試合レポート

宮浦健人、サーブで8連続ブレイク!ニサ、ビエルスコビャワに3-0で快勝

2023年2月21日

ポーランド男子バレーボールリーグ(プルスリーガ)第25節、宮浦健人所属のニサ(9位)は現地時間2月17日(金)にアウェイでビエルスコビャワ(16位)と対戦し、3-0(25-23, 25-15, 25-17)で勝利しました。

宮浦健人は2セット目にリリーフサーバーとして途中出場し、自身のサービスエースを含む8連続ブレイクでチームの勝利に大きく貢献しました。

第1セットスタメン

ニサ

OH:ゲルジョット(ポーランド)、クファソフスキ(ポーランド)
MB:ヤンコフスキ(ポーランド)、ゼルバ(アルゼンチン)
OP:ベンタラ(チュニジア)
S:シュチュレク(ポーランド)
L:デムビエツ(ポーランド)/ビニエク(ポーランド)

ビエルスコビャワ

OH:プチュコフスキ(ポーランド)、フォルメラ(ポーランド)
MB:シェク(ポーランド)、ザヴァルスキ(ポーランド)
OP:ヘインズ(アメリカ)
S:ドザンジ(オーストラリア)
L:テクラク(ポーランド)/フィヤウェク(ポーランド)

※ポジション:OH=アウトサイドヒッター、MB=ミドルブロッカー、OP=オポジット、S=セッター、L=リベロ

この試合のスタッツはこちら

試合レポート

第1セット、序盤からOPベンタラのスパイクやOHゲルジョットのサービスエースで連続得点をあげたニサが4-2とリードし、その後もその2人の攻撃を中心にサイドアウトを重ねます。

ビエルスコビャワもOPヘインズのスパイクを中心に得点するも、中盤でニサがOPベンタラのブロックやOHクファソフスキのサービスエースでさらにブレイクを重ねて19-13とリードを広げます。

そこからビエルスコビャワがOPヘインズのサービスエースやSドサンジのブロックなどで一気に追い上げて24-23と1点差まで迫りますが、最後はOHフォルメラにアタックミスが出て25-23でニサがこのセットを取ります。

第2セット、序盤ビエルスコビャワがOHプチュコフスキのアタックやサービスエースで3-5とリードを奪いますが、ニサもOPベンタラのアタックやサーブで連続得点を決めて6-5とすぐさま逆転します。

そこからは両オポジットの点の取り合いとなり16-14とあまり点差が開かないまま中盤まで進みます。

しかしそこでリリーフサーバーとしてOP宮浦が投入されると、キレとパンチのあるサーブで相手レシーバーを次々と崩し、1本のサービスエースを含む8連続ブレイクで24-15と一気にニサがセットポイントまで掴みます。

その後は惜しくもサーブミスとなってしまいましたが、最後はOHフォルメラのサーブミスで25-15でこのセットも続けてニサが取ります。

第3セット、スタートからOHクファソフスキがパイプ攻撃とブロックで次々と得点を決めて4-1とニサが好スタートを切ると、さらにOHゲルジョットのスパイクやMBゼルバのブロックでブレイクに成功して12-6とリードを大きく広げます。

その後ビエルスコビャワがMBシェクのサービスエースなどで13-10とやや点差を縮めるも、そこから再びOPベンタラのアタックやサーブやMBヤンコフスキのブロック、途中出場のOHエルグラオウイ(モロッコ)のブロックなどで次々と得点を決めて23-14とします。

そして最後はOHクファソフスキのスパイクが相手のタッチネットの誘い、25-17でこのセットも取ったニサが3-0で勝利しました。

MVP:OPワシム・ベンタラ(23得点(うちサーブ2、ブロック1)、アタック決定率69%)

宮浦はサーブで1得点、8連続ブレイクでチームの勝利に貢献しました。

これでニサは通算13勝12敗40ポイントで再び8位に浮上。

次は現地時間2月24日(金)20:30(日本時間翌4:30)からホームで14位のリヴィウと対戦します。

試合の感想など

宮浦のサーブがすごすぎました!!!

サービスエースこそ1本のみでしたが、ブレイクした残りの7本も事実上のエースまたは相手を大きく崩すサーブで、下位チームとはいえこれだけ連続していいサーブ打ち込むことができたのは本当に流石のひとこと!!

というかもうすごすぎて途中から笑ってしまいました(笑)。

特にエースを取ったサーブは曲がり方もエグかったですね。

そして決めた後にはゲルジョットとベンタラに2人がかりで持ち上げられてるwww。

24点目のサーブも時速121キロ出てましたね、たまらんでした。

公式戦でこれだけ連続でサーブを打ったことは本人もないんじゃないでしょうか?!

第3セットもローテーションがあと1回まわっていたらゼルバに代わって出ていたんじゃないかと思いますが、その前にさらっとセット取ってしまいましたね。

とにかくサーブのパフォーマンスとしては間違いなく今季ベストだったと思います。

この感覚を忘れずに次の試合でも果敢にサーブを打ち込んでいってほしい!!

ただこの試合は、1セット目こそあまり点差がつかなかったものの、相手のサーブが強くなかったこともあってほとんど危なげなく勝利できた試合でした。

ビエルスコビャワの選手たちにもそこまで覇気が感じられなかったですし、映像を見る限りでは監督が一番気を吐いてましたね。

このビエルスコビャワは現在最下位で降格の最有力候補ですし、選手の流動も激しく、正セッターはもうすでに2回他のクラブへ移籍したし、前回ニサと試合をしたときにスタメンだったアウトサイドも2人とも他のクラブへ移籍していてクラブの状況としてもいろいろ難しいチームです。

しかし昨シーズンのニサもレギュラーシーズン最下位でしたが、入替戦に勝って今シーズンプレーオフ進出を争えるまでに成長したので、またなんとか頑張ってほしいですね。

さて来週の相手のリヴィウは、前回宮浦が初のスタメンで出たものの苦い経験をしてしまったチーム。

またスタメンでの起用はあるのかどうかはわかりませんが、期待はしたくなりますね。

楽しみです。

写真:PZPL

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