海外バレー選手紹介その1 マリウシュ・ヴラズウィ

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Photo by FIVB

マリウシュ・ヴラズウィは、私が一番好きなバレーボール選手である。マイベスト。マイモウストヴァリアヴルプレーヤーである。これは揺るぎない。揺るがない。

彼を初めて知ったのは、2008年に日本で開催された世界選手権のときだった。ポーランドにやたらジャンプして、キレッキレのスパイクとサーブを放ち、得点を量産する選手がいたのだ。それがヴラズウィだった。なんかほんともうかっこよかった。スパイクを打つときの、獲物に襲いかかる猛獣のような感じがたまらなくかっこよかった。そして顔もイケメンだった(笑)

 

ヴラズウィは、代表でもクラブでも素晴らしい成績を残している。

まず代表では、2003年にU21世界選手権で優勝。そして2005年からシニア代表入りを果たし、翌2006年の世界選手権銀メダルの獲得に大きく貢献した。また2年後の2008年には北京オリンピックにも出場を果たす。その後代表に入ったり入らなかったりして、2011年からは完全に代表を離れていたが、2014年に久しぶりの復帰を果たすと、地元開催となった世界選手権で大車輪の活躍を見せ、40年ぶりの金メダル獲得の立役者となった。この大会で個人としてもMVPを受賞する。その後代表引退を表明した。

クラブでは2003年のプロデビューから2020年までの17年間、ポーランドの名門、スクラ・ベウハトフでプレー。2008年からはキャプテンもずっと務めた。ヨーロッパのトッププロ選手で、これだけ長い期間ずっと同じクラブに在籍し続けていたのはおそらく彼しかいないだろう。この間、リーグ制覇9回(うち2005~2011は7連覇)、ポーランドカップ制覇7回、欧州チャンピオンズリーグ準優勝1回と3位が2回という圧巻の成績を残している。そんな名実ともにスクラの顔だった彼だが、とうとう昨日、来シーズンでのグダンスクへの移籍が正式に発表された。

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ヴラズウィの特徴は、なんといっても高いジャンプからのキレッキレのスパイクとサーブだ。身長は194cmしかないので、バレーボール選手、特にオポジットの選手としては小柄である。しかし最高到達点は360cmもあり、2メートル級の選手たちと比べても引けを取らないどころか彼らより高いことのほうが多い。ブロックのときに隣のミドルより手が出てるシーンもよく見る。また体重も80kgと軽く身体の線も細いが、身体全体を使って放たれるボールは威力も凄まじい。サーブはコンスタントに120km/hを超えてくる。本当に見ていて惚れ惚れする。美しい。

そう考えると、日本の西田と似たタイプのプレーヤーかもしれない。まあ彼はヴラズウィより更に10cm近くも小さいわけだが。ヴラズウィが引退する前に二人の打ち合いがみたいな。西田、ポーランドリーグに行ってくれないかな(笑)。

 

引退ではないが、やはりヴラズウィのスクラからの移籍のニュースには正直驚いた。ただ驚いたのは、移籍というより、引退じゃなかったということだ(今年で37歳だし)。ヴラズウィは、ヨーロッパの選手としては珍しくプロになってからずっとスクラ・ベウハトフ一筋だったので、スクラをやめるイコール引退すると思っていた。他のクラブではプレーしないと思っていた。だからこのニュースを知ったときは率直に「引退じゃないんだ」と思った。

それでも彼がスクラから去ることは正直寂しい。僕自身も彼がスクラにいたからこそ長年スクラを応援していたと言っても過言ではない。しかし、僕はヴラズウィのファンであり、彼のプレーと彼の人間性を尊敬しているので、これからどのチームへ行っても彼を応援し続けるだろう。

 

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マリウシュ・ヴラズウィ(Mariusz Wlazły)

1983年8月4日生(36歳)
ポーランド、ヴィエルン出身
身長:194㎝
体重:80㎏
最高到達点:360㎝
ポジション:オポジット
背番号:2(代表では10)

所属クラブ
2003-20 スクラ・ベウハトフ
2020‐  トレフル・グダンスク

代表歴
2005-2014

 

 

 

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