観戦・取材日記

ワールドカップバレー2019男子大会

2019年10月20日

こんなに見ていて楽しい、ワクワクしたワールドカップ バレーは初めてだった。

従来であればランキング上位の海外勢同士の試合は見応えあるけど日本戦は…、という感じだったのだが、今回はなんのその、強いではないか日本!カッコいいではないか日本!と大変興奮させていただいた。初戦のイタリアを、ザイツェフ、ユアントレーナなどの主力を欠いているとはいえストレートで完勝すると、ポーランド、アメリカには敗れたものの福岡ラウンドを3勝2敗で折り返し、その後ロシア、イランという強豪もそれぞれ3-1で撃破。そして圧巻はブラジル戦。1-3で敗れはしたものの、第3セットを除き常に手に汗握る展開が続いた。ほとんどベストメンバーのブラジル相手に、あれだけ「普通に」試合している姿が見られるとは思っていなかった。最終カナダ戦の西田くんのサービスエース祭りなんて凄すぎて空いた口がふさがらなかった。とにかく最高にカッコいい男子バレー日本代表の姿がそこにはあった。

サーブの強化、そしてミドルブロッカーの成長が今回の躍進の大きな要因であることは間違いないだろう。特に個人的にはミドルの成長がとても嬉しかった。小野寺のしつこいリードブロック、高橋の高いクイック。たまらんかった。大会前までは東京オリンピックなんてどうせ予選敗退だろ、パリオリンピックがんばろなんて思っていたが、ベスト8、あわよくばベスト4?!今後の更なる成長次第ではそんな夢も見させてくれるようなチームになっていた。

がんばれニッポン。

写真:FIVB

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