試合レポート

石川祐希、サービスエース5本を含むチーム最多得点でミラノがヴェローナを3-0で下し連敗脱出

2024年2月19日

イタリア男子バレーボールリーグ後半第9節、石川祐希所属のミラノは現地時間2月18日(日)にヴェローナと対戦し、3-0(25-20, 25-23, 25-16)で勝利した。石川祐希は先発出場し14得点の活躍だった。

第1セットスタメン

ミラノ

OH:メルガレホ(キューバ)、石川
MB:ヴィテッリ(イタリア)、ロセル(アルゼンチン)
OP:ディルリッチ(クロアチア)
S:ポッロ(イタリア)
L:カターニャ(イタリア)

ヴェローナ

OH:ジャヴォロノク(チェコ)、モジッチ(スロベニア)
MB:ジンゲル(オーストリア)、グロズダノフ(ブルガリア)
OP:ケイタ(マリ)
S:スピリト(イタリア)
L:ダミコ(イタリア)

※ポジション:OH=アウトサイドヒッター、MB=ミドルブロッカー、OP=オポジット、S=セッター、L=リベロ

試合レポート

第1セット、OPケイタのスパイクやブロックで5-8とヴェローナがリードする。しかしOH石川のサービスエースやパイプ攻撃などで14-12とミラノが中盤で逆転すると、さらにMBヴィテッリのブロックやサービスエースで20-16と点差を広げる。そのまま最後もMBヴィテッリのブロックで25-20としてミラノがこのセットを取る。

第2セット、序盤はミラノにミスが重なり2-5とヴェローナが先行する。しかしOH石川のサービスエースなどで6-6とミラノが同点に追いつくと、さらにOHメルガレホのブロックやサービスエースで12-10とミラノが逆転。終盤にOHジャヴォロノクのスパイクやサービスエースで20-20とヴェローナが同点に追いつくが、OH石川のサービスエースなどで24-21とミラノが先にセットポイントを握る。最後はOPケイタのサーブがミスになり25-23でこのセットをミラノが取る。

第3セット、序盤からSポッロのアタックやOH石川のブロックで3-0とミラノが抜け出す。さらにOH石川のこの試合5本目となるサービスエースやMBロセルのブロックなどで10-3とミラノがリードを広げる。そこからOHモジッチやOPケイタのスパイクなどで18-14とヴェローナがやや点差を縮める。しかし終盤MBヴィテッリのサービスエースなどで24-16とミラノがマッチポイントを握ると、最後はMBヴィテッリのサーブから直接返ってきたボールをOH石川が叩き込んで25-16としてこのセットもミラノが取り切る。

この結果ミラノが3-0でヴェローナに勝利した。

MVP:MBマルコ・ヴィテッリ 13得点(うちサーブ2、ブロック2) アタック効果率90.00%

OH石川祐希 14得点(うちサーブ5) アタック効果率21.05%

これでミラノは通算成績10勝10敗33ポイントとし7位を維持。

次回は日本時間2月25日(日)25時00分からターラントと対戦する。

イタリアリーグHP: https://www.legavolley.it/
配信(VBTV、有料): https://www.volleyballworld.tv/home

トシキのコメント

連敗脱出!しかも順位が近いヴェローナに3-0で勝利したのはかなりデカい!

石川のサービスエース5本もすごかったですが、MVPのヴィテッリ兄さんがすばらしい活躍でした。ミドルブロッカーで13得点、アタック効果率90%の数字はもう文句のつけようがない。

ブロック力ではどうしてもキャプテンのピアノに劣ってしまいますが、スパイクとブロックはやっぱり強く、その強みが存分に出た試合だったんじゃないかと思います。

それ以外の選手もとくにサーブがガンガン走っててよかったですね。

ヴェローナはそのサーブレシーブ力の低さをモジッチとケイタの攻撃力で補うようなスタイルだと思いますが、流石にあそこまでサービスエースを取られてしまうとどうしようもない。

また上にあげてケイタにハイボールを託しても、ミラノのブロックが何度もケイタのスパイクをシャットしていてもうヴェローナは為すすべなし状態。

強かったミラノ。

しかし残り2試合残して現在7位。プレーオフ進出はすでに決まっているものの、ホームゲームアドバンテージを取れる4位以上でレギュラーラウンドを終えるのは現時点ではかなり厳しそうです。

それでも上位2位と初戦で当たるのは避けたいと思うので、何とか6位以上で終われるように頑張ってほしいところ。

次のターラント戦は大丈夫でしょうが、最終ペルージャ戦が肝ですね。

Photo: volleyball.it

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