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東京五輪メンバーに12名対する思いを語る⑥【アウトサイドヒッター編その2】

2021年7月4日

今回でラスト、アウトサイドヒッター残りの二人です。

#17 高梨健太

高梨は、彼が高校生のときは全然知らなくて、日体大に入ってからも噂だけは聞いていたもののあまりちゃんとプレーを見る機会がなかったです。ただ世代別の代表に選ばれていたり、ポジションをオポジットもアウトサイドも両方やっていたりという情報だけは追っていました。しかしそれでもYoutubeで映像探したりとかするほど、正直注目していませんでした。日体大にも他に個人的に注目していた選手もいなかったので結果見る機会がなかったです。あ、2年時に優勝した東日本インカレは会場で見ましたけど、予定が合わず1セット途中までしか見れてなかったですね。

高梨選手、すいませんでした(笑)。

そしてやっと高梨のプレーをちゃんと見たのが去年のVリーグ(遅い)。ポーランドから来たバルトシュクレクを一目見ようと向かったWD名古屋の試合。クレクはもちろん凄かったですけど、もうひとりいいプレーをする選手がいるではないですか!それが高梨でした。スパイクもフロント・バック関係なくパワーがあって決定率高いし、サーブもよい。サーブレシーブも崩れない。高梨、こんないい選手だったんだ。今まで存在を知っていながらノーマークにしていた自分を恥じました(笑)。

なので今年の日本代表入りも全然驚きはなかったですね。そして代表に入ってからも高梨へのいい印象は見ればみるほど高まる一方です。今年の中国との親善試合や紅白戦においては、同じく代表デビューだった高橋・大塚の大学生コンビに注目が集っていたのでメディアでもやや不遇な扱いを受けていましたが、それでもコートに立てば素晴らしい活躍を見せていました。このときは特にサーブにい印象を受けました。その後のVNLでは、オフェンス面での活躍がとても光っていて、ラリー中のハイセットを決めるなど勝負所で得点をする場面が多くみられました。大会中盤以降は、オフェンスが不調な高橋に代わって前衛で出るというパターンも増え、終盤では石川と対角でスタートから出る試合もありました。また石川がいないときは主にポジション2に入っていましたが、サーブレシーブでも大きく崩れることが少なく安心して見られました。今大会を通して一番監督・スタッフの評価を上げたのがこの高梨なんじゃないかと思います。それほどに大学生コンビ負けない素晴らしいパフォーマンスを見せてくれていました。「大学生には負けてられない」といった気概がプレーに表れているようにも感じました。コートに出たら必ず仕事をしていましたね。石川の対角争いは、高橋藍が一歩リードしていますけど、この男もジワジワ迫ってますよ。どっちになるんでしょうかね~。それはオリンピック本番でのお楽しみですね!!

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