現地時間12月22日(日)、イタリアスーパーレガ後半2節で大塚達宣所属のミラノはチヴィタノーヴァと対戦。
第1セット、チヴィタノーヴァがOPラグンジアのサービスエースなどで序盤から1-6とリードする。その後もOPラグンジアやOHボットロらのスパイクやブロックで得点を重ねてミラノに逆転のチャンスを与えず、18-25で危なげなくチヴィタノーヴァがセットを先取。
第2セットはミラノがOPレゲルスのスパイクなどで得点を重ねて中盤まで競った展開となる。しかし再びOPラグンジアのサーブからミラノにアタック失点が続いて9-13とチヴィタノーヴァが抜け出すと、その後もOPラグンジアを中心に得点を重ねて20-25でセットを連取。
第3セット、後がなくなったミラノはOH大塚をスタートから投入。ミラノは序盤からOPレゲルスのスパイクやサービスエースで得点するも、チヴィタノーヴァがOHレプキーのスパイクやサービスエースを中心に得点を重ねて16-20とリードを保って試合を進める。そこからSポッロのサービスエースなどでミラノが連続得点を決めて22-21と一度逆転するも、そこからチヴィタノーヴァが連続でブロックを決めて22-24と再逆転。最後はMBポドラスチャニンのアタックが決まり23-25でこのセットを取ったチヴィタノーヴァが0-3で勝利した。
大塚は上述のとおり第3セットスタートからの出場となったが、この日はサーブレシーブに精彩を欠いて途中でOHカジ―スキと交代させられてしまった。
この日のミラノはサイドからのアタックがOPレゲルスしか決まらず、サーブレシーブもあまり安定せずという典型的な負けパターンのミラノ。大塚にはこういうときこそ攻守で活躍してチームを立て直せる選手になってほしいが、この日はそうはなれなかった。途中出場で結果を出すというのもやはりそう簡単ではない。そういう意味で今季途中出場で多くの結果を残している石川はやはり凄いと思う。
ミラノはコッパイタリア準々決勝でも今回と同じチヴィタノーヴァとの対戦が待っている。当日にどういう戦いを見せてくれるか見ものである。
チヴィタノーヴァはブラジルで行われた世界クラブ選手権から帰ってきた後一発目の試合で、疲労もあったと思うが素晴らしい試合を見せた。ただ世界クラブ選手権では3位決定戦でイランのシールジャーンに敗れ4位となってしまい、この結果はとても悔しかったであろうからイタリアリーグではまた一段と気合が入り直したように見える。
あとやっぱり今季のチヴィタノーヴァはボットロの活躍がよい。ちなみにこのOHボットロとOHレプキーの対角というのは髙橋藍1年目のパドヴァのOH対角なのでそれもなかなかエモい。
チヴィタノーヴァはコッパイタリア準々決勝で3年連続で敗退しているので、今年の準々決勝突破にかける思いは並々ならぬものがあるだろう。
しかし試合終了後は各々仲の良い対戦相手の選手に近づいて話をしていてなんかほっこりした。
ミラノ-チヴィタノーヴァ
0-3(19-25, 30-32, 24-26)
ミラノ
スタメン:OHルアティ(3)、MBシュニッツァー(4)、OPレゲルス(17)、OHカジ―スキ(5)、MBカネスキ(5)、Sポッロ(3)、Lカターニャ
途中出場:MBラリッツァ(1)、Sゾンタ、OPバロット、OHガルディーニ(1)、OH大塚(1)
チヴィタノーヴァ
スタメン:Sボニファンテ(4)、OHボットロ(9)、MBガルジウロ(6)、OPラグムジア(13)、OHレプキー(14)、MBポドラスチャニン(7)、Lバラゾ
途中出場:Sオルドゥナ、Lビソット、OHポリヤ
MVP:OHエリック・レプキー
14得点(うちサーブ2、ブロック1)、アタック効果率47.36%
OH大塚達宣
1得点、アタック効果率0%
詳しい試合のスタッツはこちら↓
https://www.legavolley.it/match/38278
次戦
イタリアリーグ
後半3節
12月26日(木) 26:00~ vsトレント
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コッパイタリア
準々決勝
12月29日(日)26:00~ vsチヴィタノーヴァ
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欧州チャンピオンズリーグ
グループ第5戦
1月16日(木) 28:30〜 vsルーセラーレ(ベルギー)
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Photo: legavolley.it