コラム

東京五輪出場国登録メンバーまとめ

2021年7月7日

プールB

ブラジル

世界ランキング1位

#1 ブルーノ・レゼンデ(C) S 34/ 190/ 323 モデナ(イタリア)
#5 マウリシオ・ボルゲス OH 32/ 199/ 335 ヴィボ・ヴァレンティア(イタリア)
#6 フェルディナンド・クレリング S 25/ 185/ 319 サダ・クルゼイロ
#8 ウォレス・デソウザ OP 33/ 198/ 344 サダ・クルゼイロ
#9 ヨランディ・レアル OH 32/ 202/ 361 モデナ(イタリア)
12 イサック・サントス MB 30/ 208/ 339 サダ・クルゼイロ
13 マウリシオ・ソウザ MB 32/ 209/ 344 ミナス
14 ドグラス・デソウザ OH 25/ 199/ 338 ヴィボ・ヴァレンティア(イタリア)
16 ルーカス・サートカンプ MB 35/ 209/ 340 ヴォレイ・レナータ
17 タレス・オッス L 31/ 190/ 320 タウバテ
18 ルカレッリ・ソウザ OH 29/ 196/ 348 チヴィタノーヴァ(イタリア)
21 アラン・ソウザ OP 27/ 202/ 336 ケメロヴォ(ロシア)

監督: レナン・ダルゾット

15大会連続15回目。前回優勝の絶対王者。過去4大会はすべて決勝まで進んでいます。21世紀の男子バレーは今日まで正にブラジルの時代です。VNL2021でも見事優勝し、東京オリンピックも死角はありません。キャプテンのブルーノは今回で4大会連続の出場。34歳とセッターとしては正に円熟期を迎えています。またメンバーの半数以上が30歳以上のベテランプレイヤーばかり。確実な連覇を狙ってきています。しかし個人的にはそろそろ新しい時代の幕開けをみたいところ。どこかブラジルの決勝行きを阻むチームは現れるでしょうか。

チュニジア

世界ランキング16位

#2 アハメド・カディ MB/ 32/ 199/ 345 チュニス
#3 ハレド・ベンスリメネ S/ 27/ 196/ - チュニス
#6 モハメド・ベンオメトン OH/ 30/ 188/ 315 チュニス
#7 エリエス・カラモスリOH/ 31/ 198/ 330 スファックス
#9 オマル・アグレビ MB/ 28/ 205/ 325 スファックス
10 ハムザ・ナガ OP/ 31/ 191/ 335 チュニス
11 イスマイル・モアラ OH/ 32/ 195/ 324 -
12 マハディ・ベンシェイク(C) S/ 42/ 183/ 318 チュニス
13 セミル・ムレバキ MB/ 25/ 198/ 320 チュニス
15 ワシム・ベンタラ OP/ 24/ 204/ 365 ニーサ(ポーランド)
19 アイメン・ブジェラ OH/ 19/ 198/ - ナルボンヌ(フランス)
20 サデム・フミシ L/ 30/ 186/ 312 チュニス

監督:アントニオ・ジャコッペ(イタリア)

2大会ぶり7回目。近年はエジプトを退いてアフリカナンバーワンの地位を築いているチュニジア。2019年のワールドカップでは、オポジットのナガが主な得点源として活躍しましたが、ポーランドで活躍するベンタラやフランスでプレーするブジェラなど次世代のエースも育ってきている模様です。チュニジア代表にとってはすべての対戦相手が格上なので、まずは1勝を掴みたいところでしょう。

ロシア

世界ランキング3位

#1 ヤロスワフ・ポドレスニク OH/ 26/ 198/ 341 モスクワ
#4 アルテム・ヴォルヴィッチ MB/ 31/ 212/ 352 カザン
#7 ドミトリー・ヴォルコフ OH/ 26/ 201/ 340 カザン
#9 イヴァン・ヤコヴレフ MB/ 26/ 207/ 357 サンクトペテルブルク
10 デニス・ボグダン OH/ 24/ 200/ 350 ノヴィ・ウレンゴイ
11 パベウ・パンコフ S/ 25/ 198/ 345 モスクワ
15 ヴィクトル・ポレタエフ OP/ 25/ 197/ 360 サンクトペテルブルク
17 マキシム・ミハイロフ OP/ 32/ 202/ 345 カザン
18 イゴール・クリウカ OH/ 25/ 209/ 360 サンクトペテルブルク
20 イリヤス・クルカエフ MB/ 27/ 207/ 355 ノヴォ・シベリスク
24 イゴール・コブザル(C) S/ 30/ 198/ 337 サンクトペテルブルク
27 ヴァレンティン・ゴルベフ L/ 29/ 190/ 310 カザン

監督: トーマス・サムエルボ(フィンランド)

9大会連続14回目。出場したオリンピックはソ連崩壊から間もなかった92年大会以外すべてベスト4以上、うち金メダルも4つ獲得している強豪です。しかし、今大会は近年のロシア代表を支え、ロンドン五輪でも優勝の立役者となったムセルスキーがケガでメンバーから外れてしまいました。前回のリオ五輪もムセルスキー不在で4大会ぶりにメダルを逃す結果となりましたが今回はどうでしょうか。先日のVNLでもほぼBチームの日本に敗れるなどどこか精彩を欠き、不安な面が大きいように見えます。しかし本番に強いのがロシア。絶対的エースのミハイロフを中心に、きっと東京オリンピックではチームを仕上げてくるでしょう。

 

アルゼンチン

世界ランキング8位

#1 マティアス・サンチェス S/ 24/ 173/ 306 トゥールコワン(フランス)
#2 フェデリコ・ペレイラ OP/ 32/ 200/ 335 アル・アリー(リビア)
#6 クリスティアン・ポグラヘン OH/ 31/ 195/ 342 ポアチエ(フランス)
#7 ファクンド・コンテ OH/ 31/ 197/ 354 サビエルチェ(ポーランド)
#8 アグスティン・ロセル MB/ 23/ 193/ 335 トゥールコワン(フランス)
#9 サンティアゴ・ダナニ L/ 25/ 176/ 324 ベルリン(ドイツ)
11 セバスチャン・ソレ MB/ 29/ 200/ 362 ペルージャ(イタリア)
12 ブルーノ・リマ OP/ 25/ 198/ 345 ニース(フランス)
13 エセキエル・パラシオス OH/ 28/ 198/ 345 モンペリエ(フランス)
15 ルチアーノ・デセッコ S/ 32/ 191/ 332 チヴィタノーヴァ(イタリア)
17 ニコラス・メンデス OH/ 28/ 191/ 340 パリ(フランス)
18 マルティン・ラモス MB/ 29/ 197/ 348 ナルボンヌ(フランス)

監督:マルセロ・メンデス

3大会連続8回目。過去2大会ともベスト8入りを果たしていますが、今大会はかなり厳しくなりそうです。2メートル越えの選手はわずか2名と高さは日本と比較してもそこまで変わらないですが、32歳でトップリーグで経験を積んだ天才セッター、デセッコを中心としたスピードバレーでどこまでかつ進めるか注目です。男子版「世界最強最小セッター」のサンチェスもオリンピックデビューですね。あとなぜかアルゼンチンの選手はフランス代表よりもフランスでプレーしてる人が多いです(笑)。

アメリカ

FIVB世界ランキング 5位

#1 マシュー・アンダーソン OP, OH/ 34/ 202/ 360 ペルージャ(イタリア)
#3 テイラー・サンダー OH/ 29/ 196/ 345 ベウハトフ(ポーランド)
#5 カイル・エンシング OP/ 24/ 201/ 366 テルアビブ(イスラエル)
#6 ミッチェル・スタール MB/ 26/ 203/ 350 ニーサ(ポーランド)
#7 カウィカ・ショージ(C) S/ 33/ 190/ 331 アンカラ(トルコ)
#8 トリー・デファルコ OH/ 24/ 198/ 340 オルシュティン(ポーランド)
11 マイカ・クリステンソン S/ 28/ 198/ 349 カザン(ロシア)
12 マックスウェル・ホルト MB/ 34/ 205/ 351 ピアチェンツァ(イタリア)
17 トーマス・ジェスキー OH/ 27/ 198/ 348 ミラノ(イタリア)
18 ギャレット・ムアグトゥティア OH/ 33/ 205/ 359 ザビエルチェ(ポーランド)
20 デービッド・スミス MB/ 36/ 201/ 348 ケンジェジンコジレ(ポーランド)
22 エリック・ショージ L/ 31/ 184/ 330 ケンジェジンコジレ(ポーランド)

監督:ジョン・スパロー

10大会連続12回目。ケガからエースのサンダーが復帰しましたが、もうひとりのアウトサイドのラッセルの回復は間に合わず、リオ五輪銅メダル時のキープレイヤーをひとり欠いての東京五輪となりました。しかし、エンシングやデファルコなど若手の成長も著しく、前回を上回る成績も期待できるかも。34歳のエース、アンダーソンは3度目のオリンピック。年齢的にもおそらくこれが彼の最後のオリンピックになるんじゃないかと思います。彼の雄姿を見届けましょう。

 

フランス

世界ランキング4位

#1 バルテレメイ・チニエーゼ MB 23/ 201/ 357 ミラノ(イタリア)
#2 ジェニア・グルベニコフ L 30/ 188/ 345 サンクトペテルブルク(ロシア)
#4 ジャン・パトリィ OP 24/ 207/ 357 ミラノ(イタリア)
#6 ベンジャミン・トニウッティ S 31/ 183/ 320 ヤストシェンブスキ・ヴェンギェル(ポーランド)
#7 ケヴィン・ティリ OH 30/ 200/ 345 トゥール
#9 エルヴィン・ヌガペト OH 30/ 194/ 358 モデナ(イタリア)
11 アントワーヌ・ブリザール S 27/ 196/ 340 ピアチェンツァ(イタリア)
12 ステファン・ボワイエ OP 25/ 196/ 355 ヤストシェンブスキ・ヴェンギェル(ポーランド)
14 ニコラ・ルゴフ MB 29/ 206/ 365 モンペリエ
16 ダリ・ブルトル MB 25/ 197/ 352 トゥールコワン
17 トレヴォー・クレヴノ OH 26/ 199/ 345 ジラット・バンカシ・アンカラ(トルコ)
19 ヤシン・ルウォティ OH 29/ 198/ 345 フェネルバフチェ(トルコ)

監督: ロラン・ティリ

2大会連続5回目。先日のVNL2021では見事に銅メダルを獲得し、東京オリンピックでも優勝候補の一角に数えられています。しかし、同じく優勝候補として挑んだ前回のリオ五輪はまさかの予選敗退。その悔しさを知るメンバーが今大会にも監督を含め7人残っている。同じ轍は踏まない。次回の自国開催であるパリ五輪を前にここで弾みをつけたいところ。2010年代の男子バレー界の台風の目であったロラン・ティリ監督率いる「チームヤブー」の集大成が有明アリーナで見られることを期待しています。

 

写真:FIVB

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