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ニサ、宮浦健人がチーム最多得点をあげるもグダンスクに惜敗

ポーランド男子バレーボールリーグ(プルスリーガ)第12節、宮浦健人所属でリーグ5位のニサは現地時間11月25日(金)にホームで同6位のグダンスクと対戦し、1-3(20-25, 25-22, 14-25, 22-25)で敗れました。

宮浦は第1, 3セットは途中出場、第4セットはスタートからコートに入り、チーム最多得点タイの14点をマークするもチームを勝利に導くことはできませんでした。

第1セットスタメン

ニサ

OH:エルグラオウイ(モロッコ)、ゲルジョット(ポーランド)
MB:ヤンコフスキ(ポーランド)、アブラモヴィッチ(ポーランド)
OP:ベンタラ(チュニジア)
S:ズコウスキ(クロアチア)
L:デムビエツ(ポーランド)

グダンスク

OH:マルティネス(アルゼンチン)、サヴィツキ(ポーランド)
MB:ニェミェツ(ポーランド)、ウルバノヴィッチ(ポーランド)
OP:ボウォンジュ(ポーランド)
S:カンパ(ドイツ)
L:ペリー(オーストラリア)

※ポジション:OH=アウトサイドヒッター、MB=ミドルブロッカー、OP=オポジット、S=セッター、L=リベロ

この試合のスタッツはこちら

試合レポート

第1セット、開始早々グダンスクのOPボウォンジュがスパイクとサービスエースで続けて得点を取ると、ニサもOHゲルジョットのエースなどで応戦し5-3とリードします。

しかしグダンスクのOHサヴィツキやMBウルバノヴィッチにエースが出て6-7とニサが逆転を許すと、その後もウルバノヴィッチのブロックなどでブレイクを取っていったグダンスクが12-16とリードを広げます。

ニサもOPベンタラやOHゲルジョットのスパイクで得点を取るもなかなかブレイクに繋がらず、15-21の場面でOPベンタラに代えて宮浦を投入。

早々に宮浦が力強いスパイクを決めると、MBアブラモヴィッチの好サーブもあって宮浦のブロックも含む3連続ブレイクに成功し18-21までニサが追い付くも、最後はMBウルバノヴィッチがスパイクを決めて20-25でグダンスクが第1セットを取ります。

第2セットは1セット目に得点がなかったOHエルグラオウイが当たり始めてスパイクポイントを連発して7-5とすると、更にOPベンタラが立て続けに3本もブロックを決めて11-7とニサがリードを広げます。

グダンスクもOPボウォンジュが相変わらず高い決定力で得点を重ね、サービスエースも決めるなどして19-18と1点差まで詰め寄ると、更にOPベンタラがブロックに捕まるなどして22-22と終盤で同点に追いつきます。

しかしそこからOHエルグラオウイがライト側からのスパイクをしっかりと決めてサイドアウトを取ると、好サーブからOPボウォンジュにミスが出てセットポイントを握り、最後はそのままサービスエースを決めて25-22でニサがセットを取り返します。

第3セット、グダンスクは2セット目途中からOHサヴィツキに代わって入っていたOPヴラズウィをそのままOHのポジションでスタートから起用します。

このセットはサーブが走りニサのスパイクをよくつないだグダンスクが終始リードする展開に。

ニサも2セット目途中から入っていたMBクラムチンスキのブロックなどで5-6と序盤はなんとか食らいつきますが、その後のMBニェミェツのサーブから3連続ブレイク、更にMBウルバノヴィッチのサーブから自身の2つのエースを含む4連続ブレイクで9-17とグダンスクが大きくリードします。

ここでニサは再びOPベンタラに代えてOP宮浦を投入すると、その宮浦が連続してサイドアウトを決め続けます。

しかしそこからブレイクまではつながらず、最後はOHヴラズウィのスパイクが決まったグダンスクが第3セットを14-25で危なげなく取ります。

第4セット、ニサは第3セット途中から投入していたOP宮浦、Sシュチュ―レク、MBゼルバをそのままスタートから起用。

序盤からニサのOP宮浦がスパイクを立て続けに決ると、グダンスクのOPボウォンジュがスパイクやブロックで得点し5-5と競ったスタートとなります。

その後ニサがOHエルグラオウイのサーブから相手の連続ミスなどで3連続ブレイクに成功して10-8としますが、直後のOHヴラズウィのサーブで自身のエースを含む2連続ブレイクでグダンスクが10-11と逆転して3点差以上広げさせません。

ニサはOP宮浦を中心に得点を重ね、一方のグダンスクはOHヴラズウィを中心にサイドアウトを取っていき、セット終盤に差し掛かります。

20-21の場面で宮浦のサーブが相手レシーバーをはじき、ネットを越えそうなボールをトスにしようとしたグダンスクのセッターカンパがオーバーネットの反則を取られてニサの得点になるかと思いきや、グダンスクのチャレンジでギリギリオーバーネットがなかったことが確認されこのジャッジはノーカウントに。

気を取り直して再び宮浦が鋭いサーブを決め、今度しっかりとフリーボールがニサコートに返ってきて、そのボールが好調の宮浦に託されますが、不運にもこのボールは相手ブロックに阻まれてしまいニサはブレイクチャンスを逃してしまいます。

更に直後のグダンスクのセッター、カンパのサーブがエースとなって20-23と3点差を付けられてしまうと、あとはそのままお互いサイドアウトを重ね、最後はニサのリリーフサーバー、クファソフスキのサーブがアウトとなり22-25でグダンスクがこのセットを取り切り、1-3でニサは敗れることとなりました。

MVP:OPバルトウォミェイ・ボウォンジュ(26得点(うちサーブ2、ブロック3))

宮浦はチーム最多タイかつ自身の1試合最多記録の14得点(うちブロック1)、アタック決定率72%と素晴らしい活躍を見せましたが、チームを勝利に導くことはできませんでした。

これでニサは通算6勝6敗20得点で暫定6位となりました。

次節は現地時間12月1日(木)17:30(日本時間翌1:30)から、アウェイで同2位のジェシュフと対戦します。

感想など

非常に悔しい結果となってしまいました。

宮浦本人がとても素晴らしいパフォーマンスを見せてくれていただけに本当に悔しい。

あの第4セットを取ることができて、そのままニサが勝利できていたらならMVPは間違いなく宮浦だったはず。

本当にあの、第4セット20-21の場面の、サービスエースと思わせてノーカウントになってしまったプレー。

あれがそのまま得点になっていたら試合がどうなっていたか本当にわからなかったでしょう。

ああいうチャレンジは、相手の得点にならずノーカウントになるだけだけど、ボールインアウトとかブロックタッチの有無よりもなんか精神的ダメージが大きいですね…。

でもそこから切り替えて力強いサーブを再度な放った宮浦は素晴らしかった。

ただ直後のスパイクを決めたかったですね。

基本的にこの試合は、決定率72%という数字が物語っているように、打てば決まる状態で、宮浦大先生!状態だったわけですが(笑)、いくら全体の決定率が高くても、ああいう勝負所で決められるかどうかというのはまた別問題なんですよね。

次こそは勝負所で得点を決めてチームを勝利に導く宮浦が見たいところです。

更に願わくばMVPの彼を。

大きい背中

でも本当にプルスリーガでも宮浦健人が十分に通用するということを改めて証明できた試合になったのかなと、それはよい収穫になったと思いますし、本人としてもこの日のことをポジティブに捉えて前に進んで行ってほしいなと思います。

あと個人的には相手のグダンスクのヴラズウィの活躍を見られたのがとてもよかったです!

ヴラズウィは僕のナンバーワン推し選手なわけですが、もう今年で39歳の大ベテランで昨シーズンまではオポジットとして半々くらいスタメンで出てましたが、今シーズンは完全に控えになっていました。

だからがっつり試合に出ているところを見られたのはよかったですし、更に貴重なアウトサイドでの出場ということでその辺もなんかテンション上がりました。

本職はオポジットなんですけど、起用なのでレセプションもできちゃう選手なんですよね。

ヴラズウィのことはあと軽く5000文字くらいかけるのですがここでは一旦ここまでにしておきます(笑)。

気になる方は以前書いた記事を読んでみてください。

とにかく勝てそうなチームに2連敗してしまったニサ。

次は強豪レソビア・ジェシュフとのアウェイマッチで、会場はレソビアファンで埋め尽くされるかと思いますが、なんとかそこで勝利を掴んでもう一度チームの勢いを取り戻してほしい!

ちなみに次の試合は現地観戦・取材予定です!!

MVP宮浦の声を届けられるか乞うご期待!!!

写真:PSG Stal Nysa

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