試合レポート

止まらない龍神NIPPON!ブルガリアに3-0勝利で開幕3連勝!!

ネーションズリーグ第1週5日目、バレーボール男子日本代表はブルガリアと対戦し、3-0(25-22, 25-21, 26-24)で勝利しました。

第1セットスタメン

日本

OH:髙橋藍、石川
MB:小野寺、高橋健太郎
OP:西田
S:関田
L:山本

ブルガリア

OH:アタナソフ、ニコロフ
MB:コレフ、グロズダノフ
OP:ディミトロフ
S:セガノフ
L:ボズヒロフ

※ポジション:OH=アウトサイドヒッター、MB=ミドルブロッカー、OP=オポジット、S=セッター、L=リベロ

この試合のスタッツはこちら

試合レポート

第1セット、ブルガリアがOHニコロフのスパイクなどで5-7とリードしますが、直後にOP西田のスパイクやMB高橋のブロックなど4連続ブレイクで10-7と日本が逆転します。そこからOH高橋のスパイクなどで20-16と日本がリードを保ったまま終盤を迎えます。ブルガリアも途中出場のOPアスパルホフのサービスエースなどで20-19と1点差まで詰め寄りますが、最後はMB小野寺のクイックが決まって25-22でこのセットを日本が取ります。

第2セット、日本がOH石川のスパイクやサービスエースで連続得点を決めて5-2とリードしますが、OHアタナソフのスパイクなどで8-8とブリガリアに同点に追いつかれます。そこから両チームサイド攻撃を中心にサイドアウトを重ねて21-20まで進みます。ここで日本がOH甲斐をリリーフサーバーで投入すると、力強いサーブから切り返しでOH髙橋らがスパイクを決めて24-20と一気にセットポイントを握ります。そして最後もOH髙橋が直接返ってきたボールをブロックで叩き落して25-21で日本がセットを連取します。

第3セット、序盤は両者競った展開が続き8-8まで進みます。そこからOH石川とOP西田の連続スパイクが決まるなどして11-8と日本が抜け出しますが、MBグロズダノフのブロックやスパイクでブルガリアが連続得点を決めて15-16と逆転するとそこからは日本が追う展開になります。その後ブルガリアの連携ミスやOH石川のサービスエースで20-18と日本が再びリードしますが、ブルガリアもリリーフサーバーMBペトコフの連続サービスエースで21-22と再逆転して試合はデュースへ突入。しかし最後は日本の堅いディフェンスからOP西田とOH石川がスパイクを決めて26-24で日本が再逆転でこのセットを掴み、3-0のストレートでブルガリアに勝利しました。

これで日本はVNL予選ラウンドの通算成績を3戦3勝9ポイントとしました。

個人的MVP

日本:OH石川祐希

17得点(うちサーブ3、ブロック2)、アタック効果率33%、サーブレシーブ成功率56%

非常に迷いましたが石川に。最多得点はもちろん3セット目終盤のサービスでも流れを変えましたし、相手サーブ約半分を拾い成功率56%、ディグもチーム最多の9本、またブロックも2本あげるなど守備面での活躍も光りました。あとあの競った状況の中でしっかりとマッチポイントを決めきってくれたのも、昨年の世界選手権フランス戦でできなかった「最後の1点を取り切る」強い意志が見えてとてもかっこよかったです。いやもう流石のひとこと。

次点:髙橋藍(10得点、アタック効果率77%)

ブルガリア:OHアレクサンダル・ニコロフ

13得点(うちサーブ1)、アタック効果率33%

19歳ながらやはりそのスコアリングスキルは驚異的でした。高さもパワーも抜群。課題のサーブレシーブもかなり狙われながらもあまり崩れなかったのもよかったです。ただこの試合はサーブがそれほど走らなかったのと、2セット目終盤のここぞというときのミスがあったがもったいなかった。

感想など

もう少しブルガリアが頑張ってくれると思ったら気づけば日本のストレート勝ち。

上述の石川主将のほか、髙橋藍がアタック失点ゼロで驚異のアタック効果率77%と絶好調。セルビア戦はアタック失点がやや目立ちましたが、その課題を翌日にもう修正。この選手は本当に修正力高い。また3セット目のパイプ攻撃を決めた後にブルガリアコートに入っちゃって元チームメイトのアスパルホフとタッチしたのがなんか胸アツでした。顔は映ってませんでしたが、お互いニヤニヤしてたでしょうね(笑)。

この2人がお互いがスパイクとブロックでマッチアップしたときにバチバチにやり合ってる感もたまらなかったですね。本人たちもこの舞台で本気でぶつかれて楽しかったことだと思います。クラブチームも追っかけてるとこういうチームメイト同士のバトルって見ている方も本当に面白いです。

日本に関して言えば、特に今日の試合はブロックがよかった印象でした。実際の数字を見ても高さのあるブルガリアに対してブロックポイント5本、ラリーにつながったブロックタッチが17本とかなりの相手アタックを防ぐことができていました。小さくてもブロックが武器になるのはシステムやデータのおかげでもあるでしょう。本当にすばらしい。

それと途中出場の選手の活躍も光りました。1セット目はS1ローテのワンポイントで西田に代わって入った大塚が自らのスパイクでサイドアウトを切るという職人技を見せてくれましたし、2セット目は甲斐が好サーブで連続ブレイクを決めて2セット目の勝敗を決定づけました。また後衛で入った富田もいい仕事をしてくれていました。

今日もチームでの勝利でした。

一方のブルガリアは本当に力のある選手が多く、ニコロフや途中から入ったアスパルホフは本当に驚異的でしたが、フリーボールのパスミスやお見合い、インアウトのミスなどもったいないミスが多かったです。逆にそういうミスがなければ少なくとも1セットは取れていたでしょう。特にアスパルホフはパドヴァでのプレーを今季ずっと見ていただけにもっと頑張ってほしかったな。でもやっぱり個人的に彼はアウトサイドよりもオポジットの方が適正ありそうに見えます。

そんな惜しいブルガリアでしたが、ヨーロッパ選手権や五輪予選ではこのメンバーに加えてソコロフやカジ―スキという超人たちが加わると考えると本当に強くなりそうです。下位チーム枠だったブルガリアがこれなので、パリ五輪予選中国大会は本当に死闘ですね。ブルガリアが日本大会じゃなくて本当によかった(笑)。

次は6月11日(日)19:10からフランスとの試合になります。

若手主体の今回のフランスは1勝2敗と現在負け越しているので、日本は普通にやれば勝てると思います。ただサーブレシーブは堅いのでサーブには工夫が必要かな。

VNL第1週の対戦相手はこちらの記事にまとめています↓

次も勝って4連勝や!かんばれ龍神NIPPON!!!

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Photo: FIVB

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