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イタリアリーグ女子RS終了、日本人3選手のチームはそれぞれ上位でプレーオフへ

現地時間3月1日(土)、バレーボールイタリアセリエA女子はレギュラーシーズン最終節の試合が行われた。これまでは同節の試合でも異なる日時で各試合が行われていたが、意図的な順位操作を避けるために最終節だけは全7試合が1日の20:30から同時に実施された。

石川真佑が所属するノヴァーラはアウェイで強豪スカンディッチと対戦。3-1(25-20, 16-25, 25-22, 25-15)で勝利し、プレーオフへの弾みをつけた。

ノヴァーラはこの試合の結果に関わらずレギュラーシーズン4位が確定していたが、上位チーム相手にアタッカー陣が躍動。OPトロクが両チーム最多20得点でチームを牽引したほか、MBアレクシッチが3本のエースと4本のブロックで大活躍してMVPを獲得した。

OH石川はスタメン出場。ブロック1本を含むチーム3位の16得点の活躍で勝利に貢献した。

関菜々巳が所属するコネリアーノはホームで下位のペルージャと対戦。3-0(25-17, 25-23, 25-19)とストレートで勝利し、レギュラーシーズン全勝での1位通過を決めた。

コネリアーノはOHガビ(13得点)とOPハーク(11得点)を中心としつつも、Sヴォウォシュがミドルも含めた的を絞らせない配球でペルージャディフェンスを翻弄。2セット目こそOHウンゴレアヌらの活躍でペルージャが女王を追い詰めたがセットを取ることはできなかった。MVPはSヴォウォシュ。

S関は各セット2枚替えで出場し、最強チームの2季連続のレギュラーシーズン全勝優勝に花を添えた。

福留慧美が所属するミラノはアウェイで5位通過が決まっていたキエリと対戦。3-1(25-18, 24-26, 25-20, 25-17)で勝ち切り、最終節で順位をひとつ上げてレギュラーシーズンを2位で終えた。

ミラノはイタリア代表エースのOPエゴヌが両チーム最多22得点でチームを牽引したほか、イタリア代表キャプテンのMBダネージが14得点と活躍。選手を代えて対抗してくるキエリに対し、ミラノもアウトサイドを交代させながら対応して粘るキエリを退けた。MVPはこちらもイタリア代表のSオッロ。

L福留の出場機会は残念ながらなかった。

その他、最終戦直前まで降格圏内の13位だったフィレンツェが0-2でさらに相手にマッチポイントを握られてから3-2の大逆転勝利を収めて降格を逃れるというドラマも生まれた。

レギュラーシーズン最終順位は以下のとおり

順位チームポイント勝敗
1コネリアーノ(関)7726-0
2ミラノ(福留)6021-5
3スカンディッチ5819-7
4ノヴァーラ(石川)5620-6
5キエリ4316-10
6ブスト・アルシーツィオ4115-11
7ヴァッレフォリア3811-15
8ベルガモ3611-15
9ピネロロ3311-15
10ペルージャ258-18
11クーネオ248-18
12フィレンツェ217-19
13ローマ206-20
14タルマッソンズ143-23

この結果、プレーオフ準々決勝は以下のような組み合わせとなった。

コネリアーノ(関) - ベルガモ
ノヴァーラ(石川) - キエリ

ミラノ(福留) - ヴァッレフォリア
スカンディッチ - ブスト・アルシーツィオ

プレーオフはホーム&アウェイ方式で、準決勝まで3戦2勝、決勝戦のみ5戦3勝方式で行われる。圧倒的優勝候補のコネリアーノに対し、ミラノ、スカンディッチ、ノヴァーラの3チームがどこまで戦えるか注目である。

Photo: legavolleyfemminile.it

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