試合レポート

髙橋藍が約1カ月ぶりに前衛でプレー!モンツァがカターニャに快勝

2024年2月18日

イタリア男子バレーボールリーグ後半第9節、髙橋藍所属のモンツァは現地時間2月17日(土)にカターニャと対戦し、3-0(25-17, 25-19, 25-17)で勝利した。

髙橋藍は約1カ月ぶりに前衛でプレーし、途中出場5得点の活躍だった。

第1セットスタメン

モンツァ

OH:マー(カナダ)、レプキー(カナダ)
MB:ガラッシ(イタリア)、ディマルティーノ(イタリア)
OP:シュワーツ(カナダ)
S:カショパ(ブラジル)
L:ガッジーニ(イタリア)

カターニャ

OH:マッサーリ(イタリア)、ランダッツォ(イタリア)
MB:マシュロヴィッチ(セルビア)、ボッシ(イタリア)
OP:ブチェッガー(オーストリア)
S:オルドゥナ(アルゼンチン)
L:カヴァッチーニ(イタリア)

※ポジション:OH=アウトサイドヒッター、MB=ミドルブロッカー、OP=オポジット、S=セッター、L=リベロ

試合レポート

第1セット、出だしからMBガラッシの連続ブロックなどで連続得点を決めたモンツァが5-0と一気に先行する。その後もOPシュワーツのスパイクやSカショパのブロックなどで得点を重ねて15-5とモンツァが点差を広げると、そこからさらにOHレプキーの計4本のサービスエースで21-6とさらにモンツァがリードする。ここからカターニャがOHマッサーリのサービスエースやスパイクなどで連続得点を決めて23-15と点差を縮める。しかし最後は途中出場のOH髙橋のアタックが決まり25-17でこのセットをモンツァが取る。

第2セット、序盤はモンツァがOHレプキー、カターニャがOPブチェッガーを中心に得点を重ねて9-9と競った展開となる。そこからOHマッサーリのスパイクで9-11とカターニャが一度抜け出す。しかしその後OPシュワーツのサービスエースやOHマーのブロックなどで13-11とモンツァがすぐ逆転すると、さらに相手のミスなどで16-12と点差を広げる。終盤にもOPシュワーツのスパイクなどで連続ブレイクを決めて24-17とモンツァが先にセットポイントを握ると、最後はカターニャのサーブミスで25-19としてこのセットをモンツァが取る。

第3セット、モンツァはこのセットでOH髙橋とMBベレッタ(イタリア)をスタートから起用する。序盤はOHマーのサービスエースなどで8-4とモンツァが前に出ると、さらにOH髙橋のスパイクやブロックで13-6とリードを広げる。その後もOPシュワーツや途中出場のMBコンパローニ(イタリア)のブロックなどで21-12と点差をさらに大きくすると、そのまま最後はMBベレッタのスパイクで25-17としてこのセットもモンツァが取り切る。

この結果3-0でモンツァがカターニャに勝利した。

MVP:OHステファン・マー 12得点(うちサーブ1、ブロック2) アタック効果率57.14%

OH髙橋藍 5得点(うちブロック1)アタック効果率50%

これでモンツァは通算成績11勝9敗33ポイントとし順位は変わらず6位。

次回は日本時間2月21日(水)25時30分からチャレンジカップ決勝1レグをワルシャワ(ポーランド)と対戦する。

イタリアリーグHP: https://www.legavolley.it/
配信(VBTV、有料): https://www.volleyballworld.tv/home

トシキのコメント

髙橋藍が前衛復帰!!!

ジャンプはまだまだ本調子の高さは出ていないように見えましたが、それでも効果率50%と高い数字で、ブロックも決めていて頼もしかったです!

3セット目からはスタートでも出ていましたし、スタメンで出られるのももうすぐですね!個人的にはちょうど次のチャレンジカップ決勝のワルシャワ戦を現地取材する予定なので、そこでスタメン復帰が見られるといいなと妄想しています(笑)。

ただ現状はMVPを取ったマーやサービスエース4本決めたOHレプキーのカナダ人コンビがどちらもとてもよいので、仮に髙橋の足に完全に問題がなかったとしてもスタメンは難しいかなと思ったりもしています。

ただ仮に次の試合がベンチスタートでも、現在ポーランドリーグ3位のワルシャワはとても強いので必ず彼の力が必要になるときが来るでしょう。

いずれにしても超楽しみです!

しかしこの試合はほぼ終始一方的でしたね…(笑)。

1セット目だけでモンツァが7本のブロックと4本のサービスエース(サービスエースは全部レプキー)。その後もほどんどモンツァリードで、控え選手を複数人出しても楽に勝てるような試合でした。

それにしてもムヤノヴィッチにはもうちょい頑張れと言いたいですが(笑)。大竹が見える。

カターニャはここまで1勝しかできておらず、試合前の時点でほぼ降格が決まっているような状態(現時点ではすでに降格が決定)だったので、選手のモチベーションも上がりにくかったでしょう。

逆にモンツァはプレーオフの進出は決まったので、あとはホームアドバンテージを得られる4位以上でレギュラーラウンドを終えられるかどうかが問題です。

幸い3、4位とはポイント差があまりないですし、残りの相手が下位のパドヴァとチステルナなので、モンツァが4位以上に上がる可能性は十分にあります。そうではなくても最悪6位以上になって、プレーオフ準々決勝で1位のトレントと2位のペルージャと当たるのは避けたいところですね。

でもまずはチャレンジカップ決勝!1レグのワルシャワでの試合を見届けてきます!!!!

Photo: volleyball.it

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