東京五輪メンバーに12名対する思いを語る⑤【アウトサイドヒッター編その1】

今回はアウトサイドヒッターその1です!

#19 大塚達宣

大塚は中学3年時のJOC杯でJVA・JOCカップ(その世代の最も将来有望な選手に贈られる賞)を獲得していたのでそのくらいから名前だけは知っていて、かつパンサーズジュニア出身ということで「珍しいな~」と思いながら気になっていました。その後洛南の1年生のときに春高に出てますが、この時の映像での記憶はあんまりないんですね。ただ月刊バレーボールで「1年生カルテット」のひとりとして取り上げられていたので、「JOCのMVPと優勝チーム(滋賀選抜)のエースが一緒に洛南にいったんやな~」という印象でした。そしてそのままプレーをよく見る前に高3の早生まれまでが出られる西田も参加したアジアユースの代表に高1ながら佐藤(現東海大)と共に選ばれていて、かつスタメンで出てチームも優勝していて「本当に凄い選手なんだな、身長もすでに192㎝でレシーブもできるらしい。早よ見てみたい」という気持ちになっていました。

それからちゃんと見たのは2年時の春高予選決勝ですね。第2セットが41-43、その他のセットもすべて25-23というスコアで洛南が辛くも東山に勝利した大接戦となった試合です。洛南は大塚・垂水(現筑波大)のダブルエースと紹介されてはいたもの、やはり勝負所ではたとえ後衛にいたとしても大塚にトスが上がっていたことからも大塚へのセッターの信頼が絶大であることが伺えましたし、実際得点も量産していました。対角の垂水の方が一見プレーは派手ですが、ミスが多く安定感にかける一方、大塚はなんか地味ですが攻守ともに堅実でミスが少なく安定感抜群。そしてなおかつ長時間の熱戦で仲間たちが脚をつったりするなかでも最後までスパイクを打ち込み続けたタフさもありました。これらの印象は今でもほとんど変わっていません。その中でも高いレベルでの安定感、波の少なさというのは特にスバ抜けているなと思っていて、高校生ながらフレッシュというより玄人みたいな選手だなと思っていました(笑)。

当時からシニア代表での石川の対角に誰を置くか問題はあって、柳田はサーブ・スパイクはいいけどブロックとレセプションに不安がある、福澤はサーブが弱くて攻撃にも安定感がない。でも大塚はそこに上手くはまるんじゃないかと、身長もあるし攻守のバランスもいいし安定してる。早よシニア代表で試せと(笑)。彼が高3くらいのころから思い続けて、やっと今年デビューしてくれました。いやー待ちましたよ。もっと早くてもよかったと思うけど、ひとまず出てきてくれてよかった。それからはVNLでもそこまで大きく崩れることはなく期待どおりの活躍をみせてくれたんじゃないかと思います。現段階では同時期デビューした高橋藍や高梨に比べてやや差をつけられてしまっている印象もありますが、オポジットを任されるなどポテンシャルの高さもアピールできているんじゃないかと思います。これからフィジカルもスキルももっと大きくなっていくことでしょうし、まだまだ挽回できるでしょう。あとサーブももっと強くなるといいですね。

素敵な笑顔も持っているし、東京オリンピック、そしてその後の活躍も期待の選手です!

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