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石川祐希MVP!ミラノ、2位モデナに逆転勝利で新年2連勝!【イタリア男子バレー】

2023年1月16日

イタリア男子バレーボールリーグセリエA後半第4節、リーグ7位の石川祐希所属ミラノは現地時間1月15日(日)にホームで同2位のモデナと対戦し、3-1(23-25, 30-28, 25-18, 25-21)で勝利しました。

石川祐希はこの試合スタメンで出場し、チームトップの20得点をあげて今季リーグ戦初のMVPにも選出されました。

第1セットスタメン

ミラノ

OH:メルガレホ(キューバ)、石川
MB:ロセル(アルゼンチン)、ピアノ(イタリア)
OP:パトリィ(フランス)
S:ポッロ(イタリア)
L:ペサレージ(イタリア)

モデナ

OH:エンガペ(フランス)、リナルディ(イタリア)
MB:サングイネッティ(イタリア)、スタンコヴィッチ(セルビア)
OP:ラグムジア(トルコ)
S:ブルーノ(ブラジル/ イタリア)
L:ロッシーニ(イタリア)

※ポジション:OH=アウトサイドヒッター、MB=ミドルブロッカー、OP=オポジット、S=セッター、L=リベロ

この試合のスタッツはこちら

試合レポート

第1セット、ミラノは味方のミスが重なり0-3とモデナにスタートダッシュを許します。

そこからミラノはOH石川のスパイクやMBロセルのスパイクとブロックなどで9-10と1点差まで詰め寄りますが、モデナがOHリナルディのサーブから自身のサービスエースなどで連続ブレイクを取って13-17と再びリードを広げます。

終盤ミラノはOH石川やOPパトリィのスパイクでブレイクを重ね、更にモデナのOHエンガペにもミスが出て23-23と同点まで追いつきますが、最後はOHエンガペのスパイク、そしてOPパトリィにタッチネットが出てしまい、23-25でこのセットはモデナが取ります。

第2セット、序盤でOH石川がOHリナルディをブロックで仕留めると、さらに長いラリーからOH石川がスパイクを決めきって4-1とミラノがリードします。

そこからMBロセルのブロックとアタックで7-2と点差を広げますが、モデナもSブルーノのサービスエースやOHリナルディのスパイク、そして石川へのお返しのブロックなどでブレイクを重ねて8-7と1点差まで詰め寄ります。

しかしその流れをOH石川がスパイクで切ると、さらにOHメルガレホのサーブからOH石川のOHエンガペを止めるブロックやダイレクトスパイクなどで15-10と再びミラノが大きくリードします。

その後お互いにアタックやブロックで点数を重ねるも23-20とミラノリードで終盤を迎えます。

しかしモデナがOHリナルディのサーブから自身のサービスエースを含む2連続ブレイクで23-23と土壇場で同点に追いつくと試合はデュースへ突入。

ミラノはあと1点のところでミスが続きましたが、その間OH石川がスパイクを決めまくり、最後も石川の渾身のサーブで直接返ってきたボールをOPパトリィが相手コートに叩き込んで30-28でこのセットをなんとかミラノが取り切ります。

第3セット、絶好調石川祐希のサービスエースから始まります。

そのあとはミラノがOH石川やOPパトリィのスパイク、モデナがMBスタンコヴィッチのアタックやブロック、Sブルーノのツーなどで得点を重ねて10-10と競ったまま中盤に差し掛かります。

しかしモデナのOHエンガペに続けてスパイクミスが出て、さらにOHメルガレホがそのOHエンガペやOPラグンジアをブロックで止めるなどして19-11とミラノがここで一気に抜け出します。

その後はモデナもサイドアウトを取れるようになりますが、サーブのミスが続いて点差をなかなか縮めることができず、最後はOHメルガレホがOHリナルディのパイプ攻撃をブロックで止めて25-18でこのセットもミラノが取ります。

第4セット、序盤からミラノはOH石川とOHメルガレホ、モデナはOHリナルディとOPラグンジアを中心に得点を重ねて11-11と競ったまま中盤まで進みます。

そこからOHリナルディのサービスエースでモデナがブレイクに成功して11-13と1歩抜け出しますが、ミラノがMBピアノの連続ブロックなどで16-14と逆転に成功します。

さらに終盤にはモデナのOPラグンジアとOHリナルディを止めるMBロセル、MBピアノ、OPパトリィの3連続ブロックも決まってミラノが23-19と4点差をつけると、最後はOH石川のキレのあるパイプ攻撃決まって25-21でこのセットも取ったミラノが3-1でモデナに勝利しました。

MVP:石川祐希(20得点(うちサーブ1、ブロック3)、アタック決定率39%、サーブレシーブ成功率30%)

石川のMVP受賞はリーグ戦初、シーズンでは年末のコッパイタリア準々決勝に続き2回目です。

これでミラノは通算8勝7敗23ポイントとして6位に浮上。

次回は現地時間1月22日(日)15:30(日本時間翌23:30)から、アウェイで同9位のヴェローナと対戦します。

前半戦のレポートはこちら↓

石川祐希選手の試合後コメント(legavolley.itより翻訳)

強豪に勝つことができてとてもうれしいです。第1セットはチームとしていいプレーができずに落としましたが、試合が進むにつれてセット毎にどんどん良くなっていきました。その結果自分たちのいいプレーをコート上で見せることができました。

感想など

ミラノ勝利&石川祐希MVPリーグ初受賞おめでとう!!

先週のシエナ戦でMVP級の活躍をみせていたにも関わらずなぜかMVPをメルガレホに奪われてしまったのでなんだかモヤモヤしていましたが、今週は無事に勝利&MVPを手にしてくれて本当によかった。

本人が公式ツイッターでもコメントしていたようにアタックに関してはいつもに比べると失点が多く、決定率も低かったですが、大事な場面での決定力が高く、試合全体としては失点の多さや決定率の低さはあまり気にならなかった印象です。

去年ピアチェンツァにまさかの逆転負けをしてしまったときに「最後まで取り切る力がもっと必要」というコメントをしていましたが、その最後を取り切る、大事な1点を取り切るというところは年末のチヴィタノーヴァ戦もそうでしたが、本当に改善されているように思います。

こういうしっかりと有言実行できているところが彼の凄さであり彼の魅力なのかもしれませんね。

あとはチーム全体としてブロックが凄かったですね!

4セット計21ブロック!!

1試合で21ブロックなんでいう数字は初めて見たかもしれません。

通常ブロックポイントは1セットに2本でも出れば上出来ですが、それが1セット平均5本以上出ているのは驚異です。

特にMBロセルがそのうちひとりで7本決めています。

ロセルはこの試合スパイクでもポッロとの息のあったコンビネーションで存在感を見せて6得点あげましたが、それよりも多い数字です。

この週の別の試合でピアチェンツァのMBシモンがミドルブロッカーなのにひとりで25得点決めてました。

ロセルとポッロのコンビは今年に入ってどんどんよくなってきている印象なので、これからもポッロにガンガン使ってもらって、いずれは彼も1試合20点くらい決めてほしいな(笑)。

逆にそんなミラノブロックの一番の餌食になったのがモデナのエンガペ。

本来ならばそうしたスパイク知っての少ない選手ですが、この試合ではかなり精彩を欠いていました。

彼の不調はミラノの大きな勝因のひとつだったと思います。

モデナの選手はリーグ戦の他に隔週でCEVカップという欧州のカップ戦にも参加していて、この日の4日前にもドイツで試合をしたばかりでした。

しかもこのドイツでの試合は下馬評的には格下相手のチームだったので、中心選手のエンガペをスタメンから外したのですが、それでは立ち行かなくなりエンガペを出したものの結果フルセットで敗れてしまいました。

本来であればエンガペを休ませたかったのでしょうが、フルセット負けを喫して肉体的にも精神的にも更に疲労をためる結果となり、それがこのミラノとの戦いでも響いたのかもしれません。

しかしそれは欧州強豪チームの宿命。

モデナはいかにエンガペ依存を抜け出せるかが今後のカギとなるでしょうね。

この試合は若手のリナルディが頑張ってましたけど、やはり失点が多いのでもっとブルーノに信頼させるアタッカーに成長しないといけませんね。

ミラノに話を戻しますが、なんだかんだでアウトサイドヒッターの組み合わせは石川―メルガレホでスタートしてあとからメルガレホのところにエバディプールを入れるというのがいちばんよさそうですね。

ただエバディプールの出場機会が少ないのは個人的には残念です。

ちょっと彼とは仲良くもなっちゃったので(笑)。

彼はミラノに来る前はポーランドで5シーズンプレーしていてポーランド大好きなので、仮に来シーズンもメルガレホと石川が残るのならエバディプールはポーランドに帰っちゃうんじゃないかななんて思ったりしてます。

あとピアノ!!

ひげ剃ってて一瞬誰だかわかんなかったよ(笑)!!!

めっちゃ若返ったね、てかピアノもイケメンですね。

とにかくモデナから貴重な勝ち点3を獲得したミラノ。

ここからヴェローナ、ペルージャと前半戦でストレート負けを喫した2チームと当たります。

特にヴェローナには雪辱を晴らしたいところなので、来週の試合も要チェックです!!

ちなみに来週は現地取材予定です!!!

お楽しみに!!!!!

写真:LegaPallavoloSerieA, PowervolleyMilano

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