

2023年もこの勢いで突き進んでプレーオフ進出を果たしてほしいところです。

あと2022年は結局オポジットとして出た試合で最後までコートにたって勝利を飾ることはできなかった宮浦。

正オポジットのベンタラは本当に凄い選手ですが、来年こそは出場チャンスを掴んでのMVP獲得を1度でいいから見せてほしいと思います!!

頑張れ!!!!

写真:PZPL、筆者撮影

宮浦選手のコメントはこちら↓

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