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垂水優芽、初スタメンでMVP!!

2月2日に行われたイタリアスーパーレガの試合で、チステルナ所属の垂水優芽が今シーズン初めてスタメン出場を果たした。試合はチステルナがモデナに3-2(25-22, 13-25, 25-22, 23-25, 15-12)に勝利。また垂水は試合のMVPに選ばれた。

第1セットはモデナに多くミスが出た一方、チステルナがOH垂水やOPフォールのスパイクで得点を重ねてチステルナが奪取。第2セットはこのセットだけで計7本のエースを含むモデナのサーブの猛攻に合い、一方的な展開となるが、第3セットはOHラモンのスパイクやMBネデリコヴィッチのブロックでチステルナが取り返す。

第4セットもOHラモン、OH垂水、MBマッゾーネらの活躍で終盤までチステルナリードだったが、そこからチステルナのミスが続いて流れをモデナに奪われ逆転でこのセットを落とす。

第5セット序盤もモデナの勢いが止まらす、OHダヴィスキバのスパイクやサービスエースでリードを奪う。しかしチステルナがOHラモンのスパイクやOH垂水のブロックで終盤に逆転してリードすると、最後はOH垂水のサーブから直接返ってきたボールをOHラモンがスパイクで得点に変えて試合を決めた。

詳しいスタッツ↓
https://www.legavolley.it/match/38309

垂水は前回の試合での活躍が評価されての初のスタメン起用。

垂水はチーム3位の13得点(うちサーブ1、ブロック3)、アタック効果率41%と活躍。サーブレシーブでは5失点と苦しんだが、スパイク、ブロック、サーブで勝利に貢献した。試合後の英語インタビューでも「スパイクとブロックはよかったが、サーブとレセプションがよくなかった」とコメントしていた(英語も頑張ってる感が伝わった)。

試合のMVPにも選ばれたが、正直この試合に関してはMVPは最多19得点のOHラモンか12得点4ブロックのMBネデリコヴィッチだったのではないかと思う。前回の試合で正式にはMVPではなかったこと、この日の試合に日系の会社がスポンサーについていた(?)という事情もその背景にあったかもしれない。

それでも日本でなかなか出場機会に恵まれなかった選手が、世界最高峰イタリアスーパーレガでスタメン出場して堂々たる活躍をしたことは本当にすばらしい。日本代表じゃなくても日本のアウトサイドヒッターはすごいんだと垂水がイタリアで証明してくれているようだ。

現在リーグ7位のチステルナはこのまま8位以上をキープできればプレーオフに進出できる。しかしまだまだ油断はできない。このまま垂水がスタメンに定着し、レギュラーシーズン残り5試合でひとつでも多くの試合に勝ち星がつくことを願っている。

個人的にはミラノ大塚との洛南対決が今度こそ実現しそうで楽しみである。

Photo: cisternavolley.it

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