バレーボール 海外クラブ

日本人選手の海外移籍情報 2022/23シーズン

2022年9月24日

来月からいよいよクラブチームシーズンが始まる男子バレー。その中でも今シーズンに海外、特にヨーロッパのクラブチームで活躍する選手をまとめました。

イタリア

石川祐希(パワーバレー・ミラノ)

26歳、191cm、アウトサイドヒッター

星城高校→中央大学→モデナ→ラティーナ→シエナ→パドヴァ→ミラノ

もうイタリアにいるのがすっかり当たり前の石川祐希。今季でイタリアは8シーズン目、ミラノでは3季目のシーズンとなります。

昨シーズンは不動のスタメンとして攻守ともにチームを支え、コッパイタリアベスト4とレギュラーラウンド5位に大きく貢献しました。しかし続くプレーオフと5位決定戦では結果を出すことができず最終的には9位でリーグを終えました。

今シーズンは引き続きコッパイタリアでの上位進出、そしてリーグでも最低5位以内に入って来シーズンの欧州リーグへの参加資格を手にしたいところです。

また今シーズンからエバディプール(イラン)とメルガレホ(キューバ)という強力なアウトサイドヒッターが新しく加入し、昨シーズンよりスタメン争いも厳しくなってくると思いますが、ピアッツァ監督の信頼も厚い石川ならばそこは問題ないでしょう。

チーム公式サイト(日本語):https://powervolleymilano.tokyo/

髙橋藍(パッラヴォ―ロ・パドヴァ)

21歳、188cm、アウトサイドヒッター

東山高校→日本体育大学→パドヴァ

髙橋藍は昨シーズンに引き続き今シーズンもパドヴァでプレー。

去年は大学の全日本インカレ終了後からの合流でしたが、今季はスタートからチームに合流しているようですね。よきよき。

昨シーズンは本職のアウトサイドヒッターではなくリベロとしての出場が多かった髙橋。レシーブ力や繋ぎのプレー、またサーブ力に関しては申し分ないでしょうから、あとは課題である攻撃力をどうアピールしていけるかがスタメン獲得へのカギとなるでしょう。主にポジションを争うことになるのはアスパルホフ(ブルガリア)とガルディーニ(イタリア)あたりだと思いますが、彼らの高さに勝るポテンシャルを発揮していってほしいと思います。

またチームに関しては昨シーズンは降格ギリギリであったので、今シーズンはレギュラーラウンドを8位以内で終えてプレーオフ出場を決めたいところですね。

チーム公式サイト(イタリア語):https://www.pallavolopadova.com/

イタリアリーグの視聴方法、試合日程など

イタリアリーグはVolleyball World TVで全試合ライブ配信、アーカイブ配信されます。Volleyball World TVについては以下の記事で解説しています。

またそれぞれの初戦の日程は以下の通りです。

ミラノ:10月2日(日) 18:00~(日本時間翌1:00~)vsラティーナ

パドヴァ:10月1日(土) 20:30~(日本時間翌3:30~)vsモデナ

2試合目以降の予定はイタリアリーグの公式サイトで確認できます。イタリアリーグは試合時間が直前になって変わったりするので、観戦予定のある方は試合日時をこまめにチェックされることをおすすめします。

イタリアセリエA公式サイト(伊・英):https://www.legavolley.it/?lang=en

試合日程のページ:https://www.legavolley.it/calendario/?Anno=2022&IdCampionato=875&lang=en

ポーランド

宮浦健人(スタル・ニサ)

23歳、190cm、オポジット

鎮西高校→早稲田大→ジェイテクト→ニサ

昨シーズン、ポーランドのルビンでプレーした関田(現ジェイテクト)と入れ替わる形でポーランドリーグにやってきたのが宮浦(元ジェイテクト)。

西田がジェイテクトに復帰するとなったときには宮浦はどうなるのかと心配していましたが、結果ポーランドリーグに来ることになってよかったと思います。ただしこのニサのオポジットには、チームの絶対的エースでポーランドリーグ内でも随一の得点力を誇るのベンタラ(チュニジア)がいるので出場機会を得ていくのはなかなか難しいかもしれません。それでもジェイテクトの控えに甘んじるよりは確実に成長に繋がるでしょう。

しかしニサも関田のいたルビンと同じようにポーランドリーグでは下位のチームです。リーグ戦はとても厳しいものになると思いますが、ポーランドでの宮浦のプレーが少しでも多く見られることを期待しましょう!!

チーム公式サイト(ポーランド語):https://www.stalnysa.pl/

高橋頌(ノルヴィド・チェンストホヴァ)

27歳、171cm、リベロ

春日部共栄高→大東文化大→埼玉アザレア→アルタインバルス(モンゴル)→ルブリン(ポーランド)→ラッカパー(フィンランド)→チェンストホヴァ

こちらはポーランドの2部リーグになりますが、そこで今シーズンプレーしているのが高橋頌。日本のトップチームでのプレー経験はないものの、近年続けて欧州のリーグでプレーしている選手です。

ポーランドの2部リーグは2部ではあるものの、レベルも高く練習環境も整っているみたいです。流石バレーボール大国ポーランド。

以前所属していたルブリンはその後1部リーグへの昇格を果たしたので、今回もチームを昇格へ導くことができるかどうか期待がかかります。

チーム公式サイト(ポーランド語):https://ksnorwidczestochowa.pl/

ポーランドリーグの視聴方法、試合日程など

ポーランド1部リーグは、下記のサイトで有料配信が行われています。

https://polsatboxgo.pl/start(ポーランド語)

ただしポーランド国内からアクセスしているデバイスでしか見ることができないため、日本から視聴する際には別にVPNソフトを使ってポーランドからのアクセスを偽装する必要があります。またブラウザも対応していないものがあるようです(僕はEdgeで見ています)。

このようにポーランドリーグの視聴はイタリアリーグに比べると難易度が高いです。ご要望があれば改めて解説ページを作ろうと思います。

宮浦が所属するニサの初戦の日程は以下の通りです。

10月2日(日) 20:30~(日本時間翌3:30~)vsスヴァウキ

ポーランド1部リーグ公式サイト:https://www.plusliga.pl/

2部リーグに関しては配信情報を確認できませんでしたが、本日9月24日に初戦を迎えます。

ポーランド2部リーグ公式サイト:https://www.tauron1liga.pl/

ドイツ

井手智(ベルリン・リサイクリングバレー)

30歳、174cm、リベロ

大村工業高→東亜大→東レ→フランクフルト→ベルリン

日本代表でも今の山本が定着する前は正リベロを務めていた井手。2020年からドイツへ渡り、昨シーズンまでは柳田や大竹も以前所属していたフランクフルトで2シーズンプレーしていました。今年からはドイツのトップクラブであるベルリンでプレーします。

ベルリンはコロナ禍でキャンセルされたシーズンを除けばドイツリーグ6連覇中の絶対的王者。また欧州リーグの最高峰、欧州チャンピオンズリーグにも毎回参加し、ほとんどベスト8以上の成績を上げている強豪チームです。欧州チャンピオンズリーグで日本人選手が活躍する姿が見られるのは痺れます。

また多くのリベロがこのクラブからイタリアやポーランドの強豪チームに移籍していることもあるので、井手も活躍次第では来シーズンには石川や髙橋とイタリアで対戦なんてこともありそうですね。

ただ登録名が井手ではなくTSUIKIとなっているので、結婚で名前が変わったのかなと思いますが、どなたか詳しい方がいれば教えてていただけると助かります。

チーム公式サイト(英、独、他):https://www.berlin-recycling-volleys.de/

ドイツリーグの視聴方法、試合日程など

ドイツリーグは下記サイトから見れるようです。

https://sportdeutschland.tv/volleyball-bundesliga

ベルリンの初戦は、

10月9日(日) 16:00~(日本時間23:00~)vsミュンヘン

ブンデスリーガ公式サイト:https://www.volleyball-bundesliga.de/cms/home/1_bundesliga_maenner.xhtml

また欧州チャンピオンズリーグは欧州バレーボール協会(CEV)のYoutubeチャンネルで視聴できます。場合によってはメンバー限定の配信になりますが、月額490円と安いです。

https://www.youtube.com/c/CEVolleyball/featured

ルーマニア

渡辺俊介(ディナモ・ブカレスト)

34歳、181cm、リベロ

深谷高校→順天堂大→東レ→エルトマン(ドイツ)→ヴォレアス北海道→ディナモ・ブカレスト

日本では東レアローズとヴォレアス北海道でプレーしていた渡辺は今年ルーマニアのブカレストでプレー。海外のクラブはドイツのエルトマンに続いて2つ目です。

ブカレストは昨シーズンリーグ2位の強豪で、今シーズンは欧州リーグのCEVカップへの参戦も決まっています。また今シーズンからキューバ人選手を2人も獲得していて、タイトルの獲得へも気合十分なクラブです。

34歳の渡辺はチーム最年長。日本国内でプレーしているバレーボール選手の中でもかなりベテランの域にいるかと思います。深谷高校のときはアウトサイドヒッター、順天堂大ではツーセッターの一角、その後はリベロとオールラウンダーでかつアツい印象が強い選手です。

最近のバレーボール選手は40歳超えてもプレーしているのが珍しくなくなってきているので、ここからまたどんどんキャリアアップしていってほしいと思います!

ルーマニアリーグの視聴方法、試合日程など

リーグのホームページによると下記のFacebookページから配信が見られるようです。

https://www.facebook.com/frvolei/

またディナモ・ブカレストの今シーズン最初の試合はスーパーカップ準決勝、9月26日16時(日本時間22時)からです!

ルーマニアリーグ公式サイト:https://frvolei.eu/

フィンランド

松尾敬介(サヴォ・バレー)

チームHPより

26歳、170cm、リベロ

佐賀学園高→つくばユナイテッド→大分三好→ハポエル・クファル・サバ(イスラエル)→サヴォ・バレー

2019~2021の2シーズン大分三好でプレーしていた選手。来シーズンプレーするフィンランドのサヴォ・バレーは昨シーズンは日本の野瀬(現グレートベアーズ東京)が所属していたチームで、フィンランドカップ1位、リーグ2位の強豪チーム。今シーズンはCEVカップへも参加します。

かつて元日本代表の古賀太一郎さんもフィンランドからフランス、ポーランドとプロのステージを上がってきたので、彼にもここからさらにステップアップしていってほしいなと思います。

ちなみにこの選手は筆者と同郷で、小中学校の後輩にあたるので(面識はないけど)、そういう意味でもとても注目している選手です。頑張れ!!

チーム公式サイト(フィンランド語):https://www.savovolley.fi/

フィンランドリーグの視聴方法、試合日程など

フィンランドリーグの視聴方法がわかりません。詳しい方がいらっしゃれば教えていただけると助かります!

開幕戦は現地時間10月7日(金)18:30(日本時間翌1:30)から行われるようです。

まとめ

以上今回は今シーズン海外リーグでプレーする7名の選手を紹介しました。その他女子選手も何名かプレーする選手がいますね(フランスリーグ多めな印象)。

ただこんなに海外、ヨーロッパでプレーする日本人選手が増えたことに対して、石川祐希が与えた影響はとても大きいと感じています。やはり彼がバレーボール選手が海外ないしヨーロッパでプレーすることを当たり前にしてくれたし、イタリアやポーランドリーグを日本代表とは違う選手として目指すべき場所にしてくれたと思います。

石川祐希はやはり偉大。そういう意味でも彼は日本の宝です。

あとやはりリベロの選手が多いですね。個人的にも日本のリベロはかなりレベルが高いと思うので、Vリーグでスタメンで出られなくても海外のトップクラブで活躍できる可能性は十分にあります。

これからも世界のトップチームでプレーする日本人選手がどんどん増えてくるといいですね!

写真:Liga Pallavolo Serie A

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