東京五輪メンバー12名に対する思いを語る①【セッター編】

ちょっと時間が空いてしまいましたが、VNL2021の第5週が始まる直前に唐突に東京五輪内定選手12名が発表されました。アメリカ代表やフランス代表も日本に先駆けてオリンピックメンバーを発表していましたが、まさか日本も大会期間中に発表してくるとはまさに寝耳に水でございました。

選手は以下の通りです。

1,清水邦広(OP) パナソニックパンサーズ
2,小野寺太志(MB) JT広島
3.藤井直伸(S) 東レアローズ
6,山内晶大(MB) パナソニックパンサーズ
11.西田有志(OP) ジェイテクトSTINGS
12.関田誠大(S) 堺ブレイザーズ
14.石川祐希(OH・主将)ミラノ
15.李博(MB) 東レアローズ
17.高梨健太(OH) ウルフドッグス名古屋
19.大塚達宣(OH/OP) 早稲田大学在学中
20.山本智大(L) 堺ブレイザーズ
21.高橋藍(OH) 日体大在学中

では早速ポジション別に12名についてコメントしていきます。まずはセッターから。

#3 藤井直伸

Vリーグ2016/17シーズンに東レを優勝に導いたセッターとして2017年に日本代表初選出。阿部裕太、近藤茂、王金剛など東レ出身のセッターは代表ではパッとしないイメージでしたが(笑)、藤井はそれを見事に覆して代表に定着しました。クイックやパイプといった真ん中からの攻撃の使い方がうまく、離れた位置からでもミドルを積極的に使ってきます(たまに積極的過ぎて読まれてしまうことも(笑))。やっぱりVNLで見ていても、李との「東レコンビ」は本当に気持ちいいです!また近年はハイブリッドサーブを打つようになって、サーブ力も上がってきていますね。セッターは相手がS1ローテのときにサーブを打つ機会が多いので、セッターのサーブが強いチームはとても有利です。あと喜びの表現も声も大きいので代表のムードメーカー的な役割も果たしているように見えます。僕がリアルタイムで見てきた日本人男子のセッターの中では1番好きな選手です。

個人的な意見ですが、出来田や伏見など中学・高校時代から将来を有望視された選手をはじめVリーガーの人数が多い、ある意味黄金世代だった1991年組の中で東京オリンピックに残ったのが当時ほぼ無名だった藤井だけというのはなんだか感慨深いものがあります。この世代はもちろんセッターも有望選手が多く、その中で世代別の日本代表に選ばれていたのは久保山(ジェイテクト)や前田(WD名古屋)で、大学時代には新(パナソニック)の評価も高かったです。実際、4年時の全日本インカレの選手投票によるベストセッターランキングにおいて、藤井は5位以内に入っていませんでした。当時の藤井が所属していた順天堂大学はよくツーセッター(時にはスリーセッター)を採用していたので、藤井のようなセッター専門の選手はそこまで出場機会が多くなく、4年生でやっと試合に出始めた感じだったと思います。だから正直その年の東レの内定選手に載っている名前を見て「誰?」と思ってしまっていました(笑)。藤井選手ごめんなさい。でもそうして掴んだチャンスでVリーグに行き、東レのセッター不足もあって1年目から出場機会を得て、努力でそのレギュラーの座を離さず、3年目でリーグ優勝し、それがちょうど日本代表の世代交代と重なって代表初招集となり、現在に至ります。大学に入ってからも、Vリーグに行ってからも、めっちゃ努力したんでしょうね。その結果気づけば世代ナンバーワンどころか日本代表正セッターですからね。有明での強気なトスさばきに期待してます!

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