トシキ: 今の気分はどうですか。
石川: まあ、悔しいですね。負けたセットはその1点、2点の差だったので。僕もスパイクが(相手のブロックに)捕まっていましたし、満足の行く内容ではなかったですけど、そういう風にしっかりと競られたっていうことは、チーム力はあったのかなと思うので、また残りの期間で、オリンピックがあるのでそこに向けて準備していきたいと思います。
トシキ: 特に3セット目以降、相手のブロックのプレッシャーが上がって止められる場面が多かったと思います。
石川: いやプレッシャーをかけられたというよりも、僕があまり対応できていなかった、無理に打ちに行ったりとかしていたので、そこは相手というよりも僕の問題だと思います。
トシキ: 選択の選び方が良くなかったということですね。
石川: はい。
トシキ: 3セット目途中で石川選手がコート出られてから控えの選手たちがかなり頑張って逆転まであと1歩のところまで進んだと思うんですけど、あれをコートの外からどう見えていましたか。
石川: ほんとに頼もしい選手たちですし、誰が変わってもあのフランスチームに追い上げる力もあるっていうのは、コートにいる選手たちがいちばん感じたので、 その経験もオリンピックに繋がると思います。
トシキ: 今回のネーションズリーグ全体を振り返っていかがですか。
石川: 決勝に進めたことが何よりですし、そこを目標にしてたので、それが達成してきたっていうことが1番かなと思います。
トシキ: この後オリンピックまで残り1か月切ってますが、特にどういう要素を詰めていきたいですか。
石川: ブロックフォローだったり、負けてる時っていうのは、僕もそうでしたけど、アタッカーの判断ミスが多いので、そこを残りの期間で改善することと、あと今回のネーションズリーグでは、ファイナル入ってからもありましたけど、(レシーバーの)間のエースを取られることが少しかったので、そこの関係性っていうところを1度修正することと、ブロックディフェンスをも1度立て直したいと思います。
トシキ: フィリピンラウンド途中からここまで大塚選手が対角のスタメンで入っていたと思うんですけど、大塚選手に対する評価はどうですか。
石川: 僕は監督じゃないので評価はあんまりしたくないですけど、髙橋選手の代わりに入ってしっかり活躍していたので、彼が入ってもしっかり戦えることがわかったと思いますし、彼にとってはすごいプラスな経験だと思うので、そこはいいチームの力になるんじゃないかなと思います。
トシキ: ありがとうございました。
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