試合レポート

石川祐希ミラノ、高さのヴェローナにストレートで敗れる

2023年1月23日

イタリア男子バレーボールリーグセリエA後半第5節、リーグ6位の石川祐希所属ミラノは現地時間1月22日(日)にアウェイで同9位のヴェローナと対戦し、0-3(23-25, 25-27, 21-25)で勝利敗れました。

石川祐希はこの試合スタメンで出場し、チーム2位の11得点の活躍でした。

第1セットスタメン

ミラノ

OH:メルガレホ(キューバ)、石川
MB:ヴィテッリ(イタリア)、ロセル(アルゼンチン)
OP:パトリィ(フランス)
S:ポッロ(イタリア)
L:ペサレージ(イタリア)

ヴェローナ

OH:ケイタ(マリ)、モジッチ(スロベニア)
MB:コルテシア(イタリア)、グロズダノフ(ブルガリア)
OP:サポジュコフ(ロシア)
S:スピリト(イタリア)
L:ガッギーニ(イタリア)

※ポジション:OH=アウトサイドヒッター、MB=ミドルブロッカー、OP=オポジット、S=セッター、L=リベロ

この試合のスタッツはこちら

試合レポート

ミラノはここ2試合続けてスタートから起用していたMBピアノ(イタリア)に代えて、3試合ぶりにMBヴィテッリをスタメンで起用しました。

第1セット、序盤からヴェローナがOHケイタのサーブがミラノレシーバー陣を襲い、サービスエースやOPサポジュコフのブロックなどで4連続ブレイクをあげて3-8と一気にリードを広げます。

その後ミラノもMBヴィテッリのブロックなどで連続ブレイクに成功しますが、ヴェローナもMBコルテシアがOH石川を止めるなどして7-12と点差を詰めさせません。

しかしOH石川のサーブからOPパトリィがダイレクトスパイクとブロックで得点を決めて11-13と2点差まで詰めると、そこからミラノはOH石川らサイド3人を中心に得点を重ね、一方のヴェローナは高さのあるOPサポジュコフとOHケイタのスパイクで得点していきます。

終盤でOPサポジュコフのスパイクミスにうより23-23とミラノが同点に追いつきますが、直後にOサポジュコフがスパイクを決めきり、さらにSスピリトのサーブから直接返ってきたボールをOHケイタがミラノコートに叩き込んで23-25でこのセットをヴェローナが先取します。

第2セット、序盤はMBロセルのサービスエースやOHメルガレホのアタックとエースなどでコンスタントにブレイクをし続けたミラノが8-5とし、さらにOH石川のアタックが続けて決まり11-7とリードを広げます。

しかしOPサポジュコフのサーブからOHモジッチのスパイクやMBコルテシアのブロックでヴェローナが12-11と1点差に迫ると、その後OH石川がMBグロズダノフのブロックに続けて捕まり18-18と同点に追いつきます。

さらにMBコルテシアが連続でクイックを決めると、直後にブロックでもOPパトリィを仕留めて22-23とヴェローナが逆転。

そこから互いに1つずつブレイクを取り合ってヴェローナ先行でデュースに突入し、最後はOHモジッチが切り返しから力強いアタックを決めきって25-27でこのセットもヴェローナが取ります。

第3セット、あとがないミラノは1、2セットともに途中からOHメルガレホに代えて投入していたOHエバディプールをスタートから起用します。

序盤ミラノがOH石川やMBヴィテッリのスパイクでサイドアウトを取っていきますが、サーブミスが続いてブレイクできず7-7と点が開きません。

しかしヴェローナがSスピリトのサーブからMBグロズダノフがダイレクトスパイクを決め、さらにOPサポジュコフのスパイクやMBコルテシアのブロックなどでコンスタントにブレイクを重ねて12-17と中盤で点差を広げます。

直後にミラノもOH石川のサーブから事実上のサービスエースを含む2連続ブレイクで15-17と2点差まで詰め寄り、終盤でもOHエバディプールがサービスエースを決めますがヴェローナの勢いを止めることができず、最後はOPサポジュコフの高さのあるスパイクが決まって21-25でこのセットもとったヴェローナが0-3でミラノを下しました。

MVP:OHノーモリー・ケイタ(15得点(うちサーブ1、ブロック1)、アタック決定率72%)

石川祐希は11得点、アタック決定率58%、サーブレシーブ成功率27%でした。

これでミラノは通算8勝8敗23ポイントとして7位に順位を下げました。

次回は現地時間1月28日(土)16:00(日本時間翌0:00)から、ホームで首位のペルージャと対戦します。

前半戦のレポートはこちら↓

石川祐希選手コメント

前半から相手にリードされる展開が多かったですし、ブロックに捕まるケースがチーム全体として多かったので、そこで相手にリズムを渡してしまったなと言うのが今日の反省点かなというふうには思っています。

ペルージャもブロックが高いですし、サーブが非常にいいチームなのでサーブレシーブとサーブ、こちらもミスが多かったので、サーブレシーブが大事になってくるのかなと思います。

写真:PowervolleyMilano

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石川選手のコメント全文はこちら↓

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