イタリア男子バレーボールリーグ後半第5節、石川祐希所属のミラノは現地時間1月24日(水)にトレンティーノと対戦し、0-3(21-25, 19-25, 21-25)で敗れた。石川祐希は先発出場し12得点の活躍だった。
第1セットスタメン
ミラノ
OH:メルガレホ(キューバ)、石川
MB:ヴィテッリ(イタリア)、ロセル(アルゼンチン)
OP:レゲルス(ベルギー)
S:ポッロ(イタリア)
L:カターニャ(イタリア)
トレンティーノ
OH:ミケレット(イタリア)、ラヴィア(イタリア)
MB:コザメルニク(スロベニア)、ポドラスチャニン(セルビア)
OP:リヒリツキ(ルクセンブルク)
S:スベルトリ(イタリア)
L:ラウレンツァーノ(イタリア)
※ポジション:OH=アウトサイドヒッター、MB=ミドルブロッカー、OP=オポジット、S=セッター、L=リベロ
試合レポート
第1セット、OPリヒリツキのブロックやミラノのミスで序盤から2-6とトレンティーノがリード。ミラノはOPレゲルスのスパイクなどで8-11とやや点差を縮めるも、OHミケレットのスパイクやブロック、さらにサービスエースなどで11-18とトレンティーノが点差を広げる。終盤にOHメルガレホのスパイクなどでミラノが連続得点を決めて18-21とするが、最後はミラノのサーブミスで21-25となり、このセットをトレンティーノが取る。
第2セット、序盤からOPリヒリツキのスパイクなどで1-4とトレンティーノが先行する。その後もMBポドラスチャニンのブロックなどでブレイクを重ねて9-15とトレンティーノが大きくリードを広げる。さらにOPリヒリツキやMBコザメルニクのスパイクで12-20とするとそのまま最後はOHミケレットがスパイクを決めて切って19-25でこのセットもトレンティーノが取る。
第3セット、序盤はMBロセルのサービスエースなどで3-2とミラノが一歩前に出るが、OPリヒリツキとOHミケレットのスパイクやサービスエースで6-9とトレンティーノに逆転を許す。その後OH石川のスパイクや途中出場のMBピアノ(イタリア)のブロックとサービスエースなどで16-15とミラノが再びリードするが、MBポドラスチャニンのサービスエースで17-18とすぐにトレンティーノが再逆転する。そのまま最後はOHミケレットのスパイクでブレイクを重ねたトレンティーノが21-25でこのセットも取り切る。
この結果0-3でミラノはトレンティーノに敗れた。
MVP:OPカミル・リヒリツキ 12得点(うちサーブ1、ブロック1) アタック効果率37.50%
OH石川祐希 12得点(うちブロック1) アタック効果率29.63%
これでミラノは通算成績8勝8敗26ポイントとし5位を維持。
次回は日本時間1月27日(土)26時30分からコッパイタリア準決勝をペルージャと対戦する。
イタリアリーグHP: https://www.legavolley.it/
配信(VBTV、有料): https://www.volleyballworld.tv/home
トシキのコメント
見事な完敗でした…。
トレンティーノのサーブ&ブロックが非常に強力で、ミラノはやりたいことをほとんどさせてもらえない状態でした。
特にトレンティーノの強力なサーブによりクイックやパイプといった真ん中からの攻撃を上手く封じられ、ミラノは苦しい展開を迫られました。
逆にトレンティーノのサーブレシーブは堅く、ミラノはサーブで攻めきれませんでした。唯一トレンティーノのLラウレンツァーノがサーブレシーブの数字を落としていましたが、途中から控えのLドメニコに変えて、その彼がキッチリ仕事をしたことでその問題も解消。
控えのリベロもレベルが高いのは強いですね。特にミラノの控えのリベロのコロンボはなかなかに厳しいレベルですから…。
石川個人としてもパフォーマンスがそこまで上がっていませんでした。ただ試合中に笑顔が見られていたのはよかったかなと思います。
負けてはしまいましたが、ストレートで試合が終わったことで、今週末のコッパイタリアへの疲労が最小現に抑えられたとポジティブに捉えるしかないですね。
いよいよコッパイタリア準決勝。クラブとしても石川個人としても、3度目の正直で初の決勝進出なるか楽しみです!!
Photo: volleyball.it
月刊バレーボール最新号が半額以下で読める↓↓↓