試合レポート

林謙人コーチ所属キエリ、中国代表シュ・テイら擁するスカンディッチに1-3で敗れる

イタリア女子バレーボールリーグ後半第9節、林謙人コーチ所属のキエリは現地時間3月3日(日)にスカンディッチと対戦し、1−3(22−25, 19-25, 25-22, 22-25)で敗れた。

第1セットスタメン

キエリ
OH:スキナー(アメリカ)、オモルイ(イタリア)
MB:グレイ(イタリア)、ザッカイユ(キプロス)
OP:グロベルナ(ベルギー)
S:マリノヴ(イタリア)
L:スピリト(イタリア)

スカンディッチ
OH:ヘルボッツ(ベルギー)、シュ(中国)
MB:アルベルティ(イタリア)、ダシルヴァ(ブラジル)
OP:アントロポヴァ(イタリア)
S:オグニェノヴィッチ(セルビア)
L:パロッキアレ(イタリア)

※ポジション:OH=アウトサイドヒッター、MB=ミドルブロッカー、OP=オポジット、S=セッター、L=リベロ

MVP:OPエカテリーナ・アントロポヴァ 26得点(うちサーブ5、ブロック2) アタック効果率35.00%

これでキエリは12勝10敗39ポイントとして5位を維持。

次回は日本時間3月6日(水)28時30分からブストアルシチョと対戦する。

林謙人コーチコメント

満員御礼試合前にはチケットが完売する程ファンが押し寄せた一戦。

スカンディッチはレセプションが良いチームでは無いので、効果的なサーブから崩していきたかったですが、過去最高と言って良いほどのレセプションをさせてしまいました。

試合を通してアントロポヴァ選手とパロッキアレ選手のパフォーマンスが素晴らしかったです。

勝敗をわけた大きなポイントは二つ・サーブの効果率・アウトオブシステムでのアタック効果率でした。

こちらは効果を上げるどころか戦術的ではない無意味なサーブエラー多数。対するスカンディッチは素晴らしいパワーサーブを放ってきました。

ハイセットを防ぐことも難しく、特にアントロポヴァ選手やシュテイ選手の高打点の鋭いアタックをノータッチで落とし続けてしまった事が展開を掴めなかった要因だったかと思います。

サーブ&ブロック、ハイセットの重要性を改めて認識する試合でした。ブスト戦まで時間は限られていますが、変化を恐れず次へ進みます。

応援ありがとうございました。

トシキのコメント

この試合は現地で見ていました。

1セットは奪取できたものの、セットカウントや点差以上の差を感じた試合でした。

アタッカーの能力、特に純粋なハイボール勝負になればスカンディッチに部があるとわかっていたので、効果的なサーブとそこからのブロック&ディフェンスで崩していきたかったですがうまくいかず。

またキエリの生命線である真ん中からの攻撃もコンビが合わずにしっかりと叩けない場面も多かったですね。

キエリの選手はCEVカップもあり疲労感もあったと思いますが、それはチャンピオンズ・リーグを戦っていたスカンディッチも同じ。

ひとまずはCEVカップの決勝に向けて最大パフォーマンスを発揮してもらいたいです。

タイトルを取れなかった男子のミラノとモンツァのためにも。

Photo: legavolleyfemminile.it, 筆者撮影

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