近年の主な成績
FIVB世界ランキング4位(21.05.30現在)
東京オリンピック 参加予定
2019
ワールドカップ 6位
VNL 優勝
ヨーロッパ選手権 5位
2018
世界選手権 6位
VNL 優勝
登録メンバー
アウトサイドヒッター(5)
#1 ヤロスワフ・ポドレスニク 26/ 198/ 341
#5 アントン・セミシェフ 23/ 201/ 350
#7 ドミトリー・ヴォルコフ 26/ 201/ 340
10 デニス・ボグダン 24/ 200/ 350
18 イゴール・クリウカ 25/ 209/ 360
ミドルブロッカー(4)
#2 イリア・ヴラゾフ 25/ 212/ 360
#4 アルテム・ヴォルヴィッチ 31/ 212/ 352
13 ドミトリー・ムセルスキー 32/ 218/ 367
20 イリヤス・クルカエフ 27/ 207/ 355
オポジット(2)
15 ヴィクトル・ポレタエフ 25/ 197/ 360
17 マキシム・ミハイロフ 32/ 202/ 345
セッター(2)
10 パベウ・パンコフ 25/ 198/ 345
24 イゴール・コブザル(C) 30/ 198/ 337
リベロ(2)
#6 エフゲニー・バランコフ 25/ 180/ 300
27 ヴァレンティン・ゴルベフ 29/ 190/ 310
平均年齢:27.0歳
平均身長(リベロ除く):204.1cm
平均最高到達点/ 350.9cm
ヘッドコーチ トーマス・サムエルボ(フィンランド)
主なスタメン
OH2 18クリウカ
OH5 1ポドレスニク
MB3 2ヴラゾフ
MB6 4ヴォルヴィッチ
OP 17ミハイロフ
S 24コブザル
L 27ゴルベフ
総評
現在大会2連覇中のロシア。今年も高さとパワーのダイナミックなバレーを武器に大会制覇を目指しています。
アウトサイドは、クリウカとポドレスニク。クリウカは、リオ以降のロシアを支えるチームの中心的な若手アウトサイド。209㎝とアウトサイドの選手としてはかなり大型だがレセプション能力も高く、攻守のバランスに優れた選手です。ひげ面からか貫禄がありますが、世代的には石川と同じでまだ若いです。対角のポドレスニクは昨シーズン、所属していたモスクワのロシアリーグ制覇にスタメンとして大きく貢献。このふたりはロシアリーグ決勝でもネットを挟んで戦いました。また控えにはVNL2年連続ベスト6に選ばれたヴォルコフも控えています。
ミドルブロッカーは、ヴラゾフとヴォルヴィッチ。ヴラゾフは、まだまだ粗さが残るも高いクイックが抜群の決定力を誇るポテンシャル抜群のミドル。ヴォルヴィッチはいかにもロシア人な顔が特徴的のベテランミドルで、こちらはどちらかというとブロック力が魅力。この2人はどちらも212㎝と高さ抜群ですが、ベンチには日本でもおなじみのムセルスキー218㎝が控えています。サントリーではオポジットでプレーし、代表の登録時にもオポジット登録でしたが、今大会はミドル登録でしたね。もうひとりのミドルのクルカエフが一番小さいのですが、彼でも207㎝。ああ、おそロシア。
オポジットはおなじみロシアの大砲ミハイロフ。オリンピックも北京から3大会出場していてベテラン感漂いますが、まだまだバリバリです。パリくらいまではいけそう。彼とは一度写真を撮ってもらったことがあるのですが、いい人オーラがあふれていました。ミハイロフの陰に隠れていますが、オポジットは控えのポレタエフもすごいです。197㎝とロシア人としては大きくないですが、抜群のジャンプ力からキレッキレのスパイクを放ちます。西田とポレタエフの打ち合いもいつかは見てみたいですね。
セッターはキャプテンも務めるコブザル。長年続いていたグランキン・ブティコ体制を継ぐセッターですね。ゼニトカザンにいるときはまだプレーに粗さが見られましたが、クズバスに移籍してから安定感が増した気がします。控えのパンコフはオリンピック金メダリストを母に持つサラブレッド。昨シーズンリーグ制覇したディナモモスクワで正セッターとして活躍しました。
リベロは、ゼニトカザンで名リベロ・ベルボフの跡を継いでプレーするゴルベフ。すっかり代表正リベロに定着。控えは若手のバランコフ。
そして指揮を執るのは、「コッピ」の愛称でおなじみ、日本の豊田合成(現WD名古屋)でもプレーしたことのある、フィンランド人監督サムエルボです。
2年前のワールドカップで日本はロシアに勝利しましたが、はっきり言ってあのときのロシアはほぼBチームでした。しかし今大会はメンバーから見てかなり本気で来ているので、日本が勝つのは大変厳しいです。勝利があるとすればサーブ。サーブでいかに相手を崩して相手にプレッシャーを与えることができるかがキーとなるでしょう。このロシアと互角に渡り合うことができて初めて将来のメダルが見えてきます。
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