コラム

アジア選手権のメンバー発表!関田は知ってたけど西田もおらんのかい。

2021年9月6日

先日、今週末から開幕する男子バレーボールアジア選手権の日本代表メンバー14人が発表されました。

https://www.jva.or.jp/index.php/international/2021/asianchampionship_men/member

メンバーは以下のとおりです。

2 小野寺太志 MB/ 25/ 201/ 346 JTサンダース広島
3 藤井直伸 S/ 29/ 183/ 312 東レアローズ
4 大竹壱青 OP/ 25/ 201/ 345 パナソニックパンサーズ
5 大塚達宣 OH/ 20/ 194/ 338 早稲田大学
6 山内晶大 MB/ 27/ 204/ 350 パナソニックパンサーズ
7 高梨健太 OH/ 24/ 189/ 337 ウルフドッグス名古屋
9 福山汰一 MB/ 27/ 191/ 335 ジェイテクトスティングス
12 髙橋藍 OH/ 19/ 188/ 343 日本体育大学
13 大宅真樹 S/ 26/ 178/ 320 サントリーサンバーズ
14 石川祐希(C) OH/ 25/ 191/ 351 パワーバレーミラノ(イタリア)
15 李博 MB/ 30/ 193/ 344 東レアローズ
17 小川智大 S/ 24/ 176/ 305 ウルフドッグス名古屋
19 宮浦健人 OP/ 22/ 189/ 340 ジェイテクトスティングス
20 山本智大 L/ 26/ 171/ 301 堺ブレイザーズ

アジア選手権の登録メンバーは14人なので、東京オリンピックの12人から二枠増えたことになります。東京五輪のメンバーと比べると、清水、西田、関田がアウトで大竹、福山、大宅、小川、宮浦が新たにインとなりました。

 

( ^ω^)・・・

 

関田は知ってたけど西田もおらんのかい。

 

確かに西田選手も関田選手同様、次のシーズンから初の海外クラブであることは知ってましたが、アジア選手権のメンバー発表前からSNSの投稿などからアジア選手権には参加しないことがわかっていた関田選手に対し、西田選手はここにきてまさかの発表。メンバー発表後の西田選手のSNSの投稿から、幸いケガなどによるものではなく、イタリアのチームに早く合流するための欠場であるということがわかっています。

ということは、おそらくメンバー発表よりもかなり前の段階で西田選手をアジア選手権に出さないということは決まっていたはずです。この発表を開幕1週間前までに引き延ばすなんて…。西田選手見たさにアジア選手権のチケットを買った方もたくさんいたはずでしょう。西田選手見たさに休みを取って、交通費+宿代+15,000円のスーパーシートを買った方もいらっしゃったかもしれません。

アジア選手権のメインビジュアルにもデカデカと載っています。載ってる6人のうち2人も参加しないとかメインビジュアルとしてそれでいいんでしょうか笑。いずれにせよ、ファン目線に立たずにこんな姿勢でやってるからバレーボール協会はファンの間で批判を浴び続けているのでしょう。

※追記

下記の中垣内監督へのインタビューから休養のためにも西田選手はアジア選手権のメンバーを外れたようです。

https://vbm.link/59369/

やはりそういうわけもあったんですね。それでもやっぱりタイミングが遅いことに変わりはないと思いますが。

 

 

 

またアジア選手権のライブ配信についても気になりました。地上波・BSのテレビ中継がほとんどない中で、ライブ配信を実施てくれること自体は非常にありがたいのですが、疑問なのはその価格。1試合1,500円、全7試合で7,000円。まあこれだけ聞くとそこまで高くないと思われる方もいらっしゃると思いますが、アジアのお隣のヨーロッパで現在開催中の欧州選手権は、男子全試合で4.99ユーロ(約650円)なんです。アジア選手権は日本戦のみの7試合で7,000円、ヨーロッパ選手権は70試合以上あって650円です。

確かに実況解説のないヨーロッパ選手権の配信に対して、日本の配信はゲスト解説とかいろいろされててその分人件費がかかってると思いますが、それにしてもこの差はなんなのかなと思ってしまいます。個人的にはアジア選手権もゲストなどにお金かけなくていいから海外勢を含む全試合を1000円以下でライブ配信して欲しかったなと思います。理由は2つあります。

ひとつは、東京オリンピックで新しくファンを繋ぎとめるためです。今回の東京五輪での男子代表の活躍で、新しくファンになった方も多かったと思います。しかしそれはあくまで無料で見れるテレビ放送などがあったから獲得できたファン層であり、そのあといきなり1500円とか7000円とか課金するのはハードルが高いと思います。ここでアジア選手権も続けて観戦してもらえるかどうかというのは、一過性のファンに固定ファンになってもらえるかどうかの別れ道になるという意味でとても重要ではないか思います。

またバレーボール界としては競技人口を増やす、つまりバレーを始めてくれる子どもたちを増やすこともとても重要です。子どものお小遣いでも見れる価格ならば、子どものファンも繋ぎとめて、バレーボール人口の増加にも繋がるのではないかと思います。

2つ目の理由は、海外の市場にも視野にいれられるということです。バレーボールは日本のみならずイラン、タイ、インドネシアなど他のアジア諸国でも人気のスポーツです。開催中のヨーロッパ選手権のコメント欄にも現にタイ語がけっこう飛び交っていました。東京オリンピック中、日本のツイートで1番多かった競技は「野球・ソフトボール」でしたが、世界で1番多かったのは「バレーボール」でした。

https://www.itmedia.co.jp/news/spv/2108/10/news093.html

途上国に合わせて単価を下げてでも、世界を市場にする方が、利益と上がるしファンも増えるんじゃなかなと思います。

 

と、ここまで批判的なことをつらつら書いてしまいました。西田選手、関田選手を会場で見られないのは残念ですが、アジア選手権が楽しみなことに変わりはないです。

特に新しく召集されたオポジットの宮浦選手がどんなプレーを見せてくれるか楽しみです!ひとまず彼がスタメンで出てきてくれることを願います笑。

また東京五輪の若手選手は背番号が変わりましたね。大塚選手が洛南の先輩・福澤選手の5番を引き継いでたり、その大塚選手の19番を早稲田の先輩の宮浦選手が引き継いでたり。髙橋藍選手の背番号は位が逆転してたり。背番号が変わると新チームが動き出した感が増しますね!もし西田選手がいたら、清水選手の1番を引き継いでいたのかな…。

とにかく東京オリンピックの勢いそのままに頑張ってほしい!がんばれ龍神NIPPON!!!

https://www.jva.or.jp/index.php/international/2021/asianchampionship_men/outline

写真: FIVB

 

 

 

 

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