日本の準々決勝の相手ブラジルについておさらい!メンバー、特徴、対策など-東京オリンピック男子バレー

先日アジアのライバル・イランに勝利し見事29年ぶりのオリンピック決勝トーナメント進出を決めた男子本代表。そのトーナメントの初戦の相手は、前回リオ五輪金メダルで世界ランキング1位の王者ブラジルです。今回はその試合前にブラジル男子チームについて紹介します!

ブラジルメンバー

番号 名前 ポジション/年齢/身長/最高到達点 所属クラブ

#1 ブルーノ・レゼンデ(C) S 34/ 190/ 323 モデナ(イタリア)
#5 マウリシオ・ボルゲス OH 32/ 199/ 335 ヴィボ・ヴァレンティア(イタリア)
#6 フェルディナンド・クレリング S 25/ 185/ 319 サダ・クルゼイロ
#8 ウォレス・デソウザ OP 33/ 198/ 344 サダ・クルゼイロ
#9 ヨランディ・レアル OH 32/ 202/ 361 モデナ(イタリア)
12 イサック・サントス MB 30/ 208/ 339 サダ・クルゼイロ
13 マウリシオ・ソウザ MB 32/ 209/ 344 ミナス
14 ドグラス・デソウザ OH 25/ 199/ 338 ヴィボ・ヴァレンティア(イタリア)
16 ルーカス・サートカンプ MB 35/ 209/ 340 ヴォレイ・レナータ
17 タレス・オッス L 31/ 190/ 320 タウバテ
18 ルカレッリ・ソウザ OH 29/ 196/ 348 チヴィタノーヴァ(イタリア)
21 アラン・ソウザ OP 27/ 202/ 336 ケメロヴォ(ロシア)

監督: レナン・ダルゾット

主なスタメン

アウトサイドヒッター:9レアル、18ルカレッリ
ミドルブロッカー:13ソウザ、16ルーカス
オポジット:8ウォレス
セッター:1ブルーノ
リベロ:17タレス

予選(プールB)の成績

  • 対チュニジア 3:0(25-22, 25-20, 25-15)
  • 対アルゼンチン 3:2(19-25, 21-25, 25-16, 25-21, 16-14)
  • 対ロシア 0:3(22-25, 20-25, 20-25)
  • 対アメリカ 3:1(30-32, 25-23, 25-21, 25-20)
  • 対フランス 3:2(25-22, 37-39, 25-17, 21-25, 20-18)

4勝1敗 10ポイント プールB2位

チームの特徴:セッターブルーノを軸に破壊力のあるサイド3人が均等に攻撃参加

前回のリオ五輪で金メダル。今年のネーションズリーグでも金メダル。もうかれこれ20年近く世界ランキング1位の座を死守し続けている男子バレー界の絶対王者ブラジル。今回の東京オリンピックは、2001年から15年間の長きにわたり指揮を執った名将ベルナルド・レゼンデ監督からレナン・ダルゾット監督に代わってから初めてのオリンピックとなります。

チームの中心は、キャプテンで精神的支柱でもあるセッターのブルーノ。前監督ベルナルド・レゼンデの息子。2007年からシニア代表に選出されて以降10年以上ブラジル代表のメインセッターとして活躍しているベテラン選手で、オリンピックの出場も今回で4回目。メダルも銀2個と金1個獲得しており実力・経験値は折り紙付きです。また類まれなるキャプテンシーと素晴らしい人間性で多くのバレーボーラーから尊敬を集める存在でもあります。イタリアセリエAのモデナでは日本の石川選手ともチームメイトでした。

セッターのブルーノ

そのブルーノのトスに応えて得点を量産するのが、サイドの3人、ウォレス、レアル、ルカレッリです。ブラジルはこの3人にほぼ均等にトスが配球されて的を絞らせてくれません。オポジットのウォレスは、軽やかやジャンプからの早いテンポのスパイクが特徴。コースの幅も広く、隙あらば真下にパワフルなスパイクを叩き込んできます。アウトサイドヒッターのレアルは、キューバから帰化した選手で、スター軍団のブラジル代表の中でも高さとパワーはナンバーワン。一度乗ったら止められない破壊力抜群のスパイクとサーブは驚異です。イタリアセリエAでは、所属チームであったルーベのリーグ優勝にも大きく貢献しました。もう一人のアウトサイドヒッターであるルカレッリは、ブラジル代表では守備的な役割を担っていてリベロの守護神タレスと共にディフェンスの中心的な存在となっていますが、オフェンス力もとても高いです。特に今大会はサーブの調子がよく、予選の5試合で8本のエースを奪いました。彼の攻守にわたる活躍は、今のブラジル代表の生命線になっています。

ブラジルの攻守の要、ルカレッリ

あと注目なのが、ミドルブロッカーのルーカス。209㎝と大型ですが機動力があり、高いブロック力と決定力のあるクイック、パワーのあるサーブと正に現代ミドルのお手本のような選手です。また10年以上共に代表やクラブでプレーするブルーのとのコンビネーションは息ぴったりで、ラリー中でのCクイックやトリッキーな攻撃は相手にとっての脅威であるとともに観客を沸かせてくれます。

対策:まずはサーブでレアルを潰すべし

そんな完璧でつけ入る隙が1ミリもないように見える絶対王者ブラジルですが、100%勝てないかというとそんなことはありません。現に今回の東京オリンピックの予選ラウンドでも、ロシアにはストレートで敗れていますし、アルゼンチンとフランスにも勝ちはしたもののフルセットにまで持ち込まれています。そんなブラジルが追い込まれているときに共通するのが、レアルをサーブで狙ってうまく抑えられているときです。同じアウトサイドヒッターのルカレッリと比べるとレアルは守備が苦手なのでサーブレシーブが他の2人よりは高い確率で乱れてくれますし、レシーブがうまくいかないとスパイクにも悪い影響を及ぼしてミスをしてくれます。ただしブラジルもそのことはわかっているので、ルカレッリとリベロのタレスでレアルの守備範囲のケアをだいぶしていますが、それでも厳しく狙って彼に強いサーブを返球させ続けられれば、勝つ可能性は大きく上がります。理想はレアルをサーブで殴り続けてベンチに下げることですが、それができなくても彼にプレッシャーを与え続けることで試合を有利に進めることができるでしょう。

もちろん相手はふつうに超強いので、こちらが相手の超強力な弾丸サーブをしっかりサーブレシーブして、コンスタントにサイドアウトをすること前提でのねらいです。今年のネーションズリーグでも日本は0-3 (20-25, 16-25, 20-25)でブラジルに惨敗しています。まず高いサイドアウト率を維持できないとこのときの二の舞になりかねません。しかしあのときには西田がいなかったですし、他のメンバーもあのときに比べるとかなりレベルアップしていると思います。

これまでの試合を見る限り日本の山本選手と髙橋選手のサーブレシーブの安定感は抜群なので、きっといい勝負をしてくれるはずです。あとミドルのクイックでも得点を重ねられるとなおよいですね。ブラジルのクイックに対するマークは厳しいでしょうが日本のミドル人には果敢に攻めていってほしいと思います。また石川選手にはイラン戦5セット目みたいなサーブを1セット目からガンガンに打ってほしいですし、まだ今大会サーブでの目立った当たりのない西田選手にはこの日こそ覚醒を期待しています。というか彼の覚醒なしにブラジル勝利はありえないでしょう。

ブラジル戦勝利の可能性ははっきり言ってとてつもなく低いです。でも今の日本代表なら何かやってくれそう。そんな気持ちを抱かずにはいられません。堅く守り、サーブで殴る!!120%の力でブラジルに立ち向かえ!!!ファイト一発!!!!!

準々決勝放送予定

8月3日(火) 13:00〜 日本vsブラジル

テレビ放送

  • NHK-総合 13:00〜

ウェブ配信

 

写真:FIVB

 

 

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