イタリア男子バレーボールリーグ第11節、石川祐希所属のミラノは現地時間12月26日(火)にペルージャと対戦し、3-2（14-25, 20-25, 25-12, 25-22, 15-12）で勝利した。石川祐希は第2セット以降スタートからコートに立ち、5試合ぶりに前衛でもプレーし14得点の活躍で勝利に貢献した。
第1セットスタメン
ミラノ
OH：メルガレホ（キューバ）、カジースキ（ブルガリア）
MB：ロセル（アルゼンチン）、ピアノ（イタリア）
OP：レゲルス（ベルギー）
S：ポッロ（イタリア）
L：カターニャ（イタリア）
ペルージャ
OH：セメニウク（ポーランド）、プロトニツキ（ウクライナ）
MB：ソレ（アルゼンチン/イタリア）、フラヴィオ（ブラジル）
OP：エレラ（キューバ）
S：ジャンネッリ（イタリア）
L：コラーチ（イタリア）
※ポジション：OH＝アウトサイドヒッター、MB＝ミドルブロッカー、OP＝オポジット、S＝セッター、L＝リベロ
試合レポート
第1セット、序盤にOHプロトニツキのスパイクやブロックで2-4とペルージャが抜け出すと、さらにMBソレのサービスエースなどで3-8とペルージャが点差を広げる。ミラノはOHカジースキで得点するも5-9と点差が縮まらない。逆にペルージャがOHセメニウクのサービスエースやミラノのアタックミスで9-20とリードを大きく広げ、そのまま最後はOPエレラのブロックで14-25としてペルージャが危なげなくこのセットを取る。
第2セット、ミラノはOH石川をスタートから起用する。しかしペルージャが序盤からOHプロトニツキのスパイクやブロックで4-7と先行する。中盤にミラノがMBロセルのブロックやサービスエースなどで13-13と同点に追いつくが、SジャネッリやOHプロトニツキのサービスエースで14-17とペルージャが再度リードする。終盤にも連続得点を決めたペルージャが19-24とセットポイントを握ると、最後はOPエレラがスパイクを決めて20-25でこのセットもペルージャが取る。
第3セット、序盤からOHカジースキのサーブが火を噴き、4連続サービスエースで6-1とミラノが一気に前に出る。さらにSポッロのブロックやOHカジースキのサービスエースでミラノにブレイクが続き、最終的に11連続ブレイクで13-1とミラノが大量リード。その後もミラノはOH石川のスパイクやMBロセルのブロックで得点し18-3とペルージャに最大15点差をつける。そこからMBフラヴィオのサービスエースなどでペルージャが19-7とやや点差を縮めるが、その後は両チームともサーブミスが続き25-12でこのセットをミラノが取る。
第4セット、OHセメニウクのサービスエースで2-4とペルージャが序盤抜け出す。ミラノはOH石川のブロックやサービスエースで8-8と同点に追いつくが、OPエレラのブロックなどで8-12とペルージャがすぐにミラノを引き離す。その後もMBフラヴィオのブロックなどで13-18とペルージャがリードを保って終盤に差し掛かる。しかしOH石川やOHカジースキのスパイクなどで22-20とミラノが終盤に逆転に成功すると、そこからペルージャのミスも重なり、最後はSポッロがブロックポイントを決めて25-22でこのセットをミラノが取り切る。
第5セット、序盤にOH石川のサービスエースなどで3-1とミラノがリードする。その後OH石川のアタックミスで6-6と同点に追い付かれるが、OHカジースキのスパイクやペルージャのミスで12-9とミラノが終盤で再度抜け出す。そこからペルージャもSジャネッリのブロックなどで12-12と再度同点に追いつくが、そこからOPレゲルス、OH石川が続けてスパイクを決めて14-12とミラノが先にマッチポイントを握る。そして最後はOHカジースキがスパイクを決めきって15-12でミラノがこのセットも取り切る。
この結果3-2でミラノはペルージャに勝利。
MVP：OHマテイ・カジースキ 25得点（うちサーブ6、ブロック1） アタック効果率47.06％
OH石川祐希 14得点（うちサーブ2、ブロック2） アタック効果率52.94％
これでミラノは通算成績6勝5敗18ポイントとし、前半戦（1レグ）を6位で終えた。この結果コッパイタリア準々決勝を同3位のピアチェンツァとアウェイで戦うことになった。
次回は日本時間12月31日(日)2時00分からモデナと対戦する。
イタリアリーグHP: https://www.legavolley.it/
配信（VBTV、有料）: https://www.volleyballworld.tv/home
Photo: legavolley.it
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