現地時間5月20日(土)、トリノ(イタリア)にてバレーボール欧州チャンピオンズリーグの男女決勝戦が行われ、女子はワクフバンク(トルコ)が2連覇、男子はザクサ(ポーランド)が3連覇を果たしました。
今年の決勝戦は、女子はトルコ、男子はポーランドの同じ国のクラブ同士の対決となりました。開催地はそのどちらでもないイタリアでしたが、満席に近い1万人を超える観客で会場は大いに盛り上がっていました。ただ客席を見るかぎり、そのうち3~4割はポーランドファンだったと思います。
それでも少なくとも半数以上はイタリアのお客さんだったと思われ、そう考えるとイタリアにおけるバレーボールという競技そのものの人気の高さを改めて感じさせられました。
女子決勝
ワクフバンク(トルコ)- エジザージュバシュ(トルコ)
3-1(27-25, 25-17, 23-25, 25-17)
女子決勝はトルコのクラブ同士の対戦となりました。
エゴヌ(イタリア)とボシュコヴィッチ(セルビア)の両オポジットエースを打ち合いを制したワクフバンクが27-25の僅差で第1セットを取ると、第2セットは失速したボシュコヴィッチに対してエゴヌが引き続き得点を決めまくり25-17で危なげなくワクフバンクが取ります。
続く第3セットはアウトサイドヒッターのヴォロンコヴァ(ロシア)らが奮闘してエジザージュバシュが23-25の僅差でセットを奪い返しますが、第4セットはエゴヌを中心にチームアタック決定率脅威の73%と攻撃が止まらなかったワクフバンクが25-17で取り切り、3-1でエジザージュバシュに勝利しました。
最終順位
優勝:ワクフバンク・イスタンブール(トルコ、2年連続6回目)
準優勝:エジザージュバシュ・イスタンブール(トルコ)
3位:フェネルバフチェ・イスタンブール(トルコ)、ミラノ(イタリア)
MVP:パオラ・エゴヌ(イタリア)
(決勝戦成績:40得点(うちサーブ1、ブロック2)、アタック決定率65%)