現地時間12月1日(日)イタリアスーパーレガ前半第10節、石川祐希所属のペルージャはモンツァと対戦。
1セット目は満員の4000人超の応援に後押しを受けたモンツァがOHロアースを中心に得点を重ねてデュースの大接戦を制す。しかし2, 3セット目にOHロアースとSクレリング（カショパ）がそれぞれ負傷退場し、その影響もあってかペルージャがこれらのセットを続けて取る。第4セットは出だしから途中出場のMBディマルティーノのアタックやブロックが決まってモンツァが先行するも、こちらも途中出場のOH石川がブロックとスパイクで流れを変えてペルージャが逆転に成功。最後もOH石川がサービスエースを決めて3-1でペルージャが勝利した。
石川は4セット目だけでアタック5得点（効果率83.33%）、ブロック1本、サービスエース1本の計7得点の大活躍でペルージャに流れを一気に引き寄せた。セッターのジャネッリもかなり信頼して石川にトスを託しているように見えた。
この試合で3試合続けてのベンチスタートとなったが、試合後に「（コンディションは）問題ない」と本人が語ってくれていたように、プレーを見てもむしろ調子は良さそうであった。ただポジションを争うセメニウクとプロトニツキーもなかなか調子を落としてくれないのが難しいところ。今後どうアピールしていけるかがスタメン出場への鍵となるだろう。
決め切るこの試合のMVPはセッターのジャネッリ。12得点。本当にあなたはセッターなの？（笑）。この日はサーブ、ブロック、ツーアタックに加えてバックアタックでも得点。フランス代表セッターのブリザールも先日のイタリアリーグの試合でバックアタックを決めていたので、バックアタックを決め切るセッターが今のトレンドなのかもしれない（笑）。
この日のモンツァは全勝のペルージャを食う勢いを持っていただけに立て続けに負傷者が出てしまったことが非常に悔やまれる。モンツァはすでにOHユアントレーナとMBモスカが怪我でベンチアウトしている状況なので、この日負傷した2人も長期の離脱を余儀なくされることとなればかなりやばい。
その他この試合はペルージャのMBルッソも負傷退場した。彼も大事に至っていないことを願う。怪我は絶対ダメ。
ペルージャ - モンツァ
3-1(25-27, 25-15, 25-17, 25-20)
ペルージャ
スタメン：OPベンタラ（15）、OHセメニウク（9）、MBロセル（8）、Sジャネッリ（12）、OHプロトニツキー（15）、MBルッソ（5）、Lコラチ
途中出場：OPエレーラ（1）、OH石川（7）
モンツァ
スタメン：MBベレッタ（）、Sクレリング（1）、OHザイツェフ（12）、MBエイヴリル（5）、OPシュワーツ（13）、OHロアース（8）、Lガッジーニ
途中出場：OHリー、OHマルッティラ（8）、OPラワニ、Sマンチーニ、MBディマルティーノ（5）
MVP：Sシモーネ・ジャネッリ
12得点（うちサーブ2、ブロック4）、アタック効果率67％
OH石川祐希
途中出場 7得点（うちサーブ1、ブロック1）、アタック効果率71.43%
詳しい試合のスタッツはこちら↓
https://www.legavolley.it/match/38260
次戦
欧州チャンピオンズリーグ
12月4日(水) 24:00~ vs ハルクバンク・アンカラ（トルコ）
配信：Eurovolley TV (https://www.eurovolley.tv/)
Photo: legavolley.it
