試合レポート

髙橋藍の元チームメイト3人を擁すカナダに2-3で惜敗、ブロックに屈する【バレーボールネーションズリーグ男子】

バレーボールネーションズリーグ2024男子大会第3週フィリピンラウンド、日本代表は現地時間6月18日(火)にカナダと対戦し2-3(21-25, 25-20, 15-25, 25-20, 10-15)で敗れた。

スターティングメンバー

日本

OH:藍(13)、石川(19)
MB:小野寺(3)、山内(7)
OP:西田(19)
S:関田(2)
L:山本

途中出場:MB健太郎(4)、OP宮浦(1)、S深津、OH甲斐

カナダ

OH:マー(24)、レプキー(15)
MB:エシェンコ(8)、デミヤネンコ(8)
OP:シュワーツ(15)
S:ヘア(3)
L:ルイ

途中出場:OHホーグ(3)、MBマッカーシー(2)、OHホファー(1)

※ポジション:OH=アウトサイドヒッター、MB=ミドルブロッカー、OP=オポジット、S=セッター、L=リベロ

※()は得点

TOSHIKI’S MVP

OHステファン・マー

24得点(うちサーブ2)、アタック効果率49%

重戦車マー隊長。モンツァで頼もしかった男は敵になるとこうも手強かった。

両チーム最多24得点をマーク。レフト、パイプ攻撃、ハイボールとお構いなしに得点を決めまくった。またラガーマンのような屈強な見た目とは裏腹にアタックの引き出しも多く、ブロックアウトやプッシュで日本のブロックに吸い込ませるなどして日本のディフェンスを翻弄した。

サーブレシーブでは日本の集中砲火を浴びて5失点したが、その失点を補って有り余る大車輪の活躍であった。

試合解説

世界ランクが試合前の時点で9つ下(日本が3位、カナダは12位)の相手に対し悔しい敗戦となった。

ただカナダはOH藍とモンツァでチームメイトだった3兄弟(OHマー、OPシュワーツ、OHレプキー)をはじめ、名将サムエルボ監督(旧豊田合成でプレー経験あり)就任以来ここ数年で着実に力をつけてきたチームなので、個人的にはそれほど予想外の結果ではなかった。

試合全体としてはカナダのブロックが機能して日本のアタック効果率を下げられたほか、カナダはサーブでも日本にプレッシャーをかけ続け、かつOHマーとOHレプキーが攻撃面で常に安定していたことが勝因となった。

逆に日本はカナダのブロックに苦しみ、試合前半はOH石川、後半はOH藍がその餌食となった。サーブレシーブではターゲットとなったOH石川がかなり苦しみ、サーブでもセットを取れた2、4セット目こそよかったが試合を通して一定のプレッシャーをかけ続けることはできなかった。

個人としてはOP西田が19得点、エース2本、アタック効果率45%と素晴らしい活躍を見せてくれたが、チームを勝利に導くには彼だけの力では足りなかった。

それでも今年の西田のパフォーマンスは本当にすばらしい。試合の状況に限らず高いレベルのパフォーマンスを安定して発揮していて、今年の日本代表の安心材料をなっている。去年のスランプがまるで嘘のようだ。頼もしすぎる。

個人的にOH石川、もしくはOH藍をOH大塚と交代させてもよかったのではないかと思ったが、結果的にこの試合でOH大塚がコートに立つことは一度もなかった。ただこの辺りはパリ五輪までを見据えてコート上で修正させる経験を積ませる意図があったのかもしれない。

第5セットも中盤までは競っていて日本が取れるチャンスもあったが、やはり最後もカナダのブロックにやられた。特にMBデミヤネンコがすごかった。執念のリードブロックで遅れて跳びついてシャットアウトを決めた。やっぱりリードブロックは最後に笑うブロック。

今回は悔しい敗戦となってしまったが、またこれを糧にして強い個人、そして強いチームになってくれることを期待する。

ただこれで日本はVNLファイナルラウンドへの進出が若干怪しくなった。

次戦のオランダにはおそらく勝てる、というか絶対に勝たなければいけないが、その後のフランスとアメリカ戦は厳しい戦いとなるだろう。

個人的にファイナルラウンドは現地ポーランドまで乗り込む予定なので、なんとか進出できるように頑張ってもらいたい。

詳しい試合のスタッツはこちら

ハイライト動画

順位表(6/18終了時点)

VNL順位

1. スロベニア 8勝 21P ★
2. イタリア 7勝 21P
3. ブラジル 6勝 19P
4. ポーランド 6勝 18P
5. フランス 6勝 17P
6. 日本 6勝 17P
7. カナダ 5勝 15P

8. キューバ 4勝 12P
9. アルゼンチン 4勝 12P
10. セルビア 3勝 10P
11. ドイツ 3勝 9P
12. アメリカ 3勝 9P
13. オランダ 3勝 9P
14. ブルガリア 3勝 8P
15. トルコ 1勝 5P
16. イラン 0勝 2P

※上位7チームと開催国(ポーランド)がファイナルラウンド(6/27~30)に進出

★…ファイナルラウンド進出確定

世界ランキング

1. ポーランド 410.36 ☆
2. イタリア 369.30 ★
3. ブラジル 344.13 ☆
4. スロベニア 343.23 ★
5. アメリカ 338.77 ☆
6. 日本 338.08 ☆
7. フランス 322.56 ☆
8. アルゼンチン 294.17
9. カナダ 254.54 ☆
10. セルビア 251.55
11. キューバ 250.64
12. ドイツ 244.45 ☆
13. オランダ 216.07 

20 エジプト 164.05 ★(アフリカ最上位)

※VNL予選ラウンド終了時点でアフリカ最上位と既にパリ五輪出場権のある国を除く上位4か国がパリ五輪出場権を獲得する

☆…開催国および五輪予選で出場権を獲得した国

★…VNL予選ラウンド終了後のパリ五輪出場確定

次戦情報

vs オランダ

6月21日(金)20:00~(日本時間)

テレビ放送

BS-TBS(LIVE、19:30~)

TBSネーションズリーグ特設サイト(テレビ放送予定などを確認できます):https://www.tbs.co.jp/volley-nationsleague/

ネット配信(LIVE)

①VBTV(英語、有料): https://www.volleyballworld.tv/home

②U-NEXT(日本語、有料)

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Photo: FIVB

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