イタリア男子バレーボールのコッパイタリア準決勝、石川祐希所属のミラノは現地時間1月27日(土)にペルージャと対戦し、2-3（25-20, 23-25, 15-25, 25-23, 11-15）で敗れた。
石川祐希選手コメント
負けてしまったので、本当に力不足だったなと思います。
5セット目は僕がちょっと疲れてしまっていたので、スパイクをミスしてしまいましたし、決められるところを決められなかったので、本当にそこだったかなと思います。僕が決めていればもう少し勝っていたかなと思います。
自分の状態は悪くなかったですし、しっかりとコンディションを合わせてこの試合に持ってきていました。コンディションは悪くなかったと思いますし、パフォーマンスも1セット目からよかったと思うんですけど、途中こちらのレセプションが上手く行くかずに、（相手がサーブを）僕の方には打ってこないというのはわかっていたんですけど、何もできなかったので、そこでなんとかしないといけないと思いますし、見えない力というかそういったところが大事なのかなと思います。
また次、もう（リーグ戦の）プレーオフしか残っていないので、そこでまずベスト4に行って。まずレギュラーシーズンで上位4つに入ればホームでできる回数が増えるので、そこを目標に今やっていますし、この悔しい気持ちは僕だけじゃなくチーム全員が感じていると思うので、こういう試合をプレーオフで1試合目からやっていきたいと思います。
ー4セット目について
いやもう負けてたまるかという気持ちでずっとやっていたので、しっかりと逆転はできたんですけど、最後に勝てなかった部分は本当にまだ力が足りなかったな、本当にそれだけだと思います。
1点ずつ取って行くいくしかないですし、その1点で流れを変えていくしか解決方法がないので、1点取って吠えて行けるという感じが少しでもあれば、こういうふうに最後で乗れるので、そこを最後、なんとかなんとか僕が点は取りましたけど、それ以外のところで、がんばったとは思うんですけど、結局4セット目取ったところで5セット目で負けてしまったので、それじゃ意味ないので、最後までやっぱり勝たなけれないけない、勝つ力を最後まで、5セット目まで発揮しないといけないと思いました。
4セット目に関してはけっこう（自分に）トスが上がってきてくれたので、そこを決めれていたと思います。1セット目に関しては僕以外の選手がけっこう決まっていたのでよかったんですけど、2セット目に関しては他の選手が決まらなくなって、僕の方に来るトスも減ったと思うので、そこもちょっと変わったかなと思いますけど、何回も言いますけど5セット目のところで点数が取れなかったので、仕方ないですけど、これが勝負なので。
4セット目は僕だけの頑張りじゃなくて、オポジットのフェッレ（・レゲルス）選手がサービスエース取ったりだとか、メルガレホ選手がブロックしたりだとか本当に全員で取った4セット目だと思うので、きっかけは僕かもしれないですけど、そのようにチーム全員が活躍しないとこういったレベルでは勝てないので、ペルージャはそのへん全員が安定して、得点していたなと思います。
ー5セット目について
4セット目みたいにこっちが行けると思って行けば、乗って行けてたので、プレーもそうですけどむこうよりもエネルギーをどんどん出して、むこう以上にアグレッシブに行こうという話は（5セット目の前に）しましたけど、それだけじゃやっぱり足りないので、そこは勉強になりました。
4セット目にけっこう（エネルギーを）出していたので、5セット目はフカしてしまったりとかあったので、その辺はガス欠とまでは言わないですけど、少しやっぱり体力も落ちてくるし、その辺のタフさとうものも必要だなと。だいぶこれでも、やっていてタフになってきたと思うんですけど、もっとそれ以上に、チーム全員がよくて勝つのが理想ですけど、チーム全員が悪くても僕ひとりの力でなんとかできるくらいのタフさはやっぱり持っていかないと、この先勝っていけないと思います。
ー今日の試合に対する思い
去年もここで負けてしまったので、同じ失敗ですけど、ここで勝ってファイナルに行くつもりでいたので、それが叶わなかったのは悔しいですし、ひとつのピークとして（コンディションを）持ってきていたので、パフォーマンス自体は存分に発揮できたと思いますけど、結局負けなので、そこはパフォーマンスがよくても負けは負けというのを改めて学びましたし、うまくチームを、もっとチームの、なんていうんですか、雰囲気じゃなくて、チームメイトのパフォーマンスにいい影響を与えられるように能力が必要だなと改めて感じました。
Photo: 筆者撮影
月刊バレーボール最新号が半額以下で読める↓↓↓
