海外バレー選手紹介その6 バルトシュ・クフォレク

バレーボール
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クフォレクは、ポーランドの「黄金世代」を代表する期待の若手アウトサイドである。なぜ彼の世代が黄金世代かというと、ユース、ジュニアのアンダーカテゴリーで公式戦無敗を誇っていたからだ。つまりこの世代のポーランド代表は、欧州ユース、世界ユース、欧州ジュニア、世界ジュニアのタイトルを総なめにした。そのチームでスタメンOHとして活躍し、MVPやベストアウトサイドスバイカーなど個人賞も手にしたのが、バルトシュ・クフォレクである。

193センチと上背はなく、パワータイプというよりは技巧派であるため、現ポーランド代表キャプテンのクビアクと重なる部分が多い。個人的にもポスト・クビアクは彼だと思っている(シリフカにも頑張ってほしいけど)。しかし、クビアクが熱いハートの絶対リーダーであるのに対し、クフォレクはどこか冷めてやんちゃな印象を受ける。しかし、それこそが彼の武器であり、常に冷静に状況を判断し、力強いスパイクから相手の虚をつくフェイントまで幅広いオプションから的確な選択ができ、ミスや被ブロックがとても少ない。またサーブも一級品で、2年連続でポーランドリーグのサーバーランキングで3位以内に入っている。サーブに関してはすでにクビアク以上のものを持っているといってもよいだろう。とくかく彼のプレーも見ていて飽きが来ない。現所属チームのワルシャワでは、22歳にしてすでにチームの中心を成しており、勝負所でのセッターの信頼もとても厚いことが試合を見ていてもよくわかる。

シニア代表には2018年に初招集。選手層の厚いポーランド代表に20歳という若さで早くもベンチ入りを果たし、その年のチームの世界選手権優勝に貢献。若手主体で挑んだ2019年のネイションズリーグではスタメンとして活躍し、チームの銅メダル獲得に貢献した。また同じ年のワールドカップのメンバーにも名を連ね、銀メダル獲得を果たした。

来年の東京オリンピックメンバーの12人のうち、通常であればアウトサイドヒッターの枠は4つ。クビアクとレオンは確定として、他2枠をベドノシュ、シリフカ、シャププク、フォルナルらと争うことになるだろう。厳しい代表争いなのは間違いないが、君の雄姿を東京を目にできることを楽しみにしている。

Photo by PLS S.A.

バルトシュ・クフォレク(Bartosz Kwolek)
1997年7月17日生(22歳)/ポーランド・プウォツク出身/身長193㎝/体重90㎏/最高到達点346㎝/アウトサイドヒッター/ヴェルヴァ・ワルシャワ所属/代表歴 2018-

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