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宮浦健人が24得点の活躍でパリがトゥールーズに勝利、甲斐優斗も途中出場

2024年1月21日

フランス男子バレーボールリーグ第17節、宮浦健人と甲斐優斗が所属するパリは現地時間1月20日(土)にトゥールーズと対戦し3-1(25-23, 20-25, 30-28, 25-21)で勝利した。宮浦健人はチーム最多24得点、甲斐優斗は途中出場したが得点はなかった。

第1セットスタメン

パリ

OH:コヴァチェヴィッチ(セルビア)、パヌ(フランス)
MB:マーセ(ドイツ)、ウェッター(アメリカ)
OP:宮浦(日本)
S:モッタパエス(フランス)
L:カプル(セルビア)

トゥールーズ

OH:ピカール(フランス)、ヘルヴォア(フランス)
MB:クラーゲ(ドイツ)、ナックミニョム(フランス)
OP:ウィンケルミュラー(フランス)
S:チリヴィーノ(アルゼンチン)
L:サントゥッチ(アルゼンチン)

※ポジション:OH=アウトサイドヒッター、MB=ミドルブロッカー、OP=オポジット、S=セッター、L=リベロ

試合レポート

第1セット、序盤はOP宮浦のスパイクやSモッタパエスのツーアタックなどでパリが得点を重ねて5-3とリードする。その後トゥールーズがOHピカールのスパイクなどで9-11と逆転すると、さらにOHヘルヴォアのスパイクなどで10-13と点差を広げる。しかし終盤MBマーセのブロックやOHパヌのサービスエースなどで20-19とパリが逆転に成功すると、24-23の場面でMBウェッターがサービスエースを決めて25-23でこのセットをパリが取る。

第2セット、序盤はMBウェッターのブロックなどで7-4とパリがリードする。しかしMBクラーゲのブロックなどでトゥールーズが10-11と逆転。さらにOPウィンケルミュラーのスパイクやMBナックミニョムのサービスエースなどで14-17とリードを広げる。終盤にもOPウィンケルミュラーのスパイクなどで17-23と点差を広げると、最後もOPウィンケルミュラーのスパイクで20-25としたトゥールーズがこのセットを取る。

第3セット、MBクラーゲのスパイクなどで2-5と序盤はトゥールーズが先行する。その後もOHヘルヴォアのスパイクなどで得点を重ねて12-14とトゥールーズがリードを保つ。しかしMBウェッターのスパイクやトゥールーズのミスから16-15とパリが逆転に成功する。その後はOP宮浦のサービスエースやOHパヌのスパイクで24-23と先にパリがセットポイントを握る。そこからデュースに突入しMBナックミニョムのブロックで26-27とトゥールーズにセットポイントを許すも、最後はOHパヌがスパイクとブロックを続けて決めて30-28でこのセットをパリが取り切る。

第4セット、序盤はOHヘルヴォアのスパイクやOHピカールのブロックなどで6-8とトゥールーズがリードする。MBウェッターのブロックで9-9とパリが同点に追いつくと、さらにOP宮浦のサービスエースなどで15-12とリードを広げる。その後OHピカールのパイプ攻撃などでトゥールーズが15-15とすぐに同点に追いつくと、そこからはサイドアウトの取り合いとなる。しかしOHパヌのサービスエースで23-21とパリが終盤で2点差をつけると、そのまま最後はOHパヌがセカンドボールを後衛から打ち切って25-21でこのセットをパリが取る。

この結果パリが3-1でトゥールーズに勝利した。

MVP:OHジョアキン・パヌ 20得点(うちサーブ3、ブロック3) アタック効果率27.02%

OP宮浦健人 24得点(うちサーブ2) アタック効果率30.95%

OH甲斐優斗 得点なし

これでパリは通算成績8勝9敗21ポイントとし、順位を1つ上げて10位となった。

1.ショーモン 13-4 40P
2.サンナゼール 10-7 35P 
3.トゥールコワン 12-5 34P
4.ナント・ルゼ 14-3 34P
5.トゥール 11-6 32P
6.モンペリエ 11-6 32P
7.トゥールーズ 9-8 30P
8.ポワティエ 9-8 24P
9.プレシロバンソン 8-9 24P
10. パリ(宮浦健人) 8-9 21P
11. セート 6-11 20P
12. ナルボンヌ 3-14 11P
13. ニース 3-14 10P
14. サンジャンディヤラック 2-15 7P

次は日本時間1月23日(火)28時00分からフランスカップラウンド16をサンジャンディヤラックと対戦しする。

リーグHP: https://www.lnv.fr/lam/statistiques
配信サイト(有料):https://www.lnvtv.com/

トシキのコメント

とりあえず勝ててよかった!

現地で見た前回のポワティエ戦でよくない負け方をしていたので心配していましたが、1レグで負けた相手に対し3-1で勝つことができたのはよかった。

各チームの実力差が拮抗しているフランスリーグでは1ポイントで順位が大きく変わるので、この試合で3ポイント取れたのは非常に大きいです。

宮浦は全体的に被ブロックが多くアタック効果率があまり上がらない試合になってしまいましたが、セット終盤のここぞという場面での集中力、決定力は流石でした。

また同様のことを宮浦以上に感じたのはMVPにも選ばれたOHパヌ。試合を通したアタック効果率は宮浦よりも低かったですが、3セット目を決めたブロックや4セット目終盤のサービスエースと後衛からのツーアタックなど要所での活躍がとても光りました。

MBウェッターもとてもいい活躍をしていましたね。

甲斐は今回もリリーフサーバーでの出場となりましたが、早く得点する場面が見たいですね。次の試合くらいで頼みます!!

ただセッターのモッタパエスが心配ですね。この試合もセットが荒れてしまい途中で控えのオッサールと交代になりました。

オッサールもシーズン序盤に比べるとだいぶ良くなったと思いますが、やはりモッタパエスの力も必要です。怪我からの復帰直後で大変だと思いますが、なんとか調子を取り戻してほしいです。

順位が10位とレギュラーシーズン終了までにプレーオフに出場できる8位以内に上がれるかどうか微妙な立ち位置にいますが、なんとか意地を見せてほしい!頑張れパリバレー!!

Photo: LNV

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