バレーボールネーションズリーグ2024女子大会第2週マカオラウンド、日本代表は現地時間6月1日(土)にドミニカ共和国と対戦し3-1(25-20, 23-25, 26-24, 25-23)で勝利した。
スターティングメンバー
日本
OH:古賀(19)、井上
MB:山田(10)、荒木(5)
OP:林(15)
S:岩崎(5)
L:小島、福留
途中出場:OH石川(15)、OP和田(7)、MB渡邊、S松井、MB宮部、OP黒後
ドミニカ共和国
OH:ギジェン(16)、イサベル(16)
MB:ゴンザレス(3)、マルティネス(6)
OP:ゴンザレス(25)
S:マルテ
L:ロドリゲス
途中出場:MBエヴェ(5)、MBアリアス、Sロドリゲス、OPタピア
※ポジション:OH=アウトサイドヒッター、MB=ミドルブロッカー、OP=オポジット、S=セッター、L=リベロ
※()は得点
TOSHIKI’S MVP
OP林琴奈
15得点(うちサーブ2、ブロック1)、アタック効果率33%
チーム2位タイの15得点。第1セットこそアタックで苦しんだが、第2セット以降は高いアタック効果率を維持。また得意のサーブレシーブとディグに加え、ブロック(得点1、タッチ4)とサーブ(エース2)でも存在感を示した。
第4セットの逆転劇でも彼女のサービスエースが一躍買った。
試合解説
最後まで諦めない日本を見せた試合。
第1セットはS岩崎やMB山田のサーブを筆頭に相手を崩し、切り返しでOH古賀を中心を得点を重ねてリードを保ったまま先取。
しかし第2セットはドミニカの2人のアウトサイドヒッターの決定力の高いアタックに苦しみ中盤以降リードを許す展開に。終盤17-23と6点差の場面からOH古賀のスパイクなどで23-24と1点差まで迫ったが、あと1点が出ず23-25で落とす。
第3セットは逆にMB山田のスパイクなどで中盤に抜け出し20-15と一時5点リードしたが、そこからドミニカのサーブやOHイザベルのスパイクなどで23-23と同点に追い付かれてしまう。しかし最後はOP林とOH古賀が続けてスパイクを決めて26-24としてこのセットを取る。
第4セットは日本のOH石川とOH古賀のスパイクが決まらない一方ドミニカのOPゴンザレスのスパイクが止まらず、ドミニカが5-13と最大8点のリードを奪う。その後も9-16とドミニカの大きなリードで試合が進む。
しかしMB山田のブロックやOH林のサービスエースなどで日本がじわじわとブレイクを重ねて17-19と2点差まで迫る。その後またOPゴンザレスのスパイクなどで18-22と点差を広げられるが、そこからS岩崎のツーアタックや相手のアタックミスで22-22と同点に追いつくと、OH石川のスパイクと相手のアタックミスで24-23と日本がセットポイントを握る。
そして最後はS岩崎の好サーブからOH石川がOPゴンザレスをブロックで仕留めて25-23でこのセットを日本が大逆転でつかみ取り3-1で勝利した。
ドミニカは最後自分たちのミスに泣いた。それまではアタックミスはそれほど多くはなかったが、こうした大事な場面でミスを出してしまうのはやはりメンタル面が大きいだろう。
逆に日本は第4セットで一度点差が離されても非常に集中できていたし、セッターをS岩崎に戻したことでうまく切り替えることができたと思う。
これでVNL予選ラウンドも残すは北九州での4試合のみ。
キム・ヨンギョンの代表引退後に急激に弱体化している韓国との試合も残っているので、このままいけば最終日を待たずにパリ五輪出場を決めることができるだろう。
詳しい試合のスタッツはこちら
ハイライト動画
次戦情報
vs 韓国
6月12日(水)19:20~(日本時間)
テレビ放送
地上波TBS系列(生放送19:00~)
TBSネーションズリーグ特設サイト(テレビ放送予定などを確認できます):https://www.tbs.co.jp/volley-nationsleague/
ネット配信(LIVE)
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Photo: FIVB