イタリア男子バレーボールリーグ後半第6節、髙橋藍所属のモンツァは現地時間1月27日(土)にトレンティーノと対戦し、0-3(12-25, 17-25, 17-25)で敗れた。髙橋藍は怪我のためベンチアウト。
第1セットスタメン
モンツァ
OH:マー(カナダ)、レプキー(カナダ)
MB:ガラッシ(イタリア)、ディマルティーノ(イタリア)
OP:シュワーツ(カナダ)
S:カショパ(ブラジル)
L:ガッジーニ(イタリア)
トレンティーノ
OH:ミケレット(イタリア)、ラヴィア(イタリア)
MB:コザメルニク(スロベニア)、ポドラスチャニン(セルビア)
OP:リヒリツキ(ルクセンブルク)
S:スベルトリ(イタリア)
L:ラウレンツァーノ(イタリア)
※ポジション:OH=アウトサイドヒッター、MB=ミドルブロッカー、OP=オポジット、S=セッター、L=リベロ
試合レポート
第1セット、OHミケレットのスパイクやサービスエースで序盤からブレイクを重ねたトレンティーノが3-8とリードする。中盤にもOPリヒリツキのサービスエースなどで4連続ブレイクを上げて9-17と点差をさらに広げる。最後もSスベルトリのサーブからOHラヴィアのスパイクと自身のサービスエースが決まり12-25と第1セットを大差でトレンティーノが取る。
第2セット、序盤からOPリヒリツキのスパイクやMBコザメルニクのブロックで6-9とトレンティーノが抜け出す。さらにOHラヴィアのスパイクなどで9-16とトレンティーノが点差を広げる。モンツァもOHレプキーのスパイクなどでブレイクするも、その後もOHラヴィアのサービスエースが決まって14-22とするなどトレンティーノの勢いが止まらない。そのまま最後はOHミケレットがスパイクを決めて17-25でこのセットもトレンティーノが取る。
第3セット、序盤はOPシュワーツのスパイクなどでモンツァが6-6と食らいつくが、そのOPシュワーツが続けてアタックミスをして6-10とトレンティーノが抜け出す。その後もOHミケレットのブロックなどでコンスタントにブレイクを重ねたトレンティーノが9-16とリードを広げる。モンツァはOHマーのスパイクなどでブレイクして14-19とやや点差を縮めるも逆転には程遠く。そのまま最後はOHミケレットのサービスエースで17-25としてこのセットもトレンティーノが危なげなく取る。
結果0-3でモンツァはトレンティーノに敗れた。
MVP:OHアレッサンドロ・ミケレット 18得点(うちサーブ2、ブロック2) アタック効果率57.14%
これでモンツァは通算成績8勝9敗25ポイントとし7位を維持。
次回は日本時間2月6日(火)25時00分からチャレンジカップ準決勝2レグをガラタサライ・イスタンブール(トルコ)と対戦する。
イタリアリーグHP: https://www.legavolley.it/
配信(VBTV、有料): https://www.volleyballworld.tv/home
トシキのコメント
見事なまでの惨敗でした。コッパイタリア前にミラノがやられたとき以上にコテンパンにされました。
要因は明確にサーブとサーブレシーブだったでしょう。
トレンティーノがサービスエース7本、サーブレシーブ成功率59%だったのに対し、モンツァはサービスエース0本、サーブレシーブ成功率35%でした。
これでは勝てませんね。
あとモンツァはトレンティーノに比べて相当に疲労がたまっていたのもあったと思います。
トレンティーノはモンツァに負けたコッパイタリア準決勝以来の試合でしたが、モンツァはその間にコッパイタリアの決勝とチャレンジカップ準決勝と2試合も多く同じメンバーで戦っているので、リカバリーできていなかったと考えられます。
見事な惨敗でしたけどまあ仕方ないですし、むしろこの日の試合が首位のトレンティーノでよかったと思います。このコンディションなら下位チームと試合をしても星を落としていた可能性があったので、それを避けられただけでもいいのかなと思います。
直近で大事なのは次のチャレンジカップ準決勝2レグで確実に2セット取って決勝に進むこと。
大変なスケジュールですけど、これ以上の離脱者を出さずに頑張ってほしいと思います。
Photo: volleyball.it
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