東京オリンピックの開幕が明日に迫りましたね!男子バレーは24日(土)から初戦がスタートします。今回はその開幕直前に、予選プール、そして決勝トーナメントの結果について、僕なりの考察、願望を加えながら(笑)、予想をしていきたいと思います。
しかしその前に、今回の大会方式についてざっくりと解説していきます。
東京五輪インドアバレーの大会方式
大会方式は以下の通りです。
- 出場国数は12か国
- 登録選手はリベロを含めて12名まで
- 予選は6チームずつの2プールで実施
- 予選の順位は勝利数で決定。勝利数が同数の場合は勝ち点、セット率、得点率の高い方が上位
- 各プール上位4チームが決勝トーナメントに進む
- 準々決勝は各プール1位が違うプールの4位と対戦し、2位3位は抽選によって対戦相手が決定。ただし同じプールのチームとの対戦はない
- 準々決勝を勝ち進めば、準決勝と決勝または3位決定戦に進む
したがって、まずは予選で4位以内に入ること、更にメダルを獲得を狙うのであれば、準々決勝で反対グループの1位当たらないように3位以上で予選を通過することが条件となってきます。
また各チームの出場選手情報(年齢、身長、最高到達点、所属クラブなど)については下記記事でまとめています。
ではさっそくプールAから結果予想に移っていきたいと思います。
予選プールA
チーム( () 内は世界ランキング)
- ポーランド(2)
- イタリア(9)
- カナダ(10)
- 日本(11)
- イラン(12)
- ベネズエラ(33)
試合予想結果
順位
- イタリア
- ポーランド
- 日本
- カナダ
――――――― - イラン
- ベネズエラ
1位2位はポーランドとイタリアで間違いないと思うんですが、どっちが1位通過するのかは迷いました。今年のイタリアはネーションズリーグはA代表を出して来なかったので参考になるものもありません。一般的な予想としてはおそらくクビアク率いるポーランドの方が強いでしょうが、イタリアは96年のアトランタ五輪から優勝こそありませんが6大会連続で準決勝に進出していて、ザイツェフやユアントレーナなど前回のリオでの銀メダルメンバーも多く残っています。逆にポーランドは多くの大会で成功を収めた21世紀以降も、オリンピックだけは準々決勝でことごとく敗退しています。今回もイタリアは予選から持ってそうなのでイタリアに勝たせました(笑)。
問題は3位4位ですね。日本、カナダ、イランの3チームが2勝で並ぶ混戦となりました。今年のネーションズリーグでもこの3チームの対戦成績は1勝1敗で並んでいたので五輪本番でもこのような状況になることは十分あり得ると思います。その中でも、地の利と個人的な願望、そして西田有志の完全復活を期待して日本が3位に位置しました。2試合目のカナダ戦、そして5試合目のイラン戦は本当に肝になりでしょうね。予想ではカナダには勝たせてあげられていないですが、本番はネーションズリーグの借りを返せるかどうか、また2019年のワールドカップみたいに西田のサーブが火を噴くのか。本当に楽しみな試合です。上述のイタリア対ポーランドも26日(月)と同じ日程なので、この日は荒れますね(笑)。
ベネズエラは1セットどこかで取れるかどうか。取れるとしたら初戦の日本戦かな。
予選プールB
チーム( () 内は世界ランキング)
- ブラジル(1)
- ロシア(3)
- フランス(4)
- アメリカ(5)
- アルゼンチン(8)
- チュニジア(16)
試合予想結果
順位
- ブラジル
- フランス
- アメリカ
- ロシア
――――――― - アルゼンチン
- チュニジア
1位通過は今年のネーションズリーグでも優勝したブラジル。ネーションズリーグでは予選でフランスに敗れましたが、東京五輪は予選から全開で来るはず。ブラジルは普通に強いんですけど、特に日本での大会には強い印象なので。きっとそう。2位はフランス。前回のリオ五輪ではまさかの予選敗退となりましたが、今大会では前回の反省を踏まえて予選からいい動きを見せてくれることでしょう。あとフランスは前回大会まではスタメンバレーでベンチが頼りなかったですけど、この5年で選手層が厚みを増しスタメンが崩れても負けないチームになったと思います。楽しみです。
3位以下についてはチュニジアはプールAのベネズエラのような立ち位置なのは間違いないと思います。アルゼンチンも前回大会は予選1位通過でしたけど、今回は前回みたいにはいかないんじゃないかと思います。ということで3位4位はアメリカ、ロシアと予想。その中で、アメリカはリオ銅メダルメンバーのラッセルをケガで書きましたが、ネーションズリーグでは若手のデファルコがいい感じに見えたのでいけるじゃないかと。一方ロシアは、ロシアバレーの象徴でもあるムセルスキーをケガで欠いてしまったのと、国際経験がまた豊富ではないセッターの二人がやや不安。その差で順位が決まりました。