コラム

ネーションズリーグ男子準々決勝、日本対スロベニアの見どころは?

この記事では、7月19日(水)から行われるバレーボールネーションズリーグ2023男子ファイナルラウンドに出場するバレーボール男子日本代表メンバーと、初戦の対戦相手スロベニアのメンバーや特徴、試合のみどころなどを紹介します。

日本

予選ラウンド成績と世界ランキング

予選ラウンド2位(10勝2敗27ポイント)

世界ランキング:6位(7月18日現在)

ファイナルラウンド登録メンバー

*1 西田有志 OP 2000 187
*2 小野寺太志 MB 1996 202
*4 宮浦健人 OP 1999 190
*5 大塚達宣 OH 2000 195
*6 山内晶大 MB 1993 204
*8 関田誠大 S 1993 175
10 髙橋健太郎 MB 1995 201
11 富田将馬 OH 1997 190
12 髙橋藍 OH 2001 188
13 小川智大 L 1996 175
14 石川祐希(C) OH 1995 192
18 西山大翔 OP 2003 193
20 山本智大 L 1994 171
21 永露元稀 S 1996 192

第3週のメンバーからエバデダンが抜けて西山が入りました。

ファイナルラウンド対戦スケジュール

準々決勝(vsスロベニア):2023年7月21日(金)0:00~

準決勝(vsポーランドorブラジル):2023年7月23日(日)3:00~

3位決定戦:2023年7月24日(月)0:00~

決勝戦:2023年7月24日(月)3:00~

※時間は日本時間

スロベニア

基本情報

予選ラウンド7位(8勝4敗25ポイント)

世界ランキング:8位(7月18日現在)

2022年
世界選手権4位
VNL10位

2021年
欧州選手権4位
VNL4位

登録メンバー

*2 アレン・パイェンク MB 1986 203
*3 ウロシュ・プラニンシッチ S 1998 186
*4 ヤン・コザメルニク MB 1995 204
*5 マテイ・クク OH 1996 196
*6 ウルバン・トマン L 1997 185
10 サショ・シュタレカル MB 1996 214
11 ダニイェル・コンチリヤ MB 1990 201
13 ヤニ・コヴァチッチ L 1992 186
14 ジガ・シュテルン OH 1994 193
16 グレゴル・ロプレット S 1989 192
17 ティネ・ウルナウト(C) OH 1988 200
18 クレメン・チェブイ OH/OP 1992 202
19 ロク・モジッチ OH 2002 200
20 ニク・ムヤノヴィッチ OP 2004 200

監督:ゲオルゲ・クレトゥ(ルーマニア)

注目選手:ロク・モジッチ

アウトサイドヒッター
身長:200cm
最高到達点:360cm
所属クラブ:ヴェローナ(イタリア)

抜群のジャンプ力からの高さとパンチの効いたスパイクで得点を量産するスロベニアのヤングスター。2021/22シーズンはイタリアリーグでベストスコアラー、翌2022/23シーズンはチームリーダーと守備的な役割を担って経験を積みました。予選ラウンド中の怪我の影響でここまで思うような活躍ができない試合も少なくなかったですが、彼が乗ってくると手が付けられないですし、その得点パフォーマンスでチームにも大きな勢いをもたらします。

日本対スロベニアの見どころ

①サーブでいつも以上に攻められるか

スロベニアは日本と同様にサーブレシーブがよいチームですので、日本にはこれまで以上に攻めたサーブを打つ必要があります。特にスロベニアのLコヴァチッチとOHウルナルトの2人はサーブレシーブの数字がよいので、それ以外の選手、おそらくOHモジッチをメインターゲットとして強いサーブを打っていくことが求められるでしょう。OH髙橋藍は今大会緩急をつけたサーブが非常に効果的なので、きっと準々決勝でも相手をサーブで揺さぶってくれるはず。また2人のオポジット、西田と宮浦のパワーサーブにも期待したいですね。ただ逆にそのモジッチやOPチェブイらの強力なサーブを日本も守護神山本を中心にしっかりあげていきたいところです。

②ミドルのスパイクを通せるか

スロベニアの両ミドル、パイェンクとコザメルニクはとてもブロックがよい選手です。日本のミドル、小野寺と山内の攻撃に対してもタッチを取って気持ちよく決めさせてくれないことが予想されます。そんな相手に対してもしっかりとこの日本の両ミドルがクイックを決めることができれば、日本としてはかなり有利な試合展開を作ることができるでしょう。そのためにはサーブレシーブとS関田の丁寧で勇気あるトス回しも必要不可欠。真ん中を中心とした攻撃で相手を翻弄したい。

③最後の1点を決められるか

日本代表は予選ラウンドでは10連勝という大記録を達成した一方で、点差をつけて先にセットポイントを握ってからセットを奪われてしまうという場面も少なくありませんでした。特にここぞという場面でボールを託されてきたキャプテンの石川には、この準々決勝においても重要な場面でいちばんボールを託される存在になると思われます。その場面でしっかりと最後の1点を決められるか。最後まで何が起こるかわからないバレーボール。その最後の1点までぜひ見届けたいと思います。

番外:初選出の西山

予選ラウンド全3週で1度もメンバーに選ばれていなかったOP西山がファイナルラウンドでネーションズリーグ初選出されました。石川主将も言っているように日本代表のこのネーションズリーグでの目標はベスト4なので、準々決勝で勝つことが最優先課題。したがって西山も準々決勝に勝つための1つのピースとして選ばれたと考えられます。しかしオポジットは西田と宮浦というどちらがスタメンでも謙遜ないハイレベルな2人が揃っているので、そのままオポジットとして使うとは考えにくいです。ではブラン監督はどこでどんな場面での起用を想定しているのか。この西山選手の起用方法にも当日注目したいと思います。

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Photo: FIVB

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