現地時間10月6日(日)、イタリアセリエA1前半第1節で関菜々巳所属のコネリアーノはブストアルシーツォと対戦し3−0(25-15, 25-22, 25-14)で勝利しました。
昨季4冠女王のコネリアーノは第1セットからOPハーク(スウェーデン)やOHラニアー(アメリカ)らで得点を重ねたほか、ブストアルシーツォにミスが多く試合を有利に進めました。2セット目についてはOHピヴァ(イタリア)らの活躍で中盤までブストアルシーツォがリードしていましたが、終盤でミスが重なりコネリアーノが逆転に成功しました。
S関は2セット目と3セット目に2枚替えで出場。2セット目は相手にリードをされる場面でしたがアタッカーの高さを生かしたトスで逆転のきっかけを作り、3セット目は自らのサーブで4連続ブレイクを決めて試合終了までコートに立ちました。イタリア1年目のリーグ初戦とは思えない堂々としたプレーでしたし、映像を見る限りコミュニケーションもよく取れているように見えました。
コネリアーノはチーム7年目でキャプテンのヴォウォシュ(ポーランド)が絶対的スタメンセッターとして君臨しているので石川や福留と比べると出場機会は少ないと思いますが、関も大きな成長を遂げてくれる予感がします。チャンピオンズリーグの格下との試合ではスタメン出場の機会もあるでしょうし、このまま頑張ってほしいと思います。
しかしやはりコネリアーノは強い。サイドには上記の2人に加えてブラジル代表キャプテンのOHガビもいますし、先日中国代表のOHシュ(テイ)も合流。隙がないです。
あとMBファー(イタリア)も半端ない。スパイク、ブロック、サーブのどのプレーも非常に強力ですし、特にスパイクの高さと角度がえげつないですね。もう完全に女性版シモンと言った感じで存在感がありすぎました。痺れます。
やはり今年も盤石なコネリアーノ。関はスーパーコッパ以外にあと金メダルを何個手に入れられるでしょうか。
コネリアーノ
スタメン:MBキリケッラ(4)、Sヴォウォシュ、OHガビ(5)、MBファー(10)、OPハーク(15)、OHラニアー(13)、Lデジェンナーロ
途中出場:OPアディグウェ(1)、S関、OHウカシク、Lバルダロ
ブストアルシーツォ
スタメン:Sボルディニ(1)、OHクンツラー(1)、MBサルトリ、OPオボッサ(13)、OHピヴァ(12)、MBファンアヴェルマート(4)、Lペッローニ
途中出場:MBハワード(2)、OHフロシーニ(2)、Sスコラ
MVP:OHカリア・ラニアー
13得点(うちサーブ1、ブロック2)、アタック効果率71.43%
S関
得点なし
詳しい試合のスタッツはこちら↓
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次戦:10月13日(日) 24:00~ vsタルマッソンス
配信:VBTV
Photo: legavolleyfemminile.it