試合レポート

コッパイタリア女子準決勝、林謙人コーチ所属キエリが女王コネリアーノにストレート負け、3位で大会を終える

バレーボール女子コッパイタリア準々決勝、林謙人コーチ所属のキエリは現地時間2月17日(土)にコネリアーノと対戦し、0-3(18-25, 16-25, 12-25 )で敗れた。

第1セットスタメン

キエリ

OH:スキナー(アメリカ)、オモルイ(イタリア)
MB:ザッカイユ(キプロス)、ヴァイツェル(ドイツ)
OP:グロベルナ(ベルギー)
S:マリノヴ(イタリア)
L:スピリト(イタリア)

コネリアーノ

OH:プラマー(アメリカ)、クック(アメリカ)
MB:ルビアン(イタリア)、ファー(イタリア)
OP:ハーク(スウェーデン)
S:ヴォウェシュ(ポーランド)
L:デジェンナーロ(イタリア)

※ポジション:OH=アウトサイドヒッター、MB=ミドルブロッカー、OP=オポジット、S=セッター、L=リベロ

試合レポート

第1セット、序盤はOPグロベルナの連続サービスエースなどで4-1とキエリがリードすると、その後もOHスキナーのスパイクやブロックなどで9-7とリードを保つ。しかしOPハークのスパイクなどでコネリアーノが連続ブレイクを決めて10-13と逆転すると、そこからMBファーのサービスエースなどで13-19と点差を広げる。終盤にもMBファーのスパイクやブロックで連続ブレイクを決めたコネリアーノが18-25でこのセットを取る。

第2セット、序盤はOHプラマーのアタックで2-3とコネリアーノが先行するが、そこからSマリノヴのブロックなどで8-6とキエリが逆転する。しかしOHプラマーのスパイクで8-8とコネリアーノが同点に追いつくと、さらにMBファーやOPハークのスパイクで11-16と点差を広げる。その後キエリがOHスキナーやOPグロベルナのスパイクで16-18と点差を縮めるが、コネリアーノが途中出場のMBデクライフのスパイクやブロック、OPハークのサービスエースなどで一気に6連続ブレイクを決めて16-25でこのセットもコネリアーノが取る。

第3セット、序盤は競った展開のまま6-6と試合が進むが、OHプラマーの連続サービスエースなどで6-10--とコネリアーノが抜け出す。さらにOHクックのスパイクなどでコネリアーノが連続得点を決めて7-15とリードを広げる。その後終盤にもMBファーの連続スパイクなどでコネリアーノが6連続ブレイクを決めて12-25でこのセットもコネリアーノが取る。

この結果キエリは0-3でコネリアーノに敗れた。

MVP:MBサラ・ファー 16得点(うちサーブ2、ブロック1) アタック効果率81.25%

これでキエリはコッパイタリアを3位で終えた。

次回は日本時間2月21日(水)28時00分からCEVカップ準決勝1レグをパリ(フランス)と対戦する。

林謙人コーチコメント

アタックが全然決まらなくて、アタックの効果率を高められなかったのが(負けた)大きな要因だと思っていて、もうひとつの負けた大きな要因はプレーエリアがすごく低かったことです。常にネットの下からセットをしていたので、そこから見て反応してブロックに行ける状態になってしまっていました。逆に相手のセッターのヴォウォシュ選手は高いところで(ボールを)さばいて、常にミドルがあるし、そにかけてサイドヘもやっていたので、プレーエリアの違いがすごく出てしまったのかなと思っています。

インタビュー全文

イザベラ・ハーク(OP、コネリアーノ)コメント

第1セットの序盤はどちらのチームもエナジーがあって競っていましたが、その後私たちがサーブでプレッシャーを与えていいディフェンスができていたので、このような試合ができてとてもうれしいです。

キエリとの試合はいつもタフでした。多くの強い選手がいますし、ブロックディフェンスがとてもよいチームです。したがって私たちは油断せず、またタフな試合になると想定してこの試合に臨みました。そうした姿勢が集中力を高めてくれて、結果につながりました。

Photo: legavolleyfemminile.it

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