試合レポート

宮浦健人と甲斐優斗が並び立つ!パリがナルボンヌに3-0で快勝!

フランス男子バレーボールリーグ第22節、宮浦健人と甲斐優斗が所属するパリは現地時間2月24日(土)にナルボンヌと対戦し3-0(25-15, 25-17, 25-17)で勝利した。

宮浦健人は先発出場12得点、甲斐優斗は途中出場で2得点の活躍だった。

第1セットスタメン

パリ

OH:パヌ(フランス)、コンデ(アルゼンチン)
MB:マーセ(ドイツ)、ウェッター(アメリカ)
OP:宮浦(日本)
S:モッタパエス(フランス)
L:カプル(セルビア)

ナルボンヌ

OH:ロペス(メキシコ)、タタロフ(ブルガリア)
MB:ディジュー(フランス)、コレフ(ブルガリア)
OP:カリアリ(ブラジル)
S:ニョク(フランス)
L:ダゴスティーノ(アメリカ)

※ポジション:OH=アウトサイドヒッター、MB=ミドルブロッカー、OP=オポジット、S=セッター、L=リベロ

試合レポート

第1セット、序盤からSモッタパエスやMBウェッターのブロックで7-3とパリがリードする。さらにSモッタパエスのサービスエースなどで4連続ブレイクを決めて12-4と点差を大きく広げる。終盤にもOHコンデのスパイクやOP宮浦のブロックで22-13とすると、最後はSモッタパエスのブロックで25-15としてこのセットをパリが取る。

第2セット、OHコンデのスパイクやブロックで5-2とパリが抜け出すと、さらにOHマーセのブロックなどで11-6とパリが点差を広げる。その後もOP宮浦のスパイクやブロックなどで18-11とリードをさらに大きくする。終盤にもOHパヌのブロックやOP宮浦のスパイクでブレイクを決めると、最後もOP宮浦のスパイクで25-17としてこのセットもパリが取る。

第3セット、序盤からOHパヌのサービスエースやMBマーセのブロックで6-1とパリがリードする。ナルボンヌもMBコレフのサービスエースでブレイクして10-6とするも、OP宮浦のスパイクやSモッタパエスのブロックなどで17-9とパリが更に点差を広げる。終盤にも途中出場のOPルクレール(フランス)のサービスエースやOH甲斐のスパイクで得点して24-16とパリがマッチポイントを握ると、最後は相手のサーブミスで25-17でこのセットもパリが取り切る。

この結果パリが3-0でナルボンヌに勝利した。

MVP:Sキリアン・モッタパエス 6得点(うちサーブ1、ブロック3) チームアタック効果率60.86%

OP宮浦健人 12得点(うちブロック2) アタック効果率50.00%

OH甲斐優斗 2得点 アタック効果率100%

これでパリは通算成績13勝9敗36ポイントとして暫定8位を維持。

次は日本時間3月1日(土)28時00分からナント・ルゼと対戦する。

リーグHP: https://www.lnv.fr/lam/statistiques
配信サイト(有料):https://www.lnvtv.com/

トシキのつぶやき

パッと終わった試合でした。今シーズンいちばん手ごたえのない試合だったかもしれません(笑)。

3セットでブロック14本、チームアタック効果率60%超、サービスエースは3本と特別に多くはなかったですが、終始相手のレシーバーを崩しナルボンヌにいい状況を作らせませんでした。

MVPのモッタパエスはセッターなのにアタック、ブロック、サーブで計6得点と流石の得点力。またセットに関しても、パイプの使い方がすごくいいなと思いました。

ミドルのクイックとどっちにあげたのか一瞬ではわからない組み合わせで、うまく相手ブロッカーを惑わせていたと思います。

Aクイックとパイプ、Bクイックとレフトのすぐにどっちに上げたかわからないセッティングはトップレベルにおいてもとても効果的な攻撃だと感じます。

宮浦は2本の被ブロックはあったものの、この試合は高いアタック効果率で安定した活躍を見せてくれました。欲を言えばサービスエースも見たかったですが(笑)。

その宮浦と同じチーム最多12得点だったのがコンデ。しかもアタック効果率81.81%!本当に強打も軟打も打てば決まってました。彼がMVPでもおかしくなかった。

そして甲斐が今度は本職のアウトサイドヒッターとして3セット目終盤でプレー。宮浦先輩とネットに並び立ちました。

スパイクは2/2で前の試合に続いて決定率100%、サーブレシーブもAパスではなかったものの成功させました。

何より彼がスパイクを決めたときのパリファンの歓声が凄かった。この試合で一番ワーってなってたんじゃないでしょうか。

甲斐も宮浦先輩同様に確実にファンに愛される選手になっていてうれしい限りです。

Photo: Parisvolley

-試合レポート
-, , , , ,