バレーボールネーションズリーグ2024女子大会第2週マカオラウンド、日本代表は現地時間5月28日(火)にブラジルと対戦し2-3(26-24, 24-26, 25-19, 20-25, 11-15)で敗れた。
スターティングメンバー
日本
OH:古賀(29)、石川(22)
MB:山田(1)、荒木(6)
OP:林(16)
S:岩崎(2)
L:小島、福留
途中出場:MB宮部(6)、OP黒後(2)、S関
ブラジル
OH:ガビ(24)、アナクリスティーナ(14)
MB:ダイアナ(2)、キャロル(13)
OP:ロザマリア(19)
S:ロベルタ(2)
L:ニエメ
途中出場:MBタイーザ(11)、OPキシー(2)、OHベルグマン(2)、Sマクリス
※ポジション:OH=アウトサイドヒッター、MB=ミドルブロッカー、OP=オポジット、S=セッター、L=リベロ
※()は得点
TOSHIKI’S MVP
OHガビ・ギマラエス
24得点(うちサーブ3)、アタック効果率37%
苦しい場面で前衛後衛関係なくキレのあるスパイクを日本コートに叩き込んで得点を量産したポイントゲッター。またキャプテンとしてチームを鼓舞する姿も印象的であった。
実は身長180cmと外国人選手の中では小柄だが、抜群の跳躍力でMB宮部の上からスパイクを叩くシーンもあった。
個人的に女子選手の中では美しくパワフルなスパイクフォームとその闘志むき出しの表情が群を抜いてかっこいい。惚れる。
試合解説
接戦の末の悔しい敗戦となった。
勝てた試合だったと思う。第2セットが非常に惜しかった。20-24から怒涛の4連続得点で24-24と同点まで追いついたが、あと1点が出なかった。ここを取れていれば日本が3-0で勝つこともできただろう。
試合序盤はOH古賀、OH石川、OP林のサイドアタッカー陣のスパイクがよく決まっていたし、ブラジルの攻撃に対しては特にレフト側からの攻撃の決定力をブロック&ディフェンスで抑えることができていた。
第3セットはOHガビのレフトからの決定率が上がったものの、日本もMB宮部が入ったことでクイックの本数が増え、かつそれに比例して日本のサイド攻撃の決定力も上がったことでセットを取ることができた。
しかし第4セット以降は日本のサーブが上手く機能せず、また第3セット途中から入ったMBタイーザがブロックとスパイクで日本に立ちはだかり一気に流れをブラジルに引き寄せた。
そして第5セットもそのままの流れで終始ブラジルリードのまま進み、3-2でブラジルの勝利となった。
第5セットのOP黒後とS関の投入は個人的に疑問が残る。意図がよくわからなかった。
OP黒後は後衛でライトからのバックアタックも準備していたが結局S関はOH古賀にしか上げられなかったし、そのトスもいいものではなかった。
OP和田を第4セットに途中で試すとかできなかったのか。なんだかとてももったいない。
ポーランド戦に続いて選手どうこうというか、試合の中で相手に対応できなかったベンチの責任が大きく映った試合だった。
次のフランス戦は3-0で勝たなければいけない相手だろう。さらに言えば、今後大切な試合で力を発揮できるようになるという意味でも、ここまで試合に出られていないメンバー中心で戦って勝てるとよい。
もっとワクワクするような可能性を示してほしい。
詳しい試合のスタッツはこちら
ハイライト動画
実況配信動画
次戦情報
vs フランス
5月30日(木)17:00~(日本時間)
テレビ放送
BS-TBS(録画、30日(木)19:30~)
TBSネーションズリーグ特設サイト(テレビ放送予定などを確認できます):https://www.tbs.co.jp/volley-nationsleague/
ネット配信(LIVE)
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Photo: FIVB