海外バレー選手紹介その8 アントワーヌ・ブリザール

バレーボール
Photo by CEV

今、フランス代表セッター、アントワーヌ・ブリザールの評価が絶賛右肩上がり中だ。所属していたポーランド、プルスリーガのワルシャワを2年連続でリーグ2位に導き、今期2020/21シーズンからは、ロシアのゼニト・サンクトペテルブルグでプレーする。ハイレベルかつ外国人選手枠が2つしかないロシアリーグに呼ばれたら、それだけで一流選手の証と言っても差し支えないだろう。またナショナルチームでも今年は素晴らしい活躍をした。年明けに行われた東京オリンピック欧州予選準決勝にてスロベニアに0-2となったところでトニウッティに代わって出場。見事チームを逆転勝利に導き、続く決勝でもそのままトスを上げ、東京オリンピック出場権獲得に大きく貢献した。そう、今彼は乗っている。

ブリザールは、アンダーカテゴリーから順調に育ち、世界ユース選手権では準優勝とベストセッター賞を受賞している。その後、2012~15年までパリ・バレー、15年~17年までトゥールーズでプレーした。このフランスリーグの5年間でリーグ準優勝4回、カップ戦優勝1回、またCEVカップでの優勝も経験している。これらの経験を経て、2017/18シーズンからポーランドのワルシャワに移籍。同じフランス人のアンティガの指揮のもと、1年目は8位止まりであったが、2年目は2位と躍進。3年目だった昨シーズンは、新監督に名将アナスタージを迎え、国内リーグ及びチャンピオンズリーグを戦った。プルスリーガは最終的に新型コロナウィルスの影響で中断され、再び2位という好成績でリーグを終えた。

フランスのシニア代表には、リオ五輪明けの2017年から参加。フランス代表にはキャプテンで絶対的セッターのトニウッティがいるため、しばらく彼のバックアップあるいはワンポイントブロッカーといった起用をされていた。しかし、近年は先述のとおり大事な場面での出場も増え、かつ結果も残している。2013年以降から半数は変わらないフランス代表のマンネリ化を防ぐうえでのいいアクセントとなっているともいえるだろう。

ブリザールは、その日調子のよい選手を上手く生かしたゲームメイクが得意で、どんな状況にも対応できる柔軟性を持ったセッターだと感じる。またブロックやサーブでも点をとれるセッターとしても非常に魅力的だ。特にフランス代表には待ちに待った実力派の大型セッターである。2024年のパリ五輪のときには、もしかしたらトニウッティと立場が逆転しているかもしれない。いや、そうなってもらわねば困る。

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アントワーヌ・ブリザール(Antoine Brizard)
1994年5月22日生(26歳)/フランス・ポワチエ出身/身長195㎝/体重96㎏/最高到達点346㎝/セッター/ゼニト・サンクトペテルブルク所属/代表歴 2017-

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