現地時間3月9日(日)イタリアスーパーレガのプレーオフ準々決勝が行われ、大塚達宣所属のミラノはチヴィタノーヴァと対戦。3-2(27-29, 25-23, 18-25, 25-23, 17-15)でミラノが勝利した。
大塚はこの試合ベンチスタートだったが、途中出場で16得点をあげるなど攻守に渡る活躍でMVPに輝いた。
試合後、大塚選手にお話を伺った。
T: 試合の勝利とMVP獲得おめでとうございます。まず試合を振り返っていかがですか。
大塚:チヴィタノーヴァはコッパイタリアを優勝して、今勢いのあるチームだと思います。でも去年、石川選手がミラノにいたときの試合を見ていて、確かに予選(レギュラーシーズン)では下位通過ですけど、上位のチームに勝っていく姿とかをたくさん映像で見ていました。ここまで来たら先に3勝した方が勝ちなので、もう1回ゼロからのスタートという気持ちで、一戦一戦戦って行こうという話はチームでもしていたので、それを今日はチームとして体現できた試合だったと思います。
T: 今日は大塚選手の個人のパフォーマンスも非常に良かったと思いますが、振り返ってみていかがですか。
大塚:そうですね、僕が途中で入る時は、チームとしてあまり良くない時が多いので、よかったらそのまま(僕を入れずに)行くと思うので、良くないことが多い中で、今日は自分のプレー、守備面でも攻撃面でも、しっかりとやってきたことが出せたかなと思うので、それにつきます。だいぶ自分の中でも、練習でもスパイクの感覚は良くなってきていたので、ストレートやクロスのスパイクもどういうふうにやっていったらもっと良くなるかというのを映像を見ながら監督と話したりするのもずっとやってきていたので、それが良く出た方ではないかなと思います。特に高いブロックを相手にインナーに抜く本数が増えてきたかなと思います。そこをずっと練習していました。ラインのスパイクがだいぶ良くなってきた中で、自分の中もうひとつインナーをずっと練習してきていて、それがだいぶ力強い球になってきたかなと思います。

T: まだ準々決勝を勝ち上がるにはあと2勝しなければいけません。今後のプレーオフに向けて一言お願いします。
大塚:プレーオフってこんな感じだと思います。昨日の試合を見ていても、ペルージャもそうですし、(どのチームも)簡単に勝っていないので、それだけ難しいのがこのプレーオフだと思います。1勝したからと言って、自分たちが一歩前に出たことには変わりありませんが、あと2つ勝たないと意味はないと思うので、本当に一戦一戦、チーム全員でやっていくだけだと思うので、本当にそれだけ考えてやっていきたいと思います。

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