コラム

男子OQT、注目チームを勝手にプレビュー③イラン

2016年5月26日

イラン(FIVBランク 8位)

2011年以降、1軍で臨んだアジア大会はすべて優勝し、名実ともにアジアナンバーワンのチーム、イラン。
昨年のワールドカップではあまり調子が振るわず、日本よりも低い8位に。(ただし日本との直接対決には勝利)
しかし、今回の最終予選から名将ロサノ新監督を招聘し、直前の交流試合でもフランスとポーランドを相手に互角の戦いをするなど、OQTに向けて調子を上げてきている。

好セッター・マルーフを中心に、ブロックに的を絞らせない多彩な攻撃を仕掛ける。
イランの選手たちはとても感情表現が豊かで、フランスと同じく応援したくなるような楽しいチームだ。
オーストラリアに敗れた4年前の雪辱を果たし、ぜひともオリンピック初出場を決めてほしい。
もちろん日本チームも一緒に。

予想スタメン

注目選手

#6 セイエドモハンマド・ムーサビ=エラーギー(سید محمد موسوی عراقی‎‎)

1987年8月22日生(28歳)
身長: 203cm
最高到達点: 362cm
ポジション: ミドルブロッカー
所属クラブ: Sarmayeh Bank Tehran(イラン)

ロシアのムセルスキーやブラジルのルーカスのように、試合の主役になれるミドルブロッカー。
クイックの決定率がとても高く、ややネットから離れた位置から、いわゆる「ファーストテンポ」の、高く力強いスパイクを放つ。
また守備では、鋭い洞察力と素早い動きで、ブロックを量産する。
少々喧嘩っ早いところが玉にきずであるが、今大会でも大活躍してくれることは間違いない。

#5 ファルハド・ガエミ(فرهاد قائمی)

1989年8月28日生(26歳)
身長: 197cm
最高到達点: 355cm
ポジション: ウィングスパイカー
所属クラブ: Paykan Tehran(イラン)

日本では珍しい、左利きのウィングスパイカー。
彼の特徴は、なんといってもサーブ、というよりサーブ時の独特の「構え」。
僕はこの「構え」が大好きである笑。
一時期はこのサーブでエースを量産していたが、最近はやや停滞気味。
「構え」からのビッグサーブの復活に期待である。

イランは選手だけでなく、サポーターもとても熱い。
「イーラン!イーラン!」

写真:FIVB

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