試合レポート

ISHIKAWA on FIRE!!! フランス代表にフルセット逆転勝利!【バレーボールネーションズリーグ男子】

バレーボールネーションズリーグ2024男子大会第3週フィリピンラウンド、日本代表は現地時間6月22日(土)にフランスと対戦し3-2(17-25, 19-25, 25-16, 25-23, 15-10)で勝利した。

スターティングメンバー

日本

OH:大塚(5)、石川(33)
MB:山内(6)、健太郎(6)
OP:西田(2)
S:関田
L:山本

途中出場:OP宮浦(19)、OH甲斐(1)、S深津、MB小野寺、L小川

フランス

OH:クレヴノ(15)、ルアティ(11)
MB:ルゴフ(10)、セディック(7)
OP:パトリィ(21)
S:トニウッティ
L:グレベンニコフ

途中出場:Sブリザール(2)、OPフォール(2)、OHカール(2)、OHティリ(1)、MBジュフロイ(1)

※ポジション:OH=アウトサイドヒッター、MB=ミドルブロッカー、OP=オポジット、S=セッター、L=リベロ

※()は得点

TOSHIKI’S MVP

OH石川祐希

33得点(うちサーブ1、ブロック1)、アタック効果率44%

世界のISHIKAWAの実力を見せた。

一方的な展開で2セット連取された後の第3セット。出だしから5本連続で相手コートにスパイクを叩き込んでチームを勢いづけると、その後もスパイクを打ちまくって両チーム最多33得点を叩き出して勝利に大きく貢献した。

八方塞がりな展開から気迫のプレーでここまでチームを引っ張り上げることができるのは、やはり流石が石川祐希という他ない。凄すぎた。

特に第5セットのフェイクセットをすると見せかけてのツーアタックは反則級にイカしていた。

セッターの関田も3セット目から石川にボールを集めたが、なんというかボールが彼に引っ張られているようにも見えた。石川はこのような、ここぞという場面でボールを集める見えない引力のようなものを持っている選手だと思う。

ミラノでもセッターのポッロが石川に引っ張られる場面を何度も見た。

特に第5セットのフェイクセットをすると見せかけてのツーアタックは反則級にイカしていた。

ユウキ・イシカワ、あなたがナンバーワンだ。

試合解説

前日のオランダ戦の記事にてフランス戦は長くなりそうと書いたがやはり本当にそうなった。

しかしまさかこんな第逆転劇が待っているとは思わなかった。

1、2セット目は本当に一方的な展開だった。アタック、サーブ、ブロック、レシーブ、ミスの少なさとほとんど全ての要素においてフランスが上回っていた。

特にフランスはサーブ&ブロックが非常によく機能していて、効果的なサーブと堅い守りからOPパトリィら強力なアタッカー陣が高い決定率でアタックを決め、日本は17-25, 19-25と危なげなく2セット連取された。

しかし3セット目は出だしからOH石川の上述のような鬼気迫るプレーで連続得点を決めて一気に抜け出すと、不調のOP西田に代わりコートに立ったOP宮浦も決定率が上がり始める。

またサーブが走り出したことで日本のブロックも機能し、このセットだけで3本のブロックポイント。さらに終盤にMB山内のダメ押しのサービスエースも出て25-16と大差で日本がこのセットを取る。

4セット目はフランスが息を吹き返し、OPパトリィとOHクレヴノが高い決定力でアタックを決めていくが、日本もOH石川とOP宮浦が引き続き好調。

その4選手が打ち合う形となり、3点以上差が開かない競った展開のまま終盤まで進む。

しかし日本がOP宮浦のスパイクで24-23と先にセットポイントを握ると、最後はOHクレヴノに痛恨のアタックミスが出て25-23とギリギリでセットを取り切ってデュースに持ち込む(MB山内ナイスサーブ)。

5セット目も出だしは点の取り合いとなったが、3-3の場面でOH石川がフェイクセットと見せかけたキレキレのバックアタックを決めると、さらにOH石川のサーブで事実上のサービスエース1本と文句なしのサービスエース1本を決めて日本が6-3と抜け出す。

その後はOP宮浦とOH石川のスパイクでサイドアウトを重ね、最後はOH石川が決め切って15-10で5セット目を取り切って3-2で大逆転勝利を収めた。

素晴らしい勝利、そしてすごく大きな勝利。

日本が(ほぼ)フルメンバーのフランスに勝ったのは、今のフランスが強くなった2010年代以降で初めてのことだと思う。ここまで苦手としていたであろうフランスに対してオリンピック本番前に勝てたことはチームにとって大きな自信につながったはずだ。

また個人的にはOP宮浦の活躍が嬉しかった。

ここまでOP西田の調子が良すぎる一方、OP宮浦は2枚替えで出てもあまりインパクトを残せていなかった。そして今日の活躍である。OH石川が先頭でチームを引っ張ったことは間違いないが、OP宮浦の活躍がなければ勝利までは辿り着けなかった。

S関田が試合後に語っていたように、OH石川とOP宮浦にトスが集まって、彼の持ち味であるミドルの攻撃をうまく使えなかったのはやや残念ではあったが、こういう勝ち方もできるとわかったことはS関田にとってもいい経験になったのではないかと思う。

パリ五輪本番での組み合わせを有利にするために世界ランク5位以上をキープしたい日本。次のアメリカ戦も厳しい戦いになると思うが、去年のパリ五輪予選のリベンジと行こうではないか。

詳しい試合のスタッツはこちら

ハイライト動画

順位表(6/22終了時点)

VNL順位

1. スロベニア 10勝 26P ★
2. ポーランド 9勝 26P ★
3. イタリア 8勝 24P ★
4. カナダ 8勝 23P ★
5. 日本 8勝 22P ★
6. フランス 7勝 21P ★
7. ブラジル 6勝 20P
8. アルゼンチン 6勝 18P

9. キューバ 5勝 17P
10. セルビア 5勝 16P
11. アメリカ 5勝 15P
12. ドイツ 4勝 12P
13. オランダ 3勝 11P
14. ブルガリア 3勝 8P
15. イラン 2勝 6P
16. トルコ 1勝 5P

※上位7チームと開催国(ポーランド)がファイナルラウンド(6/27~30)に進出

★…ファイナルラウンド進出確定

次戦情報

vs アメリカ

6月23日(日)20:00~(日本時間)

テレビ放送

BS-TBS(LIVE、19:30~)

TBSネーションズリーグ特設サイト(テレビ放送予定などを確認できます):https://www.tbs.co.jp/volley-nationsleague/

ネット配信(LIVE)

①VBTV(英語、有料): https://www.volleyballworld.tv/home

②U-NEXT(日本語、有料)

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Photo: FIVB

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