現地時間10月13日(日)、イタリアスーパーレガ前半第3節で垂水優芽所属のチステルナはピアチェンツァと対戦し1-3(22-25, 25-19, 20-25, 23-25)で敗れました。
1セット目はOHマー(カナダ)とOPロマノ(イタリア)を中心に得点を重ねたピアチェンツァが危なげなく取りますが、続く2セット目はチステルナがOHラモン(スペイン)のスパイクやMBマッゾーネ(イタリア)のブロックなどでリードを奪って取り返します。しかし再びOHマーが高い決定率でスパイクを決め続けて3セット目をピアチェンツァが取ると、4セット目もOHマーのサービスエースから終盤で逆転したピアチェンツァがそのまま取り切って勝ち切りました。
チステルナのOH垂水は3セット目終盤にサーブからコートに入り、その後バックアタックを決めてイタリアリーグ初得点を挙げました。
チステルナは4セットで13本のブロック得点を奪いながら勝利できなかったのは痛かった。特に4セット目は取れたセットだったと思いますが、あと1本が足りませんでした。OPフォール(フランス)が不調のなか、OHラモンとOHバイラム(トルコ)がよく決めてくれていましたが、一方でチーム全体でアタックミスがやや多くなってしまいチャンスを逃してしまいました。もったいなかった。OHバイラムはこの試合スーパーディグを複数本見せたりもしていたので今後ともそのまま頑張ってほしい。
垂水はリーグ初得点を挙げることができましたが、前回に続いて相手に大きくリードされているセット終盤での起用となったので、もっと流れを変えられるような場面で起用されるようになればと思います。
勝ったピアチェンツァも決して状態は良くなかったと思いますが、経験豊富なベテランが多いチームなのでそんな中でもうまく戦っていました。4セット目のマッチポイントの場面でMBシモン(キューバ)のクイックできっちり締めてきたのは流石でした。マッチポイントでクイックを選択できるセッターと決め切るミドルは正義です。
ちなみにこの試合のピアチェンツァのSブリザールのアタック決定率は100%(4/4)でした笑。
チステルナ
スタメン:OHバイラム(13)、MBマッゾーネ(10)、OPフォール(9)、OHラモン(18)、MBネデリコヴィッチ(8)、Sバラノヴィッチ(1)、Lパーチェ
途中出場:OPツェルヴィンスキ(5)、OH垂水(1)
ピアチェンツァ
スタメン:OHコバチェビッチ(18)、MBシモン(6)、OPロマノ(14)、OHマー(16)、MBガラッシ(5)、Sブリザール(4)、Lスカンフェルラ
途中出場:OPボボレンタ(2)、OHアンドリンガ
MVP:Sアントワーヌ・ブリザール
4得点、チームアタック効果率30.70%
OH垂水
途中出場 1得点、アタック効果率100%
詳しい試合のスタッツはこちら↓
https://www.legavolley.it/match/38219
次戦:10月20日(日) 25:00~ vsペルージャ
配信:VBTV, FOD(ペルージャ戦のみ)
Photo: legavolley.it