ポーランド男子バレーボールリーグ(プルスリーガ)第20節、宮浦健人所属でリーグ5位のニサは現地時間1月16日(月)にアウェイで同4位のザクサ・ケンジェジンコジレ(以下ザクサ)と対戦し、0-3(22‐25, 19-25, 21-25)で敗れました。
宮浦健人は1、2セット目にリリーフサーバーとして出場し、サービスエース1本を決める活躍でした。
第1セットスタメン
ニサ
OH:ゲルジョット(ポーランド)、クファソフスキ(ポーランド)
MB:ゼルバ(アルゼンチン)、アブラモヴィッチ(ポーランド)
OP:ベンタラ(チュニジア)
S:ズコウスキ(クロアチア)
L:デムビエツ(ポーランド)/ ビニエク(ポーランド)
ザクサ
OH:スタシェフスキ(ポーランド)、シリフカ(ポーランド)
MB:スミス(アメリカ)、パシツキィ(ウクライナ)
OP:カチュマレク(ポーランド)
S:ヤヌシュ(ポーランド)
L:ショージ(アメリカ)
※ポジション:OH=アウトサイドヒッター、MB=ミドルブロッカー、OP=オポジット、S=セッター、L=リベロ
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試合レポート
第1セット、序盤からニサがOHゲルジョットらのスパイクで得点する一方、ザクサのOPカチュマレクとOHシリフカにアタックのミスが続いて9-5とニサが大きくリードします。
ザクサはそこからOHシリフカのサービスエースやOPカチュマレクのアタックなどで12-13と逆転しますが、ニサもOPベンタラが続けてスパイクを決めて15-13とすぐさま再逆転します。
しかしザクサはSヤヌシュのサーブからMBスミスがOPベンタラをブロックし、またOPカチュマレクがフェイントで得点するなどして4連続ブレイクを決めて16-19と再度逆転します。
その後ニサもOHゲルジョットや交代で入ったOP宮浦のサービスエースで22-22と同点まで追いつきますが反撃はそこまでとなり、最後はSヤヌシュがOHクファソフスキのスパイクをブロックして22-25でこのセットをザクサが取ります。
第2セット、序盤からサイドアウトの取り合いとなりますが、ニサはOPベンタラとOHクファソフスキにボールが集まる一方、ザクサはトスを散らして得点をしていき9-9と試合が進みます。
しかし中盤ニサのサイドアウトの場面でアタックミスが続き13-16とザクサにリードを許します。
ニサはOHエルグラオウイ(モロッコ)、Sシュチュ―レク(ポーランド)、OHブシェク(ポーランド)らを投入して流れを変えたいところでしたが、終盤にOPカチュマレクとSヤヌシュにサービスエースが出て18-24と点差が更に広がり、最後はMBスミスのクイックが決まって19-25でこのセットもザクサが取ります。
第3セット、後がないニサはOHエルグラオウイ、MBクラムチィンスキ(ポーランド)、Sシュチュ―レクをスタートから起用します。
出だしはOPカチュマレクのスパイクやサービスエースで4-1とザクサがリードしますが、ニサもOHエルグラオウイのブロックやOPベンタラのスパイクで6-6と同点に追いつきます。
さらにOPベンタラが止まらず、またMBクラムチィンスキにサービスエースが出て11-8とニサが逆転に成功しますが、そこからOHシリフカが多彩なサーブで4連続サービスエースを決めるなどして11-13とザクサが一気に逆転します。
直後にニサもOHブシェクのサービスエースなどで15-14と再度逆転しますが、ザクサも今度はOPカチュマレクのサーブから2つエースを含む3連続ブレイクで15-18として流れを渡しません。
その後ニサはOHエルグラオウイのスパイクなどで点数を重ねるもなかなかブレイクを取れず、20-24の場面でOPベンタラがサービスエースを決めて一矢報いるも、最後はOPカチュマレクのスパイクが決まって21-25でこのセットも取り切ったザクサが0-3でニサに勝利しました。
MVP:OHアレクサンデル・シリフカ(14得点(うちサーブ5、ブロック1)、アタック決定率36%)
宮浦健人はサーブで1得点の活躍でした。
これでニサは通算11勝9敗34ポイントとし、8位に順位を下げました。
次節は現地時間1月22日(日)20:30(日本時間翌4:30)から、アウェイで同2位のヤストシェンブスキ・ヴェンギェルと対戦します。
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宮浦健人選手コメント
ザクサのサーブがよかったなという印象があって、逆にこっちもいいサーブは打てていたんですけど、ミスもあったかな。自分自身もそうでしたし。そこを修正していければ…。修正と言っても、体育館も変わるので難しい部分はあるんですけど、次も大事な試合なんで、ネガティブにならずにまた切り替えてやっていければいいかなと思います。
写真:PZPL