インタビュー

石川祐希「率直にうれしい」「このような試合を続けられるようにしていきたい」

2022年12月31日

イタリア男子バレーボールリーグセリエAはコッパイタリアの準々決勝が行われ、リーグ前半を7位で終えた石川祐希所属ミラノは現地時間12月29日(木)にアウェイで同2位だったルーベ・チヴィタノーヴァ(以下ルーベ)と対戦し、3-1(18-25, 25-21, 25-18, 25-21)で勝利しました。

石川祐希はこの試合スタメンで出場し、チーム最多の21得点をたたき出してチームの勝利に大きく貢献し、試合のMVPにも選ばれました。

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試合後、石川祐希選手にコメントをいただきました。

ー勝利おめでとうございます。

石川:ありがとうございます。

ー今のお気持ちを聞かせてください。

石川:いやもう単純に、コッパイタリアの準々決勝でチヴィタノーヴァに勝ったので、率直に嬉しいです。

ー今日の試合を振り返ってみていかがでしたか。

石川:1セット目の出だしは悪かったんですけど、そこから切り替えて2, 3, 4と取ることができたのでよかったですし、今日に関しては、(1セット目の)前半はここ2戦、3戦くらいの敗戦がちょっと残っていて、スタート出だしは悪かったんですけど、そのあと切り替えて全員が修正できたというところが大きかったのかなと思います。

ー1セット目と2セット目の間で何かチーム全体として「こうしていこう」というような声かけなどあったんでしょうか。

石川:いや、特にチームとしては切り替えてとしか言っていないです。あと1セットは全然ボールが僕のところに来なかったので、2セット目の最初くらいにパオロ(・ポッロ)に「もうちょっとボールもってきて」というふうに話したら、ボールをもってきてもらえて。ここ、ターラント戦以外の決定率というか、僕のスパイクの感覚は悪くなかったので、それでも他の、パトリィよりも本数が少なかったりとかしたので、ここはもうちょっと個人的に本数を要求しました。

ー今日の試合は今シーズン初のMVPも取られたことからも伺えるように、いつも以上にギアを上げてプレーされているように見えました。

石川:そうですね。コッパイタリアで大事な試合ですし、昨シーズンよりもステップアップをするというのがひとつ目標ではあるので、リーグ戦は8位というなかなか良くない展開ですけど、コッパイタリアは一発勝負ですし、このように勝利することができて去年と同じステージにひとつは並んだと思います。このあとコッパイタリアの準決勝はトレントと当たるので、そこに向けてしっかり準備することも必要ですけど、まずはリーグ戦がその間に何試合か入るので、そこでこのような試合を続けられるようにしていきたいと思います。

ーコッパイタリアの準決勝と決勝は2月下旬にローマで開催ということで、羽田空港からの直行便もあり日本からも比較的行きやすい場所ですね。

石川:そうですね。年が明けてひとつ大きな試合にはなると思います。ローマにはチームもないですし、ローマでできるということは僕自身も嬉しいですし、たくさんの人に来ていただけたらなというふうには思います。

ー次の試合までにいつもより日数が空くと思いますが、ようやくオフがあったりするのでしょうか。

石川:オフは年末にあるとは思いますけど、そのあとはシエナです。順位的には僕たちより下ですけど、今年のリーグは一個でも油断したらコロっと負けてしまうチームばかりなので、もう一度気を引き締めて挑みたいなとは思います。

ーしかし今日の勝利でいいお正月を迎えられそうですね(笑)。

石川:はい。

写真:筆者撮影

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