観戦・取材日記

欧州排球取材記⑤:夜に駆ける!ヴェローナ→パドヴァ梯子!!

2023年2月2日

前回のお話↓

ヴェローナのアリーナを出たのが17時半ごろだったので、正確には「夕に駆ける」でしょうか(笑)。

最寄りのヴェローナ・ポルタ・ノヴァ駅から出る次の電車は18時発の特急。

グーグルマップで駅まで徒歩25分と出ているのでタクシーを捕まえるほどではないものの、駅でチケットを買う時間も考えて小走りで駅にまで向かいます。

なんでこんなときに右手にこんなに大きいケーキを携えているのか(笑)。

そして駅に着いたのが17時50分。

そこから自動券売機でチケットを無事購入してホームへ向かいます。

ヴェローナからパドヴァまでは特急だと所要時間45分で料金24ユーロ(約3400円)なのに対し、普通だと約55分で8ユーロ(約1100円)と普通列車の方が大変コスパがよいのでこれまでこの区間で特急を使ったことは一度もなかったですが、今回ばかり普通列車を待っている間にパドヴァでの試合が終わってしまうので仕方なく特急列車を利用。

パドヴァでの試合は18時スタートでちょうど列車の出発時刻と同じでしたが、座席を探すのに時間がかかってしまい、席についてVBTVで試合の映像を確認したときにはすでに少し試合が進んでました。

そう、髙橋の試合開始2連続サービスエースは見逃しました…(笑)。

後からツイッターでそんなことがあったのを知り、ライブ映像を巻き戻して確認しました(笑)。

その後も髙橋と相手OHレプキーの激しい打ち合いが展開されているじゃあないですか!!!

また第1セットの髙橋は軟打が憎いほど決まってましたね。

まるでコート上を見透かしているかのようでしたね、いやいや1セット目だけで何点取るねんと言う感じ。

これは一刻も早く会場で見たい!!!!

そのまま1セット目をパドヴァが取って、2セット目も序盤リードしつつも中盤にOHレプキーの活躍でターラントが追い上げ始めた辺りで、僕はパドヴァ駅に到着。

着いたのは18時45分ごろで、キオエネアリーナまでのバスが18時55分から出ていましたが、バスは遅れることもあるし、一刻も早く会場に行きたかったので、これまでパドヴァで一度も使ったことのなかったタクシーを選択。

バスだとアリーナまで1.3ユーロ(約180円)で行けますが、タクシーだとその10倍の13ユーロ(約1800円)でした。

普段極力節約しているせいか、特急に乗ったことも含めてこんなにお金で時間を買ってるな~という感覚を味わったのはかなり久しぶりでした(笑)。

ただタクシーがバスが通る道たいぶ違う道を通っていたので少し不安になりましたが、どうやら渋滞を避けてくれていたようです(ありがとうございます)。

タクシー乗車中ももちろんスマホで試合をチェック。

そしたら一度ターラントに15-16と逆転されたものの、髙橋のスパイクで16-16と同点!

さらに髙橋のサーブビスエースで18-17と逆転!

そしてサイッタのツーアタックも決まって19-17!!

さらにさらに髙橋のサービスエースで20-17!!!

いやいやマジですが早く現地で見たいんですけど!!!!!!!!!

とここでタクシーはキオエネアリーナへ到着。

耳だけは試合音を聞いて支払いを済ませますが、そうしている間にまたエース!!!!

もしやめっちゃいい場面を見逃しちゃってる?!?!?!

まだ髙橋のサーブが続いているかもしれないといういちるの望みを抱きながらキオエネアリーナ入口へ全力ダッシュ。

しかしやはりすでに髙橋のサーブは終わり、パドヴァがセットポイントを迎えていました。

それでも会場には髙橋のスーパープレーのあとの余韻と言うか、その独特の空気感のようなものがのこっていたように感じました。

あとお客さんも前回来たチステルナ戦よりは多かったですね。

そして2セット目を取ったところで記者席へ移動し、試合は第3セットへ。

このアングルで髙橋の連続エース見たかったぁぁぁぁぁぁぁ!!!(笑)

このセットで終わってしまうと1セットしか見れないし、パドヴァのプレーを近くで見ることもないので第3セットは密かにターラントを応援していました(笑)。

それもあってか序盤はパドヴァにミスが続いてターラントが3-6とリード。

よしいいぞ(笑)。

OHレプキーは元パドヴァ

しかしOPペトコヴィッチに代えてOPグッツォが投入されると、そのOPグッツォのサーブとスパイクで9-9とパドヴァが同点に追いつきます。

そのあと髙橋にサーブが回ってくるもことときはミスに(ただミスした時に会場から漏れる「あ~」という声の大きさからその期待の高さが伺えました)。

そして中盤にグッツォのブロックとOHアスパのエースで16-14とパドヴァが2点差にリードを広げます。

一方の髙橋はブロックに捕まってしまうなどこのセット目立った活躍がない…。

その後もパドヴァとしてはMBクロサートが相手OHレプキーをシャットするなどして会場を大いに沸かせますが、そのあとの髙橋のサーブは再びミスに。

え、4セット目まで行かずに髙橋のいいところも見られないって俺得要素ないやん!(笑)。

でもそこで終わらなかったのがスーパースター髙橋。

22-20の場面から華麗なパイプ攻撃を決めてくれます。

さらにマッチポイント時には華麗なフェイクセットをOPグッツォに供給して決勝点を華麗にアシスト!

会場大盛り上がりのストレート勝利でした!!!

詳しい試合レポートはこちらから↓

勝利後は恒例のみんなで手拍子!!

試合後に無事インタビューもできました!!

またこの日は隙を見つけてリベロのツェンガーにも話を聞くことができました!

やっぱりドイツ人の英語は変ななまりがなくて聞き取りやすいですね(笑)。

内容は近日アップします!!

そしてさらにラッキーなことに、元日本代表でパドヴァでもプレーされていた越川優さんも現地にいらっしゃったので少しお話ができました。

何を話していたのかな

越川さんは僕が中学でバレーを始めたころくらいに日本代表でバリバリ活躍されていた選手だったので、まさかここでお会いできるとはおもってませんでした!!

やっぱり自分でも「バカだな~」と思いながらもヴェローナからパドヴァに梯子してよかったです!!

またこの移動の際にツイッターで応援や心配のメッセージを送っていただいた皆様、本当にありがとうございました!!

とっても励まされましたし、これからも見れるものは全部見てやる精神で頑張っていこうと思います(笑)。

すべての出会いに感謝します!!

あとこの日も髙橋を待つファンが試合終了から40分以上経っても途切れず、また髙橋自身も最後のひとりまでファン対応をしていました。

本当にあなたはすごいよ。

最後までお疲れさまでした。

写真:筆者撮影

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