試合レポート

髙橋藍モンツァ、チヴィタノーヴァに1-3で敗れ後半戦は黒星発進「サーブが問題だった」

2023年12月31日

イタリア男子バレーボールリーグ後半第1節、髙橋藍所属のモンツァは現地時間12月30日(土)にチヴィタノーヴァと対戦し、1-3(27-25, 21-25, 22-25, 23-25)で敗れた。髙橋藍は先発出場し7得点の活躍だった。

第1セットスタメン

モンツァ

OH:マー(カナダ)、髙橋
MB:ガラッシ(イタリア)、ディマルティーノ(イタリア)
OP:シュワーツ(カナダ)
S:クレリング(ブラジル)
L:ガッギーニ(イタリア)

チヴィタノーヴァ

OH:ニコロフ(イタリア)、ヤント(キューバ)
MB:ディアマンティーニ(イタリア)、アンザーニ(イタリア)
OP:ラグンジア(トルコ)
S:デチェッコ(アルゼンチン)
L:バラソ(イタリア)

※ポジション:OH=アウトサイドヒッター、MB=ミドルブロッカー、OP=オポジット、S=セッター、L=リベロ

試合レポート

第1セット、序盤OHヤントのブロックなどでチヴィタノーヴァが2-5と抜け出すが、モンツァがOHマーのサーブで5-5とすぐに追いつく。その後モンツァはOHマーのスパイクを中心に得点を重ねるも、チヴィタノーヴァのOHヤントのスパイクなどで得点し13-13とする。そこからOH髙橋のスパイクなどでモンツァが連続得点を決めて17-14と一度抜け出すが、チヴィタノーヴァがOHヤントのサービスエースなどで17-17とすぐに追いつく。終盤にもSカショパのブロックで23-21とモンツァが一歩抜け出すが、24-23の場面でOH髙橋がOPラグンジアのブロックに捕まり24-24とデュースに突入。しかし最後はOH髙橋がサービスエースを決めて27-25としてモンツァがこのセットを取る。

第2セット、OPシュワーツのスパイクなどで3-0と出だしからモンツァが連続得点をあげるが、すぐにOHニコロフのスパイクなどで3-4とチヴィタノーヴァが逆転。更にOHニコロフのサービスエースなどで4-7とチヴィタノーヴァが点差を広げる。MBディマルティーノのスパイクで11-11と同点に追いつくが、そこからモンツァにサーブミスが続くなどしてチヴィタノーヴァがリードを保ったまま18-20と進む。その後途中出場のOHレプキー(カナダ)のスパイクで20-20と再びモンツァが同点に追いつくが、21-22の場面からOHヤントが連続でスパイクを決めて21-25でこのセットをチヴィタノーヴァが取る。

第3セット、序盤はお互いにブレイクを取りながらも7-7と競った展開となる。しかしOHニコロフのスパイクやOPラグンジアのサービスエースなどで5連続得点をあげたチヴィタノーヴァが8-14と一気にリード広げる。さらにMBディアマンティーニのブロックなどでチヴィタノーヴァが12-20と点差を広げる。終盤にモンツァがMBガラッシのブロックやOHレプキーのサービスエースなどでブレイクを決めて20-23と点差を縮めるが、最後はMBガラッシのサーブがミスになり22-25でこのセットをチヴィタノーヴァが取る。

第4セット、このセットからOH髙橋に変わってOHレプキーがスタートから起用される。そのOHレプキーのスパイクやMBディマルティーノのブロックで8-6と序盤でモンツァがリードする。OHニコロフのスパイクなどで10-12とチヴィタノーヴァが逆転するが、OHマーのスパイクなどでモンツァが17-16と再びリード。さらにOHマーの連続スパイクで20-18とモンツァが2点差をつけるが、直後にOPラグンジアのスパイクなどで20-21とチヴィタノーヴァに再逆転を許す。そして途中出場OHザイツェフ(イタリア)のスパイクで22-24とチヴィタノーヴァがマッチポイントを握ると、最後はOPラグンジアのスパイクが決まり23-25でチヴィタノーヴァがこのセットも取り切る。

この結果でモンツァは1-3でチヴィタノーヴァに敗れた。

MVP:OHアレクサンダル・ニコロフ 23得点(うちサーブ2、ブロック3) アタック効果率39.47%

OH髙橋藍 7得点(うちサーブ1)、アタック効果率17.65%

これでモンツァは通算成績7勝5敗20ポイントとし順位を2つ下げて6位となった。

次回は日本時間1月4日(日)4時00分からコッパイタリア準々決勝をチヴィタノーヴァと対戦する。

髙橋藍選手試合後コメント

自分たちのサーブが今日の試合は問題だったと思います。サーブが走らないとブレイクにもつながらないですし自分自身もサーブミスが多かったので、そこを改善する必要があります。モンツァはサーブを武器として持ってますし、ブロック&ディフェンスで自分とガチョ(ガッギーニ)がディフェンスの軸としてやっているので、そこが機能したらどこの相手にも戦える強いチームだと思っています。

これからスケジュール的にもタフになってきますけど、できる限り自分たちのパフォーマンスを出していかなければいけません。自分自身はレシーブとそこからパイプだったり速い攻撃を持っています。今日は(チーム)スパイク決定率が50%でしたけど、もっともっと効果率は上げていけると思うので相手のブロックを見ながら、自分自身のスパイクももっともっと効果率を上げていけると思います。

イタリアリーグHP: https://www.legavolley.it/
配信(VBTV、有料): https://www.volleyballworld.tv/home

Photo: legavolley.it

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